失ったカケラ
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「ホントよかった~!」
「瑞貴ざんがげんぎで…俺…嬉じいでず~~!」
「全く、心配だったんだぞ」
「瑞貴~!」
「よかったです!」
〈わーん! 瑞貴~!〉
「心配かけて本当にごめんね。ありがとう」
「ほら、あんたも早く入りなさいよ!」
ルカが一向に病室へ入らないマーベラスを呼びかける。だが、まだ気にして動けないでいるので、ルカは痺れを切らして腕を引っ張る。
「お、おい!」
「ったく、グダグダしないでシャンとしなさい!」
ドンッ!
「ってえ!」
ルカのおかげで無理矢理マーベラスは瑞貴の前に出てきた。そして久しぶりに顔を合わせるが……瑞貴の表情に違和感を感じたジョーが声をかける。
「どうした?」
「えーと……すみませんが、誰ですか?」
「なっ!?」
「「「「「〈えぇっ!?〉」」」」」
瑞貴はマーベラスにそう告げた。なんと瑞貴はマーベラスのことを全く覚えていないのだ。
――それから担当医に連絡して検査してもらった。瑞貴の病室にルカとアイムとナビィを残し、マーベラスたちは診察室で結果を聞いている。
「頭に異常がないところ、心因性の部分健忘。つまり、部分的な記憶喪失ということです」
「記憶喪失……!?」
結果の内容にマーベラスを始め全員が驚いた。――強く思っていた部分に不可がかかると一時的に記憶との繋がりを遮断されるらしい。もちろん、時間が経てば戻るケースもあるが……。
「いつ思い出すのかは個人差があるので……」
「じゃあなんでマーベラスさんのことだけ忘れちゃったんですか!?」
「鎧、落ち着け」
医者につかみかかりそうな勢いの鎧をジョーが止めた。対して黙って話の続きを聞く体制でいるマーベラスに、医者は尋ねる。
「失礼ですが、あなたと彼女のご関係は?」
「……恋人だ。あいつは俺をかばって撃たれた」
「なら、よほどあなたが大切なのですね。あなたを助けたい一心で撃たれたのでしょう。直前まで考えていたり、思っていたものを忘れてしまうという事例はよくあるんです」
「俺を助けたい一心で……」
直前までケンカしていたにもかかわらず、自分のことを想っていた瑞貴の気持ちがわかり、マーベラスは強く拳を握る。
そんなマーベラスの様子を見たハカセは医者に尋ねる。
「あの、このことを本人に話してもいいんですか……?」
「負担をかけない程度にお願いします。途中で混乱が起きないよう、少しずつ……」
瑞貴は検査も兼ねて入院をすることが決まり、診察室を出ると重い空気が漂っていた。
「ワリィ。俺、帰るな」
「ちょっとマーベラスさん! 瑞貴さんに会わないんですか!?」
「会ってどうする。瑞貴は俺のことなんて忘れてんだからな」
止める鎧を余所にマーベラスはその場から去って行った。もちろん、ジョーやハカセだけじゃなく鎧もマーベラスの気持ちはわかってるつもりだ。しかし、その傷はとても大きかった。
……病室に戻って瑞貴の相手をハカセと鎧に交代したルカとアイムとナビィは、病室の外でジョーに結果を聞いた。アイムは涙ぐみ、ルカはアイムを抱きしめながら悲しみを抑え、ナビィはオロオロしている。
医者に言われた通り負担をかけないように瑞貴にマーベラスとの関係を話したが……やはり覚えていなかった。
「瑞貴ざんがげんぎで…俺…嬉じいでず~~!」
「全く、心配だったんだぞ」
「瑞貴~!」
「よかったです!」
〈わーん! 瑞貴~!〉
「心配かけて本当にごめんね。ありがとう」
「ほら、あんたも早く入りなさいよ!」
ルカが一向に病室へ入らないマーベラスを呼びかける。だが、まだ気にして動けないでいるので、ルカは痺れを切らして腕を引っ張る。
「お、おい!」
「ったく、グダグダしないでシャンとしなさい!」
ドンッ!
「ってえ!」
ルカのおかげで無理矢理マーベラスは瑞貴の前に出てきた。そして久しぶりに顔を合わせるが……瑞貴の表情に違和感を感じたジョーが声をかける。
「どうした?」
「えーと……すみませんが、誰ですか?」
「なっ!?」
「「「「「〈えぇっ!?〉」」」」」
瑞貴はマーベラスにそう告げた。なんと瑞貴はマーベラスのことを全く覚えていないのだ。
――それから担当医に連絡して検査してもらった。瑞貴の病室にルカとアイムとナビィを残し、マーベラスたちは診察室で結果を聞いている。
「頭に異常がないところ、心因性の部分健忘。つまり、部分的な記憶喪失ということです」
「記憶喪失……!?」
結果の内容にマーベラスを始め全員が驚いた。――強く思っていた部分に不可がかかると一時的に記憶との繋がりを遮断されるらしい。もちろん、時間が経てば戻るケースもあるが……。
「いつ思い出すのかは個人差があるので……」
「じゃあなんでマーベラスさんのことだけ忘れちゃったんですか!?」
「鎧、落ち着け」
医者につかみかかりそうな勢いの鎧をジョーが止めた。対して黙って話の続きを聞く体制でいるマーベラスに、医者は尋ねる。
「失礼ですが、あなたと彼女のご関係は?」
「……恋人だ。あいつは俺をかばって撃たれた」
「なら、よほどあなたが大切なのですね。あなたを助けたい一心で撃たれたのでしょう。直前まで考えていたり、思っていたものを忘れてしまうという事例はよくあるんです」
「俺を助けたい一心で……」
直前までケンカしていたにもかかわらず、自分のことを想っていた瑞貴の気持ちがわかり、マーベラスは強く拳を握る。
そんなマーベラスの様子を見たハカセは医者に尋ねる。
「あの、このことを本人に話してもいいんですか……?」
「負担をかけない程度にお願いします。途中で混乱が起きないよう、少しずつ……」
瑞貴は検査も兼ねて入院をすることが決まり、診察室を出ると重い空気が漂っていた。
「ワリィ。俺、帰るな」
「ちょっとマーベラスさん! 瑞貴さんに会わないんですか!?」
「会ってどうする。瑞貴は俺のことなんて忘れてんだからな」
止める鎧を余所にマーベラスはその場から去って行った。もちろん、ジョーやハカセだけじゃなく鎧もマーベラスの気持ちはわかってるつもりだ。しかし、その傷はとても大きかった。
……病室に戻って瑞貴の相手をハカセと鎧に交代したルカとアイムとナビィは、病室の外でジョーに結果を聞いた。アイムは涙ぐみ、ルカはアイムを抱きしめながら悲しみを抑え、ナビィはオロオロしている。
医者に言われた通り負担をかけないように瑞貴にマーベラスとの関係を話したが……やはり覚えていなかった。