想いを誓い合う日
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「っと、そろそろ時間だね。行こうか」
「うん」
シンが差し出した手を取って瑞貴は立ち上がった。チャペルにいる夫になる人と仲間の元へ――。
☆☆☆☆☆
ギイイィィ――……。
チャペルの扉が開きシンと瑞貴の姿が現れると反応は様々だった。ウットリするように溜息を吐く者、普段なかなか見ない美しさに感激する者、感動のあまり涙を流す者などいる。式が始まる前は新郎である円堂に八つ当たりしていた者ですら感動していた。
祭壇の近くに立つ円堂も最初は顔に出るほどガチガチに緊張していたが、瑞貴の姿を見た途端に落ち着いた。いや、落ち着いたというより見惚れていた。
(綺麗だ……)
他にもいろいろな言葉は思い浮かぶだろうが、ひと言で言い表すならそれしかなかった。この女性がこれから自分と永遠の愛を誓い合うと思うと胸が温かくなる。
円堂は目の前に辿り着いたシンと礼をして瑞貴の手を取り、微笑み合うと自分の腕と組んで一緒に祭壇へと進んだ。そして神父の前で神に誓う。
「新郎・円堂守。そなたは井上瑞貴を妻とし、健やかなるときも病めるときも、富めるときも貧しきときも、死が二人を分かつまで愛し合うと誓いますか?」
「誓います」
「新婦・井上瑞貴。そなたは円堂守を夫とし、健やかなるときも病めるときも、富めるときも貧しきときも、死が二人を分かつまで愛し合うと誓いますか?」
「誓います」
「では、そなたらが夫婦であることを認め、祝福しよう。指輪の交換をし、誓いのキスを」
司式者が持ってきた結婚指輪を二人はお互いの左手の薬指に嵌め、円堂がヴェールをそっと上げると瑞貴と微笑み合う。そして誓いのキスを交わした。
神だけじゃなく心から祝福してくれる身内や仲間(まだあきらめていない者もいる)の中、二人は幸せそうに笑い合った。
「瑞貴、俺はまだまだ男としてもサッカープレーヤーとしても未熟だが――絶対に幸せにしてやるからな!」
「違うよ、守」
「えっ?」
「夫婦の幸せは『どちらかの一方が送る』じゃなくて『二人で幸せになる』ものだよ。だから――守、一緒に幸せになろうね!」
「瑞貴……!」
こんなときまでも自分よりカッコいいことを言ってくれる彼女に円堂は苦笑した。きっと何年経っても敵うことはないだろう。
それでは悔しいので、その場でお姫様抱っこしてもう一度キスすると、恥ずかしがる花嫁と共に、我慢していた一部の参列者が立ち上がって大騒ぎになるのは、また別の話。
あとがき→
「うん」
シンが差し出した手を取って瑞貴は立ち上がった。チャペルにいる夫になる人と仲間の元へ――。
☆☆☆☆☆
ギイイィィ――……。
チャペルの扉が開きシンと瑞貴の姿が現れると反応は様々だった。ウットリするように溜息を吐く者、普段なかなか見ない美しさに感激する者、感動のあまり涙を流す者などいる。式が始まる前は新郎である円堂に八つ当たりしていた者ですら感動していた。
祭壇の近くに立つ円堂も最初は顔に出るほどガチガチに緊張していたが、瑞貴の姿を見た途端に落ち着いた。いや、落ち着いたというより見惚れていた。
(綺麗だ……)
他にもいろいろな言葉は思い浮かぶだろうが、ひと言で言い表すならそれしかなかった。この女性がこれから自分と永遠の愛を誓い合うと思うと胸が温かくなる。
円堂は目の前に辿り着いたシンと礼をして瑞貴の手を取り、微笑み合うと自分の腕と組んで一緒に祭壇へと進んだ。そして神父の前で神に誓う。
「新郎・円堂守。そなたは井上瑞貴を妻とし、健やかなるときも病めるときも、富めるときも貧しきときも、死が二人を分かつまで愛し合うと誓いますか?」
「誓います」
「新婦・井上瑞貴。そなたは円堂守を夫とし、健やかなるときも病めるときも、富めるときも貧しきときも、死が二人を分かつまで愛し合うと誓いますか?」
「誓います」
「では、そなたらが夫婦であることを認め、祝福しよう。指輪の交換をし、誓いのキスを」
司式者が持ってきた結婚指輪を二人はお互いの左手の薬指に嵌め、円堂がヴェールをそっと上げると瑞貴と微笑み合う。そして誓いのキスを交わした。
神だけじゃなく心から祝福してくれる身内や仲間(まだあきらめていない者もいる)の中、二人は幸せそうに笑い合った。
「瑞貴、俺はまだまだ男としてもサッカープレーヤーとしても未熟だが――絶対に幸せにしてやるからな!」
「違うよ、守」
「えっ?」
「夫婦の幸せは『どちらかの一方が送る』じゃなくて『二人で幸せになる』ものだよ。だから――守、一緒に幸せになろうね!」
「瑞貴……!」
こんなときまでも自分よりカッコいいことを言ってくれる彼女に円堂は苦笑した。きっと何年経っても敵うことはないだろう。
それでは悔しいので、その場でお姫様抱っこしてもう一度キスすると、恥ずかしがる花嫁と共に、我慢していた一部の参列者が立ち上がって大騒ぎになるのは、また別の話。
あとがき→