天然コンビと出歯亀隊
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瑞貴と円堂は目的地の遊園地に着き、係員にチケットを渡してフリーパスをもらった。
「最初は何に乗る?」
「う~ん。どれも面白そうで迷うなー」
目をキラキラ輝かせている円堂に瑞貴はクスッと笑う。円堂は何するか決まったらしく、瑞貴の手を取って走り出した。
「円堂ー! 今すぐ瑞貴から離れろ!」
「瑞貴先輩とデートだけじゃ飽きたらず、手まで繋ぐなんて!」
「なんだあいつ! 普段から瑞貴にベッタリなくせに!」
「俺だって瑞貴にくっついていたいよ!」
風丸と春奈と半田と一之瀬は二人を引き剥がそうとするが、ここでバレてはマズいと悟った、豪炎寺と鬼道と松野と土門に止められた。……しかも彼らの苦悩はさらに続く。
――ジェットコースターやメリーゴーランドやコーヒーカップなど、ある程度のアトラクションに乗った瑞貴と円堂は、休憩がてらアイスを食べようと店に行く。
「俺、チョコにしようっと。瑞貴は?」
「じゃあ私はストロベリー!」
二人は注文すると、女性店員はすぐに用意してくれた。
「君たちもしかしてカップル? お似合いだね!」
シンが言っていたカップルサービスなのか、会計は通常より安かった。対してカップルと呼ばれた瑞貴と円堂は頬を朱に染める。
「む、向こうのベンチで食べようぜ」
「そ、そうだね」
ニヤニヤしている店員から逃げるようにベンチに向かい、気を取り直してアイスを食べる。
「おっ。瑞貴のアイスもウマそうだな」
「食べる? 代わりに守のチョコもひと口ちょうだい」
「サンキュー」
円堂は瑞貴のアイスをひと口食べ、瑞貴も円堂のアイスをひと口食べた。
「間接キスだと!?」
「さっき店員にカップルとからかわれて、照れていたのはどこいった!?」
「気にしている素振りなんて微塵もないぞ!?」
「ズルいですキャプテン! 私だって瑞貴先輩と『あーん』とかしたいのに!」
「っていうか、なんであいつらナチュラルにそのまま食ってんだよ!」
「何それダジャレ? 瑞貴が自然の(ナチュラル)プレーヤーと呼ばれてるから?」
「瑞貴も円堂もそういう方面に疎いのが仇になったか……!」
「慣れている様子を見るからに、俺たちがいない間にもやってるんじゃないのか……!?」
風丸と一之瀬と土門は衝撃し、春奈は炎をメラメラ燃やし、半田の台詞を松野がツッコミ、豪炎寺と鬼道は頭や目頭を抑えた。
「最初は何に乗る?」
「う~ん。どれも面白そうで迷うなー」
目をキラキラ輝かせている円堂に瑞貴はクスッと笑う。円堂は何するか決まったらしく、瑞貴の手を取って走り出した。
「円堂ー! 今すぐ瑞貴から離れろ!」
「瑞貴先輩とデートだけじゃ飽きたらず、手まで繋ぐなんて!」
「なんだあいつ! 普段から瑞貴にベッタリなくせに!」
「俺だって瑞貴にくっついていたいよ!」
風丸と春奈と半田と一之瀬は二人を引き剥がそうとするが、ここでバレてはマズいと悟った、豪炎寺と鬼道と松野と土門に止められた。……しかも彼らの苦悩はさらに続く。
――ジェットコースターやメリーゴーランドやコーヒーカップなど、ある程度のアトラクションに乗った瑞貴と円堂は、休憩がてらアイスを食べようと店に行く。
「俺、チョコにしようっと。瑞貴は?」
「じゃあ私はストロベリー!」
二人は注文すると、女性店員はすぐに用意してくれた。
「君たちもしかしてカップル? お似合いだね!」
シンが言っていたカップルサービスなのか、会計は通常より安かった。対してカップルと呼ばれた瑞貴と円堂は頬を朱に染める。
「む、向こうのベンチで食べようぜ」
「そ、そうだね」
ニヤニヤしている店員から逃げるようにベンチに向かい、気を取り直してアイスを食べる。
「おっ。瑞貴のアイスもウマそうだな」
「食べる? 代わりに守のチョコもひと口ちょうだい」
「サンキュー」
円堂は瑞貴のアイスをひと口食べ、瑞貴も円堂のアイスをひと口食べた。
「間接キスだと!?」
「さっき店員にカップルとからかわれて、照れていたのはどこいった!?」
「気にしている素振りなんて微塵もないぞ!?」
「ズルいですキャプテン! 私だって瑞貴先輩と『あーん』とかしたいのに!」
「っていうか、なんであいつらナチュラルにそのまま食ってんだよ!」
「何それダジャレ? 瑞貴が自然の(ナチュラル)プレーヤーと呼ばれてるから?」
「瑞貴も円堂もそういう方面に疎いのが仇になったか……!」
「慣れている様子を見るからに、俺たちがいない間にもやってるんじゃないのか……!?」
風丸と一之瀬と土門は衝撃し、春奈は炎をメラメラ燃やし、半田の台詞を松野がツッコミ、豪炎寺と鬼道は頭や目頭を抑えた。