海賊の世界へ出発進行!
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「「ウホッ! ウホッ! ウホッ! ウホッ! ウキキー!」」
〈ウキッ? ウキッ、ウキー?〉
なんと初めてサリーが興味を持ってくれました。こちらに振り向き、立ち上がって近づいてくれます! ライトもハカセさんもスゴいです!
「まあ! おサルさんが!」
「やりましたね!」
〈ウキー〉
「「ウキッ」」
〈ウキー……ウキッ! ウキキー!〉
分かり合えた、と思ったらバナナの皮をライトとハカセさんの顔に投げつけました。しかもそのあと部屋を出て行ってしまったのです。
「あっ、ちょっと!」
「あ~~待ってよ!」
ツルッ。
「「わあ!」」
落ちたバナナの皮にお二人は滑って転んでしまいました。手が使えないので私はお二人のそばにしゃがんで声をかけるしかできません。
「ライト、ハカセさん、大丈夫ですか?」
「バカバカしい」
「いや、あのサルをよく追い払った」
「「えっ?」」
ルカさんが一蹴したあとジョーさんがそう言ったので、私とアイムさんは不思議に思うと床のそばの壁にある通気口を示しました。しかも大人が這いつくばっても問題ない大きさなのです! これなら脱出できます!
ジョーさんを先頭に、アイムさん、ライト、私、ルカさん、ハカセさんの順で入りますが、縛られているので思うように進めません。
「瑞貴……うぅ……がんばって!」
「はい……つぅ……」
「思った以上に…っつ……キツい!」
「おわっ! ルカ、足!」
ついに出口を見つけたのでジョーさんがフタを蹴って開けてくれました。どうやらそこは倉庫みたいです。床まで少し段差がありましたが……。
「アイム、大丈夫か?」
「はい。ありがとうございます」
「瑞貴も無事?」
「大丈夫です」
「ちょっと、ハカセ! どいて!」
「うぅ……」
ジョーさんがアイムさんを、ライトが私を自らクッションになって受け止めてくれましたが、最後に出たハカセさんがルカさんを下敷きにしてしまいました。
先に立ち上がったジョーさんとライトが扉を開けると……。
「ハーイお疲れちゃん!」
〈ウキー!〉
なんと扉の前でバスコとサリーが待ち伏せて銃を突き付けました。
ジョーさんは強く床を足踏みし、ライトは肩を落とし、私とアイムさんは寄り添い、ハカセさんはルカさんの膝に倒れました。今までのことが水の泡となって力が抜けてしまいました……。
――それから私たちは牢屋に逆戻りです。通気口はテープと『KEEP OUT!』というメモまで張られているので、もう開かないでしょう。
「いや~お前ら、結構がんばったな。楽しませてもらったわ」
〈ウキー! ウキッウキッ!〉
嘲笑うバスコに壁を叩きながら爆笑するサリー。ジョーさんはアイムさんのそばに寄り添い、ライトは私のそばにに寄り添って、全員バスコを睨み付けます。
♪バラッバッバー、バラッバッバー♪
「キタキタキタキタ――ッ!」
低音の着メロが鳴るとバスコは携帯を取り出しました。きっと相手はマーベラスさんでしょう。
「もしもし、マベちゃん?」
《今から言う場所に、あんたの望むモノを持っていく。あんたは、俺の仲間と俺たちを助けた奴らを連れて来い》
わざと音量を高くしているのか、会話は私たちにも聞こえています。ですが、まさかマーベラスさんが私たちまで助けるなんて……ライトも驚いたのか私に顔を向けました。でも――逆に言えば、マーベラスさんの夢を失ってしまいます。
「まいどあり~」
そう言ってバスコは通信を切って携帯を閉じました。
「だってさ。よかったな~」
〈ウキッ、ウキキー!〉
バスコとサリーは部屋を去って行きましたが、残ったのは罪悪感と悔しさが入り混じった重い空気です。
「何かを得るためには、何かを捨てなければならない……」
「……ハァ」
「マーベラスが、僕らのために夢を……」
「それだけじゃなく、俺たちまで……」
「助けるつもりが、逆に助けられるなんて……」
「うおおっ!」
ドンッ!
アイムさんがバスコの口癖を呟き、ルカさんが溜息を吐き、ハカセさんが悲しそうに言うと、ライトと私は顔をうつむけ、ジョーさんは壁に頭をぶつけました。
仲間のみなさんが一番悔しい思いをしているのは間違いありません。それを踏みにじって嘲笑うバスコを、私は心底許せませんでした。
☆☆☆☆☆
船から降りた指定場所にはバスコとサリーと私たち、その向かいには宝箱を持っている赤い服の方がいます。
連れ去られたときはよく見えませんでしたが、あの方がマーベラスさん……私たちにはいないタイプですが、ジョーさんたちが信頼するのも納得する雰囲気があります。
「マーベラス……」
〈ウキッ!〉
ハカセさんが一歩近づこうとしたらサリーに遮られました。
「そんな顔すんな。そこにいるお前らも、巻き込んで悪かったな」
「とんでもありません!」
「そうだよ! あれは俺らが好きでやったことだから!」
勝手に戦いに入った私たちにまで、マーベラスさんは声をかけてくれました。
「ご苦労さん。じゃあ、とりあえずその宝箱の中、見せてよ」
罠のためにカラッポじゃないか確かめているようです。マーベラスさんは黙って宝箱のフタを開けると、カラフルな人形のような鍵が入ってました。あれがジョーさんたちの言っていたレンジャーキーですね。
〈ウキッ? ウキッ、ウキー?〉
なんと初めてサリーが興味を持ってくれました。こちらに振り向き、立ち上がって近づいてくれます! ライトもハカセさんもスゴいです!
「まあ! おサルさんが!」
「やりましたね!」
〈ウキー〉
「「ウキッ」」
〈ウキー……ウキッ! ウキキー!〉
分かり合えた、と思ったらバナナの皮をライトとハカセさんの顔に投げつけました。しかもそのあと部屋を出て行ってしまったのです。
「あっ、ちょっと!」
「あ~~待ってよ!」
ツルッ。
「「わあ!」」
落ちたバナナの皮にお二人は滑って転んでしまいました。手が使えないので私はお二人のそばにしゃがんで声をかけるしかできません。
「ライト、ハカセさん、大丈夫ですか?」
「バカバカしい」
「いや、あのサルをよく追い払った」
「「えっ?」」
ルカさんが一蹴したあとジョーさんがそう言ったので、私とアイムさんは不思議に思うと床のそばの壁にある通気口を示しました。しかも大人が這いつくばっても問題ない大きさなのです! これなら脱出できます!
ジョーさんを先頭に、アイムさん、ライト、私、ルカさん、ハカセさんの順で入りますが、縛られているので思うように進めません。
「瑞貴……うぅ……がんばって!」
「はい……つぅ……」
「思った以上に…っつ……キツい!」
「おわっ! ルカ、足!」
ついに出口を見つけたのでジョーさんがフタを蹴って開けてくれました。どうやらそこは倉庫みたいです。床まで少し段差がありましたが……。
「アイム、大丈夫か?」
「はい。ありがとうございます」
「瑞貴も無事?」
「大丈夫です」
「ちょっと、ハカセ! どいて!」
「うぅ……」
ジョーさんがアイムさんを、ライトが私を自らクッションになって受け止めてくれましたが、最後に出たハカセさんがルカさんを下敷きにしてしまいました。
先に立ち上がったジョーさんとライトが扉を開けると……。
「ハーイお疲れちゃん!」
〈ウキー!〉
なんと扉の前でバスコとサリーが待ち伏せて銃を突き付けました。
ジョーさんは強く床を足踏みし、ライトは肩を落とし、私とアイムさんは寄り添い、ハカセさんはルカさんの膝に倒れました。今までのことが水の泡となって力が抜けてしまいました……。
――それから私たちは牢屋に逆戻りです。通気口はテープと『KEEP OUT!』というメモまで張られているので、もう開かないでしょう。
「いや~お前ら、結構がんばったな。楽しませてもらったわ」
〈ウキー! ウキッウキッ!〉
嘲笑うバスコに壁を叩きながら爆笑するサリー。ジョーさんはアイムさんのそばに寄り添い、ライトは私のそばにに寄り添って、全員バスコを睨み付けます。
♪バラッバッバー、バラッバッバー♪
「キタキタキタキタ――ッ!」
低音の着メロが鳴るとバスコは携帯を取り出しました。きっと相手はマーベラスさんでしょう。
「もしもし、マベちゃん?」
《今から言う場所に、あんたの望むモノを持っていく。あんたは、俺の仲間と俺たちを助けた奴らを連れて来い》
わざと音量を高くしているのか、会話は私たちにも聞こえています。ですが、まさかマーベラスさんが私たちまで助けるなんて……ライトも驚いたのか私に顔を向けました。でも――逆に言えば、マーベラスさんの夢を失ってしまいます。
「まいどあり~」
そう言ってバスコは通信を切って携帯を閉じました。
「だってさ。よかったな~」
〈ウキッ、ウキキー!〉
バスコとサリーは部屋を去って行きましたが、残ったのは罪悪感と悔しさが入り混じった重い空気です。
「何かを得るためには、何かを捨てなければならない……」
「……ハァ」
「マーベラスが、僕らのために夢を……」
「それだけじゃなく、俺たちまで……」
「助けるつもりが、逆に助けられるなんて……」
「うおおっ!」
ドンッ!
アイムさんがバスコの口癖を呟き、ルカさんが溜息を吐き、ハカセさんが悲しそうに言うと、ライトと私は顔をうつむけ、ジョーさんは壁に頭をぶつけました。
仲間のみなさんが一番悔しい思いをしているのは間違いありません。それを踏みにじって嘲笑うバスコを、私は心底許せませんでした。
☆☆☆☆☆
船から降りた指定場所にはバスコとサリーと私たち、その向かいには宝箱を持っている赤い服の方がいます。
連れ去られたときはよく見えませんでしたが、あの方がマーベラスさん……私たちにはいないタイプですが、ジョーさんたちが信頼するのも納得する雰囲気があります。
「マーベラス……」
〈ウキッ!〉
ハカセさんが一歩近づこうとしたらサリーに遮られました。
「そんな顔すんな。そこにいるお前らも、巻き込んで悪かったな」
「とんでもありません!」
「そうだよ! あれは俺らが好きでやったことだから!」
勝手に戦いに入った私たちにまで、マーベラスさんは声をかけてくれました。
「ご苦労さん。じゃあ、とりあえずその宝箱の中、見せてよ」
罠のためにカラッポじゃないか確かめているようです。マーベラスさんは黙って宝箱のフタを開けると、カラフルな人形のような鍵が入ってました。あれがジョーさんたちの言っていたレンジャーキーですね。