イナズマイレブンGOVSダンボール戦機W
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
三つのシュートが電光掲示板に命中すると、その衝撃で爆発が起こり一気にレッドソルとブルーノーグも破壊することができた。
「やった!」
「よっしゃあ!」
「フフッ」
「へへっ」
「うん」
「フフッ」
「うまくいきましたね、ジンさん!」
「ああ。彼らのおかげだ」
「そうだね!」
見事に作戦が成功してバンを始め、カズヤもアミもアスカもユウヤもジェシカも嬉しそうに笑う。ヒロも喜ぶとジンはフィールドにいる天馬たちに顔を向けたのでランも同意した。
「やったな!」
「「「「「…………」」」」」
天馬は嬉しそうに声を上げるが、剣城たちはまだ警戒を解いていない。次に何が来るかわからないからだ。
ズキンッ!
「ウッ……!」
「瑞貴!」
膝を崩しかけた瑞貴を円堂は支えた。今までで一番の頭痛がすると同時に、頭の中でいろんな建物が消えていく。どれも見たことのないモノだが競技場や大会施設が主だった。
それが紫色の光に包まれて消えて、建物だけじゃなく人々も消えていく。そしてその中心にいるのは花のような服を着た一人の少女――その様子を瑞貴は瞳の奥で見えたのを感じた。
(今の…何……?)
そして残った数機のレッドソルとブルーノーグが退避していくのを、ヒロは確認してバンに伝える。
「敵が逃げて行きます」
「よし、作戦完了だ。帰還しよう」
「はい!」
LBXたちがダックシャトル改へと向かう中、イカロス・フォースだけが一度振り向いた。その視線に気づいた天馬も顔を上げると、イカロス・フォースは天馬を一瞥して戻るのだった。
とにかくこれで一安心かと思いきや、スタジアムの屋根で不気味なオーラを放つ一人の少女がいた。それに気づいたのは鬼道だった。
「なんだあれは!?」
「「「「「!?」」」」」
瑞貴たちも顔を上げると同時に何かの光を受けた気がした。そして少女のオーラがどんどん強くなっていく。
「恐怖は人から心の力を奪う……!」
そう言うと同時に紫色の光が解き放たれた。それは少女がいる場所からだんだんとスタジアム全体に広がっていき、吸い込まれるようにゴールなどの設備も消えていく。
その光に呑み込まれる前に子供たちが走って行く中、円堂は彼らに向かって振り向いた。
「天馬! 早く逃げろ!」
「えっ!? 円堂さん……!」
「いいから早く!」
「……はい! みんな、行こう!」
天馬がみんなに声をかけると、次に円堂は光の前に立って化身を出そうとする瑞貴の肩に手を置いた。
「瑞貴、お前もだ」
「でも!」
「ここは俺が引き受ける……あいつらを頼む!」
円堂の強い瞳に瑞貴は逆らえるわけがなかった。そして今やるべきことは、円堂の思いをムダにしないこと、大切な後輩たちを守ることなのだと気づいて頷く。
「わかった!」
「うおおぉぉおおお! 魔神グレイト!」
瑞貴が天馬たちの元へ行ったのを確認した円堂は、自分の化身である魔神グレイトを発動させる。
「グレイト・ザ・ハンド!」
他を圧倒するかのような握力を持つグレイト・ザ・ハンド。しかし円堂一人だけでは抑えることができず、圧されるときだった――。
「円堂!」
「っ、豪炎寺! 鬼道!」
「「「「「うおおぉぉおおお!!」」」」」
「お前ら……!」
円堂の肩にそれぞれ豪炎寺と鬼道が手を置いて支えた。さらにそのうしろに瑞貴以外のイナズマレジェンドジャパンが、前にいる人物の肩や背中に手を置いてV字を作っている。円堂に力を与えるように、支えるように。
「円堂さん!」
「守! みんな!」
「立ち止まるな!」
「「!」」
「天馬! 瑞貴! サッカーは……負けない!」
シュンッ!
「っ!」
「うおおぉぉおおお!」
笑顔でそう言った円堂を見たのが最後だった。イナズマレジェンドジャパンのみんなは消えてしまい、瑞貴は目を見開くと天馬は悔しさと怒りをぶつけるように声を上げたのだ。
しかしそれで安心できるわけもなく、遮るモノがなくなって光が加速し始めた。悲しむより先に瑞貴は天馬たちの安全が最優先だと歯を食いしばって子を上げる。
「とにかくみんな、外に――」
パシュンッ!
「なっ!?」
「「「「「ええっ!?」」」」」
なんと瑞貴の体がいきなり中学生の姿になってしまった。時空を冒険する際と同じ現象が起きて天馬たちも驚くが、今はそれどころじゃなかった。
すると背後でイナズマTMキャラバンが現れた。入口からフェイ=ルーンが大きな声でみんなを呼ぶ。
「みんな! こっちだ!」
「フェイ!」
「行くぞ!」
天馬たちは驚いたがここから脱出するにはイナズマTMキャラバンしかない。剣城を始め全員が乗り込んだのを確認するとクラーク=ワンダバットが発進させた。
上空から見えるのは光に包まれて消えていくホーリーロードスタジアム。さらにその周辺にいた人々まで消えてしまったのを、神童たちは窓から信じられないように見ていた。
「スタジアムが消えていく……!」
「ここだけじゃない……あれを見てみろ!」
剣城が示した先にはホーリーロードスタジアムと同じ光に包まれて建物が消えると、そのあとに森や山などが現れていく。まるでパッチワークのような世界となっていた。
「これは!?」
「どうなってるの!?」
「地面がツギハギだらけ……!」
神童も信助も葵も目の前の状況に思考が混乱していた。
「あれは!」
「スタジアムの上を飛んでた奴だ!」
同じように窓の外を見ていた瑞貴は前方を飛ぶダックシャトル改を発見すると、白竜たちも続いて顔を向ける。
「追いかけよう。スタジアムやみんなが消えたことについて、何か知ってるかもしれない」
「そうだね。この事態の謎を解く手がかりになるかも」
剣城の提案にフェイは賛成する。そしてワンダバの運転でダックシャトル改を追いかけるのだった。
☆☆☆☆☆
追いかける間にジャージに着替えた天馬たち。瑞貴が持っていたイナズマレジェンドジャパンのジャージも、今の瑞貴と同じように中学生のサイズになっている。瑞貴はそれに着替えると、最後にチェーンに結婚指輪を通して首に掛け、ジャージの中に入れてチャックを閉めた。
着替え終えた瑞貴に葵が心配そうに声をかけると、うしろにいる水鳥や茜や黄名子も同じ表情をしていた。
「瑞貴さん、何か体に異変とかありませんか?」
「大丈夫だよ。さっきまで起きた頭痛も不思議と消えている。……もしかしたら、このことを予知していたのかも」
こうしてみると瑞貴は自身がつくづく異端者なのだと感じた。どんなに仲間を手に入れても、どんなに幸せを手に入れても、『異世界人』ということが常に付き纏っている。
十年前からわかっていたことだが、この中学生の姿がまるで罰のように思えてならないのだ。
「みんな、向こうが着陸態勢に入った。僕たちも続くよ」
フェイが声をかけたので全員の意識がダックシャトル改に向いた。相手が着陸した場所は先ほどの現象とは程遠い、美しい湖畔である。周りの山も木々も見たことがない。
イナズマTMキャラバンを降りた瑞貴たちはその光景にしばし見惚れていたが、ダックシャトル改からキャンプ道具を持って降りてきたバンたちに気づいた。お互いの一部の者たちが警戒しているのを瑞貴は感じると、先に発言したのはバンだった。
「さっきはありがとう」
「その声、あの青いロボットの……――こちらこそありがとう」
「「「「「!?」」」」」
イカロス・ゼロから放たれた声と同じと気づいた瑞貴が頭を下げてお礼を言うと、バンたちはもちろん白竜たちも驚いた。それに気づかず瑞貴は頭を上げて続ける。
「あなたたちの作戦のおかげで助かったよ。この子たちに怪我がなくて本当によかった」
瑞貴は言いながら天馬たちを示した。光や円堂たちのことはどうしようもなかったかもしれないが、少なくともLBXによる怪我や火傷がないのは救いであると心から思う。
それを示した瑞貴の次に声を上げたのは神童と天馬だった。彼はバンたちに現状の説明を求める。
「教えてくれないか?」
「いったい、何が起こってるの?」
ヒロと顔を見合わせたバンは言うべきか考えたが、瑞貴たちは被害者でもあるので伝える。
「敵は世界を消そうとしているんだ」
「「「「「ええっ/なっ!?」」」」」
半ば覚悟していただろうが、思っていたよりも大規模な話になっていて天馬たちは驚く。
「やった!」
「よっしゃあ!」
「フフッ」
「へへっ」
「うん」
「フフッ」
「うまくいきましたね、ジンさん!」
「ああ。彼らのおかげだ」
「そうだね!」
見事に作戦が成功してバンを始め、カズヤもアミもアスカもユウヤもジェシカも嬉しそうに笑う。ヒロも喜ぶとジンはフィールドにいる天馬たちに顔を向けたのでランも同意した。
「やったな!」
「「「「「…………」」」」」
天馬は嬉しそうに声を上げるが、剣城たちはまだ警戒を解いていない。次に何が来るかわからないからだ。
ズキンッ!
「ウッ……!」
「瑞貴!」
膝を崩しかけた瑞貴を円堂は支えた。今までで一番の頭痛がすると同時に、頭の中でいろんな建物が消えていく。どれも見たことのないモノだが競技場や大会施設が主だった。
それが紫色の光に包まれて消えて、建物だけじゃなく人々も消えていく。そしてその中心にいるのは花のような服を着た一人の少女――その様子を瑞貴は瞳の奥で見えたのを感じた。
(今の…何……?)
そして残った数機のレッドソルとブルーノーグが退避していくのを、ヒロは確認してバンに伝える。
「敵が逃げて行きます」
「よし、作戦完了だ。帰還しよう」
「はい!」
LBXたちがダックシャトル改へと向かう中、イカロス・フォースだけが一度振り向いた。その視線に気づいた天馬も顔を上げると、イカロス・フォースは天馬を一瞥して戻るのだった。
とにかくこれで一安心かと思いきや、スタジアムの屋根で不気味なオーラを放つ一人の少女がいた。それに気づいたのは鬼道だった。
「なんだあれは!?」
「「「「「!?」」」」」
瑞貴たちも顔を上げると同時に何かの光を受けた気がした。そして少女のオーラがどんどん強くなっていく。
「恐怖は人から心の力を奪う……!」
そう言うと同時に紫色の光が解き放たれた。それは少女がいる場所からだんだんとスタジアム全体に広がっていき、吸い込まれるようにゴールなどの設備も消えていく。
その光に呑み込まれる前に子供たちが走って行く中、円堂は彼らに向かって振り向いた。
「天馬! 早く逃げろ!」
「えっ!? 円堂さん……!」
「いいから早く!」
「……はい! みんな、行こう!」
天馬がみんなに声をかけると、次に円堂は光の前に立って化身を出そうとする瑞貴の肩に手を置いた。
「瑞貴、お前もだ」
「でも!」
「ここは俺が引き受ける……あいつらを頼む!」
円堂の強い瞳に瑞貴は逆らえるわけがなかった。そして今やるべきことは、円堂の思いをムダにしないこと、大切な後輩たちを守ることなのだと気づいて頷く。
「わかった!」
「うおおぉぉおおお! 魔神グレイト!」
瑞貴が天馬たちの元へ行ったのを確認した円堂は、自分の化身である魔神グレイトを発動させる。
「グレイト・ザ・ハンド!」
他を圧倒するかのような握力を持つグレイト・ザ・ハンド。しかし円堂一人だけでは抑えることができず、圧されるときだった――。
「円堂!」
「っ、豪炎寺! 鬼道!」
「「「「「うおおぉぉおおお!!」」」」」
「お前ら……!」
円堂の肩にそれぞれ豪炎寺と鬼道が手を置いて支えた。さらにそのうしろに瑞貴以外のイナズマレジェンドジャパンが、前にいる人物の肩や背中に手を置いてV字を作っている。円堂に力を与えるように、支えるように。
「円堂さん!」
「守! みんな!」
「立ち止まるな!」
「「!」」
「天馬! 瑞貴! サッカーは……負けない!」
シュンッ!
「っ!」
「うおおぉぉおおお!」
笑顔でそう言った円堂を見たのが最後だった。イナズマレジェンドジャパンのみんなは消えてしまい、瑞貴は目を見開くと天馬は悔しさと怒りをぶつけるように声を上げたのだ。
しかしそれで安心できるわけもなく、遮るモノがなくなって光が加速し始めた。悲しむより先に瑞貴は天馬たちの安全が最優先だと歯を食いしばって子を上げる。
「とにかくみんな、外に――」
パシュンッ!
「なっ!?」
「「「「「ええっ!?」」」」」
なんと瑞貴の体がいきなり中学生の姿になってしまった。時空を冒険する際と同じ現象が起きて天馬たちも驚くが、今はそれどころじゃなかった。
すると背後でイナズマTMキャラバンが現れた。入口からフェイ=ルーンが大きな声でみんなを呼ぶ。
「みんな! こっちだ!」
「フェイ!」
「行くぞ!」
天馬たちは驚いたがここから脱出するにはイナズマTMキャラバンしかない。剣城を始め全員が乗り込んだのを確認するとクラーク=ワンダバットが発進させた。
上空から見えるのは光に包まれて消えていくホーリーロードスタジアム。さらにその周辺にいた人々まで消えてしまったのを、神童たちは窓から信じられないように見ていた。
「スタジアムが消えていく……!」
「ここだけじゃない……あれを見てみろ!」
剣城が示した先にはホーリーロードスタジアムと同じ光に包まれて建物が消えると、そのあとに森や山などが現れていく。まるでパッチワークのような世界となっていた。
「これは!?」
「どうなってるの!?」
「地面がツギハギだらけ……!」
神童も信助も葵も目の前の状況に思考が混乱していた。
「あれは!」
「スタジアムの上を飛んでた奴だ!」
同じように窓の外を見ていた瑞貴は前方を飛ぶダックシャトル改を発見すると、白竜たちも続いて顔を向ける。
「追いかけよう。スタジアムやみんなが消えたことについて、何か知ってるかもしれない」
「そうだね。この事態の謎を解く手がかりになるかも」
剣城の提案にフェイは賛成する。そしてワンダバの運転でダックシャトル改を追いかけるのだった。
☆☆☆☆☆
追いかける間にジャージに着替えた天馬たち。瑞貴が持っていたイナズマレジェンドジャパンのジャージも、今の瑞貴と同じように中学生のサイズになっている。瑞貴はそれに着替えると、最後にチェーンに結婚指輪を通して首に掛け、ジャージの中に入れてチャックを閉めた。
着替え終えた瑞貴に葵が心配そうに声をかけると、うしろにいる水鳥や茜や黄名子も同じ表情をしていた。
「瑞貴さん、何か体に異変とかありませんか?」
「大丈夫だよ。さっきまで起きた頭痛も不思議と消えている。……もしかしたら、このことを予知していたのかも」
こうしてみると瑞貴は自身がつくづく異端者なのだと感じた。どんなに仲間を手に入れても、どんなに幸せを手に入れても、『異世界人』ということが常に付き纏っている。
十年前からわかっていたことだが、この中学生の姿がまるで罰のように思えてならないのだ。
「みんな、向こうが着陸態勢に入った。僕たちも続くよ」
フェイが声をかけたので全員の意識がダックシャトル改に向いた。相手が着陸した場所は先ほどの現象とは程遠い、美しい湖畔である。周りの山も木々も見たことがない。
イナズマTMキャラバンを降りた瑞貴たちはその光景にしばし見惚れていたが、ダックシャトル改からキャンプ道具を持って降りてきたバンたちに気づいた。お互いの一部の者たちが警戒しているのを瑞貴は感じると、先に発言したのはバンだった。
「さっきはありがとう」
「その声、あの青いロボットの……――こちらこそありがとう」
「「「「「!?」」」」」
イカロス・ゼロから放たれた声と同じと気づいた瑞貴が頭を下げてお礼を言うと、バンたちはもちろん白竜たちも驚いた。それに気づかず瑞貴は頭を上げて続ける。
「あなたたちの作戦のおかげで助かったよ。この子たちに怪我がなくて本当によかった」
瑞貴は言いながら天馬たちを示した。光や円堂たちのことはどうしようもなかったかもしれないが、少なくともLBXによる怪我や火傷がないのは救いであると心から思う。
それを示した瑞貴の次に声を上げたのは神童と天馬だった。彼はバンたちに現状の説明を求める。
「教えてくれないか?」
「いったい、何が起こってるの?」
ヒロと顔を見合わせたバンは言うべきか考えたが、瑞貴たちは被害者でもあるので伝える。
「敵は世界を消そうとしているんだ」
「「「「「ええっ/なっ!?」」」」」
半ば覚悟していただろうが、思っていたよりも大規模な話になっていて天馬たちは驚く。