イナズマイレブンGOVSダンボール戦機W
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「敵って……!?」
「先に自己紹介しておこうか。俺は山野バン」
「大空ヒロです」
「花咲ラン」
バンに続いてヒロとランも自己紹介をしたので、名乗るのが礼儀だと瑞貴は微笑む。
「私は円堂瑞貴だよ」
「あっ、俺は松風天馬。ここにいるみんなは――」
「新生イナズマジャパンでしょ」
「「「「「!」」」」」
「俺たちのこと知ってるんだ!」
「ああ。敵の襲撃ポイントを予測して、警戒していたんだ」
天馬も自己紹介をしようとするとランが遮った。チーム名までわかったということは個人の名前も知っている可能性があるので問うと、バンは厳しい表情で答えた。
「だったら君たちは知ってるの? 世界で何が起こっているのか」
「いえ、まだ……。僕らにもわからないことだらけなんです」
「俺たちも最初は驚いたんだ。いったい、何が起こっているのか……」
「クッ……!」
天馬の問いにヒロとバンの革新を持てない言い方をしたので、剣城は顔をしかめた。それに気づいたのかヒロは必死に現状を説明する。
「でも、今世界は大混乱に陥っているんです。いろんな時空から飛んできたピースがパッチワークのように繋がっているんです!」
「ちょ、ちょっと、どういうことかわからないよ……」
「――お前ら、ちょっと待つデヨ」
次に現れたのはオタクロスを始めとする宇崎や淳一郎やコブラの大人組だった。オタクロスは杖を宙に横に振るとモニターが現れる。
「スゴーい!」
「魔法みたい!」
「たいしたことないデヨ」
信助と茜の素直な称賛にオタクロスは照れるように笑った。
モニターに表示される複数の矢印が横に真っ直ぐ伸びていくが、途中で赤の縦線を超すとグニャグニャと曲がり始める。バンは矢印をいろんな世界に見立てて説明する。
「天馬くんの世界と俺たちの世界は、本来出会うことは決してないはずなんだ。だけど、何故か時空が混乱して繋がってしまった」
「時空が混乱って……!」
「僕らがいるこの森も、どこか別の時間と場所から飛んで来たのかもしれないね」
バンの説明に天馬は驚き、そしてフェイも時空を超える者として理解してきたらしい。その原因に心当たりがある神童はバンたちに尋ねる。
「それは、スタジアムを襲ってきた奴らの仕業なのか?」
「ああ。奴らは俺たちの世界でもいろんな場所を消し去って、そこに違う世界のピースを嵌めている……!」
「とんでもない奴らなんです……!」
「世界を消す? そんなことをして何になるんだ……! 敵の正体はわからないのか?」
「――ホーホッホッホ! つまり敵は世界の組み換えができるほど、凄まじい力を持った者であるということじゃな」
尚も真剣に問う神童に対し突如聞こえた笑い声。いつの間にか現れた老人の正体を瑞貴たちは知っているが、初対面のコブラたちは警戒する。
「あんたは?」
「わしはクロスワード=アルノ博士。時空うんぬんのことが専門分野じゃ」
「アルノ博士、教えてください! 円堂さんたちは……スタジアムの人たちはどこに消えたんですか!?」
「恐らく彼らは、時空のどこかに飛ばされていると考えるが自然じゃろう」
「助けられるんですか?」
「敵の正体をつかんで倒すことができればな」
クロスワード=アルノは現段階で推察される答えを天馬に言うと、いつの間にか前に出た瑞貴に両肩をつかまれる。
「本当ですか!? 守も、みんなも、世界も、元に戻せるんですね!?」
「い、今の所はそれが一番信憑性が高いじゃろう……」
「よかった……!」
円堂たちが生きて、そして世界を元に戻す方法が見つかったので、瑞貴は心底安心したように笑みを浮かべた。
「となれば、やることは一つだな」
「はい。戦いましょう! 消されたみんなを、救うために!」
「俺たちも戦うつもりだ!」
「当然です!」
「よし、みんなでやろう!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
神童や天馬やバンやヒロを始めやる気満々な子供たち。瑞貴を含めた大人たちはにこやかに頷いたのだった。
「さてと、俺たちは――」
「寝床を確保ぜよ!」
「はーい!」
これからやることにバンが確認しようとすると、錦と信助が意気揚々とテーブルや調理器具の準備を始めるのだった。
――来るべき戦いに備えて天馬やバンたちは休息を取ることにした。と言っても、天馬たちはLBXに、バンたちはサッカーに興味津々である。お互いの文化を教え合ったり体験したり。異世界の人々と話すなどあるかないかに等しい。
科学者でもなく時空についての知識もないので、瑞貴はいつも遠くから子供たちの様子を見ていた。今も丸太に座ってヒロにLBXを教えてもらっている天馬と信助を微笑ましそうに見ていると、隣に狩屋が座った。
「瑞貴姉さんは行かないの?」
「マサキくんこそ。本当は天馬たちと同じようにLBXを体験したいんじゃない?」
「お、俺は、別に、そのっ!」
顔を赤くして必死に否定する狩屋だが、バンたちがLBXを操作する度に気にしていたのを瑞貴はしっかり見ていた。しかし素直になれないのが彼なので苦笑する。
「やらずに後悔するより、やって後悔したほうがいいんだよ。そのほうが気持ちの温度差も違うしね。時と場合に寄るけど……今の状況は当て嵌まるんじゃない?」
「――そうだよ。君もやってみたらどうだ?」
瑞貴の言葉に同意するように声をかけたのは、イカロス・ゼロとCCMを差し出すバンである。その隣にはアミとカズヤもいた。
「俺のイカロス・ゼロを貸してあげるよ。だから、君たちのサッカーのことも教えてくれないか?」
「そ、それぐらいいいけどさ」
キッカケを与えればあとはどうにでもなるため、バンと一緒に天馬やヒロたちの元へ向かう狩屋を見て瑞貴は再び微笑んだ。
「あなたは行かないの?」
「えっ?」
瑞貴に尋ねたのはアミだった。カズヤもいるし、てっきりバンと一緒に行ったのかと思った瑞貴は目をパチクリする。
「私は構わないよ。子供は子供同士でいるほうがいいもの」
「子供つったって、お前も子供じゃないか」
「カズくん、残念。私、こう見えても二十四歳なの」
「「ええっ!?」」
てっきり同い年ぐらいだと思ったのだろう。アミとカズヤは盛大に驚いたので、他のみんなも思わず何事かと顔を向けてしまうくらいだ。瑞貴も予想通りの反応だったのでクスクスと笑ってしまう。
「時空の影響のせいで私は十四歳の体になってしまったの。だから子供じゃないんだよ」
「おばさんだったのか……」
「コラッ! カズ、なんてこと言うの!」
「アハハハ……」
アミが止めたが時すでに遅し。自覚しても言葉にして言われると少し悲しくて、瑞貴は軽く涙目になって夕飯の支度をするために立ち上がった。
☆☆☆☆☆
数日経ち、瑞貴はイナズマTMキャラバンの屋根に乗って空を見上げていた。星とオーロラがまるで芸術の世界を生み出しているようである。
「守たちも、同じ空を見ているのかな……?」
ジャージのチャックを少し降ろした瑞貴は指輪を取り出した。どんなに離れても空は繋がっているので、昼夜共に空を見れば寂しさを紛らわすことができた。しかし今回は時空という大規模なことが関係しているため紛らわすどころか不安が募る一方だ。
「――何をしているんですか?」
「!」
下から声をかけられたので顔を向けばジンがこちらを見上げていた。別段驚くこともなく瑞貴は手招きをすると、その意図がわかったのかジンもイナズマTMキャラバンの上に乗って隣に座る。
瑞貴が大人だという真実を知り、LBXチームも瑞貴に対して敬語で使うようにしている。一応目上の人に対する礼儀というものだろう。
「先ほどの質問、答えてくれますか?」
「答えるも何もないけど……強いて言えば傷心中かな。みんなのことが心配だから」
「彼らは無事と安心したのでは?」
「一度はね、でもやっぱり気になるんだ。無事な姿を見るまでは、この不安はなくならないと思う」
指輪を手でいじる瑞貴を見てジンは思わず注目する。まるで愛おしそうに見る瞳は自分たちを見ていた瞳と違うことに気づく。
「ご結婚でもしているのですか?」
「そうだよ」
「えっ!?」
当然のように返したのでジンは若干驚いた。瑞貴の本来の年齢を考えればおかしくないだろうが、今は同い年の姿のせいか考えつかない。その反応に瑞貴はクスッと笑ってジンに言う。
「ジンくん、だったよね」
「はい」
「君と話して少し気分が紛れたよ。世界とみんなを取り戻すという目的は同じ……よろしくね」
「!」
手を差し出してニコッと瑞貴は心からの笑みを浮かべた。ジンは目を見開いたあとつい逸らしてしまったが、改めて瑞貴を見ると手を重ねる。
「よろしく、お願いします……」
それから瑞貴が自身のテントに向かったのを確認すると、ジンもダックシャトル改の陰に入った。
「――ジンくん、どうだった?」
「――あの人、怪しい所はなかった?」
「…………」
ユウヤとジェシカとアスカが待っていたかのようにそこにいた。代表としてユウヤとジェシカが尋ねるもジンはどう言えばいいのか迷った。
「先に自己紹介しておこうか。俺は山野バン」
「大空ヒロです」
「花咲ラン」
バンに続いてヒロとランも自己紹介をしたので、名乗るのが礼儀だと瑞貴は微笑む。
「私は円堂瑞貴だよ」
「あっ、俺は松風天馬。ここにいるみんなは――」
「新生イナズマジャパンでしょ」
「「「「「!」」」」」
「俺たちのこと知ってるんだ!」
「ああ。敵の襲撃ポイントを予測して、警戒していたんだ」
天馬も自己紹介をしようとするとランが遮った。チーム名までわかったということは個人の名前も知っている可能性があるので問うと、バンは厳しい表情で答えた。
「だったら君たちは知ってるの? 世界で何が起こっているのか」
「いえ、まだ……。僕らにもわからないことだらけなんです」
「俺たちも最初は驚いたんだ。いったい、何が起こっているのか……」
「クッ……!」
天馬の問いにヒロとバンの革新を持てない言い方をしたので、剣城は顔をしかめた。それに気づいたのかヒロは必死に現状を説明する。
「でも、今世界は大混乱に陥っているんです。いろんな時空から飛んできたピースがパッチワークのように繋がっているんです!」
「ちょ、ちょっと、どういうことかわからないよ……」
「――お前ら、ちょっと待つデヨ」
次に現れたのはオタクロスを始めとする宇崎や淳一郎やコブラの大人組だった。オタクロスは杖を宙に横に振るとモニターが現れる。
「スゴーい!」
「魔法みたい!」
「たいしたことないデヨ」
信助と茜の素直な称賛にオタクロスは照れるように笑った。
モニターに表示される複数の矢印が横に真っ直ぐ伸びていくが、途中で赤の縦線を超すとグニャグニャと曲がり始める。バンは矢印をいろんな世界に見立てて説明する。
「天馬くんの世界と俺たちの世界は、本来出会うことは決してないはずなんだ。だけど、何故か時空が混乱して繋がってしまった」
「時空が混乱って……!」
「僕らがいるこの森も、どこか別の時間と場所から飛んで来たのかもしれないね」
バンの説明に天馬は驚き、そしてフェイも時空を超える者として理解してきたらしい。その原因に心当たりがある神童はバンたちに尋ねる。
「それは、スタジアムを襲ってきた奴らの仕業なのか?」
「ああ。奴らは俺たちの世界でもいろんな場所を消し去って、そこに違う世界のピースを嵌めている……!」
「とんでもない奴らなんです……!」
「世界を消す? そんなことをして何になるんだ……! 敵の正体はわからないのか?」
「――ホーホッホッホ! つまり敵は世界の組み換えができるほど、凄まじい力を持った者であるということじゃな」
尚も真剣に問う神童に対し突如聞こえた笑い声。いつの間にか現れた老人の正体を瑞貴たちは知っているが、初対面のコブラたちは警戒する。
「あんたは?」
「わしはクロスワード=アルノ博士。時空うんぬんのことが専門分野じゃ」
「アルノ博士、教えてください! 円堂さんたちは……スタジアムの人たちはどこに消えたんですか!?」
「恐らく彼らは、時空のどこかに飛ばされていると考えるが自然じゃろう」
「助けられるんですか?」
「敵の正体をつかんで倒すことができればな」
クロスワード=アルノは現段階で推察される答えを天馬に言うと、いつの間にか前に出た瑞貴に両肩をつかまれる。
「本当ですか!? 守も、みんなも、世界も、元に戻せるんですね!?」
「い、今の所はそれが一番信憑性が高いじゃろう……」
「よかった……!」
円堂たちが生きて、そして世界を元に戻す方法が見つかったので、瑞貴は心底安心したように笑みを浮かべた。
「となれば、やることは一つだな」
「はい。戦いましょう! 消されたみんなを、救うために!」
「俺たちも戦うつもりだ!」
「当然です!」
「よし、みんなでやろう!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
神童や天馬やバンやヒロを始めやる気満々な子供たち。瑞貴を含めた大人たちはにこやかに頷いたのだった。
「さてと、俺たちは――」
「寝床を確保ぜよ!」
「はーい!」
これからやることにバンが確認しようとすると、錦と信助が意気揚々とテーブルや調理器具の準備を始めるのだった。
――来るべき戦いに備えて天馬やバンたちは休息を取ることにした。と言っても、天馬たちはLBXに、バンたちはサッカーに興味津々である。お互いの文化を教え合ったり体験したり。異世界の人々と話すなどあるかないかに等しい。
科学者でもなく時空についての知識もないので、瑞貴はいつも遠くから子供たちの様子を見ていた。今も丸太に座ってヒロにLBXを教えてもらっている天馬と信助を微笑ましそうに見ていると、隣に狩屋が座った。
「瑞貴姉さんは行かないの?」
「マサキくんこそ。本当は天馬たちと同じようにLBXを体験したいんじゃない?」
「お、俺は、別に、そのっ!」
顔を赤くして必死に否定する狩屋だが、バンたちがLBXを操作する度に気にしていたのを瑞貴はしっかり見ていた。しかし素直になれないのが彼なので苦笑する。
「やらずに後悔するより、やって後悔したほうがいいんだよ。そのほうが気持ちの温度差も違うしね。時と場合に寄るけど……今の状況は当て嵌まるんじゃない?」
「――そうだよ。君もやってみたらどうだ?」
瑞貴の言葉に同意するように声をかけたのは、イカロス・ゼロとCCMを差し出すバンである。その隣にはアミとカズヤもいた。
「俺のイカロス・ゼロを貸してあげるよ。だから、君たちのサッカーのことも教えてくれないか?」
「そ、それぐらいいいけどさ」
キッカケを与えればあとはどうにでもなるため、バンと一緒に天馬やヒロたちの元へ向かう狩屋を見て瑞貴は再び微笑んだ。
「あなたは行かないの?」
「えっ?」
瑞貴に尋ねたのはアミだった。カズヤもいるし、てっきりバンと一緒に行ったのかと思った瑞貴は目をパチクリする。
「私は構わないよ。子供は子供同士でいるほうがいいもの」
「子供つったって、お前も子供じゃないか」
「カズくん、残念。私、こう見えても二十四歳なの」
「「ええっ!?」」
てっきり同い年ぐらいだと思ったのだろう。アミとカズヤは盛大に驚いたので、他のみんなも思わず何事かと顔を向けてしまうくらいだ。瑞貴も予想通りの反応だったのでクスクスと笑ってしまう。
「時空の影響のせいで私は十四歳の体になってしまったの。だから子供じゃないんだよ」
「おばさんだったのか……」
「コラッ! カズ、なんてこと言うの!」
「アハハハ……」
アミが止めたが時すでに遅し。自覚しても言葉にして言われると少し悲しくて、瑞貴は軽く涙目になって夕飯の支度をするために立ち上がった。
☆☆☆☆☆
数日経ち、瑞貴はイナズマTMキャラバンの屋根に乗って空を見上げていた。星とオーロラがまるで芸術の世界を生み出しているようである。
「守たちも、同じ空を見ているのかな……?」
ジャージのチャックを少し降ろした瑞貴は指輪を取り出した。どんなに離れても空は繋がっているので、昼夜共に空を見れば寂しさを紛らわすことができた。しかし今回は時空という大規模なことが関係しているため紛らわすどころか不安が募る一方だ。
「――何をしているんですか?」
「!」
下から声をかけられたので顔を向けばジンがこちらを見上げていた。別段驚くこともなく瑞貴は手招きをすると、その意図がわかったのかジンもイナズマTMキャラバンの上に乗って隣に座る。
瑞貴が大人だという真実を知り、LBXチームも瑞貴に対して敬語で使うようにしている。一応目上の人に対する礼儀というものだろう。
「先ほどの質問、答えてくれますか?」
「答えるも何もないけど……強いて言えば傷心中かな。みんなのことが心配だから」
「彼らは無事と安心したのでは?」
「一度はね、でもやっぱり気になるんだ。無事な姿を見るまでは、この不安はなくならないと思う」
指輪を手でいじる瑞貴を見てジンは思わず注目する。まるで愛おしそうに見る瞳は自分たちを見ていた瞳と違うことに気づく。
「ご結婚でもしているのですか?」
「そうだよ」
「えっ!?」
当然のように返したのでジンは若干驚いた。瑞貴の本来の年齢を考えればおかしくないだろうが、今は同い年の姿のせいか考えつかない。その反応に瑞貴はクスッと笑ってジンに言う。
「ジンくん、だったよね」
「はい」
「君と話して少し気分が紛れたよ。世界とみんなを取り戻すという目的は同じ……よろしくね」
「!」
手を差し出してニコッと瑞貴は心からの笑みを浮かべた。ジンは目を見開いたあとつい逸らしてしまったが、改めて瑞貴を見ると手を重ねる。
「よろしく、お願いします……」
それから瑞貴が自身のテントに向かったのを確認すると、ジンもダックシャトル改の陰に入った。
「――ジンくん、どうだった?」
「――あの人、怪しい所はなかった?」
「…………」
ユウヤとジェシカとアスカが待っていたかのようにそこにいた。代表としてユウヤとジェシカが尋ねるもジンはどう言えばいいのか迷った。