究極の絆グリフォン
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真っ直ぐ円堂たちがいる建物に向かおうとすると、人の気配がして足を止める。
「……まさかあんたが来るとはね」
「ずいぶんな言いようだな、瑞貴」
木々の中から現れたのはイシドだ。すぐに周りの気配を探ると四人ほど他に誰かいる。敵がいる森の中に聖帝を一人にさせるわけにはいかないから当然だろう。
「何か用?」
「挨拶を兼ねてお前の顔を見ておこうと思ってな。私も明後日の試合を見学する。ゴッドエデンの最強チームと雷門がどう戦うのか見届けよう」
「そいつはどうも。しっかり見届けてよね。雷門の――本当のサッカーが起こす革命を!」
ゴオオォォオオオ――……!!
「「「「なんだ!?」」」」
イシドに向かって挑戦的に笑う瑞貴の周りにオーラが舞い上がる。まるで強烈な風に警護の男たちも驚いて声を上げるが、イシドは怯むことなく瑞貴の背後に現れている巫女衣装をまとった神秘的な化身を見る。
「自然の巫女神プシュケ……お前の化身か。久々な見たな」
「じゃあね」
プシュケのオーラが瑞貴を完全に包み込み、完全に消えると同時に瑞貴の姿も消えた。まるで神隠しにあったかのような光景に警備の男たちも慌てて姿を現す。
「き、消えた!?」
「どこに行ったんだ!?」
「――行くぞ」
「「「「あっ……ハッ!」」」」
イシドが命令すると男たちも逆らうことなくついて行った。
一方、先に戻っていた雷門中サッカー部は夕食の準備をしていると、大人組が何かに気づいて顔を上げた。その様子に天馬たちは不思議に思う。
「監督? みなさん?」
「やっと帰って来たか」
「「「「「えっ?」」」」」
ゴオオォォオオオ――……!!
「「「「「わあっ!」」」」
空から落ちたような大きな風に驚いて天馬たちは顔を腕で覆うが、円堂たちは平然と立っている。そして風がやむと同時に瑞貴の姿が現れた。
「お帰り。遅かったな」
「ただいま。ちょっと面倒なことがあってね。でも大したことなかったし、片付けてきたから大丈夫」
ニコッと瑞貴が笑う。昔から一緒にいる円堂たちもその表情で本当に大丈夫だと理解し、何も追求しなかった。
雷門中サッカー部は突如現れた瑞貴に驚いて目をパチクリさせたり唖然としていたが。
☆☆☆☆☆
翌日。今日は最終調整も兼ねて最後の特訓をすることになり、瑞貴と天馬はいつもの場所に行くがシュウの姿はない。
「シュウ、遅れて来るのかな?」
「何もせずにいるわけもいかないし、シュウくんももしかしたら途中で来るかもしれないから始めようか」
「はい!」
天馬は滝に流れる水で顔を洗うと気を引き締める。
「よし! やるぞ!」
この二日間に習ったことを生かして、確実に岩の形を見極めた天馬は最短記録で天辺まで登ることができた。
「やった……! 瑞貴さーん! やりましたよ――っ!!」
「うん!」
下にいる瑞貴に向かって大きく手を振る天馬に、瑞貴も笑顔で深く頷く。
「シュウ――ッ!! できたよ――っ!!」
この島のどこかにいるシュウに向かって天馬は大きな声で知らせた。
他のメンバーも次々特訓をクリアし、指導する大人組からも合格の言葉をもらっていた。
☆☆☆☆☆
ついにフィフスセクターのチームとの試合日となった。不安と緊張が入り乱れる雷門中サッカー部の心情を表すかのように、空は暗雲に満ちている。
今まで過ごしてきた森とゴッドエデン本部の森と繋がる吊り橋を前に、神童や三国や霧野や車田たちは気を引き締めていた。
「いよいよです……」
「ああ……」
「この先が、奴らの指定した場所ですね……」
「敵のチーム、アンリミテッドシャイニングとか言ってたよな」
「あいつらの強さは半端じゃありません……。特訓の成果で、どれだけ戦えるようになっているのか……」
ポンッ。
不安な表情を浮かべる輝の両肩に円堂と瑞貴がそれぞれ手を置いた。
「いつも通りだ。いつも通りプレーすればいい」
「自分と仲間を信じてサッカーしていこう」
その言葉に輝だけでなく天馬たちも緊張が解れてきた。
吊り橋を渡って森を抜けると、巨大な施設と門が天馬たちの目の前に現れた。
「これが、ゴッドエデン……!」
門を抜けて入口に繋がる階段前に来ると扉が自動的に開いた。不動はニヤリと笑って吹雪は顔をしかめる。
「これは差し詰め地獄の門ってとこか」
「僕たちは招待されてないけど」
「みんな、トイレは大丈夫っスか!?」
「そう言っているお前はどうなんだ……」
「っていうか、塀吾郎はまだその癖治ってなかったんだ……」
十年前と変わらない壁山に風丸と瑞貴は呆れる。だけどそのおかげで少し空気が和らいだ。
施設の中は広いが一部の廊下しか明かりが点いていない。誘導しているのだろう。明かりを頼りに進んで行き、途中から長い直線廊下は床が自動で動いているので瑞貴たちは大人しく乗る。吹き抜け層の場所に来ると、天馬がふと下を見て驚いた。
「あれは……!」
「なんなんだ!?」
「空気が淀んでいます……!」
車田や輝たちも下を見ると、それぞれ囲われた特訓場がある。しかしそこにある大砲で壁や床の一部が破壊されており、その腐臭でお世辞にもいい環境とは言えない。
「ここを無事に出られる者は、ごくわずかだと聞いたことがある……」
「フィフスセクターは、こんなヒドい環境で選手を鍛えているというのか……!」
剣城の言葉に三国も顔をしかめる。見た目から尋常じゃない特訓をしているのは明らかだ。その上で環境もダメなら連れ去られた少年たちが苦しんでいくのは目に見えている。
その間にも廊下は進み巨大な部屋に入る。そこで動く廊下は終わったが一本道だったので瑞貴たちは明かりが差す方向に進み、出口を抜ければスタジアムに着いた。
観客席はゴッドエデンで特訓しているゴーグルをかけた少年たちで満員になっている。
「ようこそゴッドエデンへ。君たちにとってはスタジアム全員が敵といったところですね」
「全員が敵……」
現れたのは牙山と火北。天馬たち雷門は完全にアウェー状態なのだ。
「改めて言うが、この試合で君たちが負けた場合シードになるための教育を――」
「何度言われても、俺たちの答えは決まっている!」
「フッフッフッ。拒否することのどできん。そしてお前たちは勝たない限りここから出ることも叶わないのだ」
「「「「「「…………」」」」」」
天馬たち雷門サッカー部と牙山が向き合っている間、瑞貴たち大人組は得点板の上にあるVIP席を見上げる。そこにはイシドがいるのだ。
「いでよ、究極の戦士たち!」
牙山が指を鳴らすと両端のゴールのうしろから黄色と紫の光が発射され上空で混ざり合うと、雷門中サッカー部と牙山たちの間に落ちる。光が治まると白竜がキャプテンをするチームが現れたが……。
「どういうことだ!?」
「前のチームと何か違いますよ!?」
剣城と輝が気づいた通り、ユニフォームも異なっているし、一部はアンリミテッドシャイニングのメンバーだが他は違う。すると白竜のうしろから一人の少年が姿を現し、天馬は驚いた。
「シュウ……!?」
「彼だけじゃない。他のメンバーも混じっている……」
神童はシュウを入れて五人が森で出会ったエンシャントダークのメンバーだと気づく。
「なんで…なんでシュウがあいつらと……」
「洗脳されちまってるのかもよ……」
「誤解のないように言っておくけど、僕は自分の意思でこのチームに参加している」
「シュウ! どうしてなんだよ!?」
フィフスセクターならやりかねないと狩屋は推測するが、シュウはそれを否定して自らの判断でいることを告げた。今まで協力してくれたのに納得がいかないと天馬が声を上げると牙山が説明を始める。
「究極の力を求める我々の計画・プロジェクトゼロについて話してやろう」
……アンリミテッドシャイニングとエンシャントダーク、二つのチームは別々に特訓を行ってきた。雷門が森でエンシャントダークと戦ってきたのも計画の一部だったのだ。
「光と影、静と動、プラスとマイナス……この二つが融合したとき究極のチームゼロが誕生する!」
白竜とシュウから放たれる光と闇のオーラに天馬や円堂や瑞貴たちは目を見開く。そして観客席からフィフスコールが上がって行くと……。
「天馬ー!」
「葵!」
高めの場所で頑丈な檻の中に閉じ込められている葵を天馬たちは気づき、風丸たちは顔をしかめる。
「汚い真似を……!」
「――円堂! 瑞貴!」
「鬼道!」
「春奈ちゃん! 茜ちゃん! 水鳥ちゃんも!」
続いて現れたのは鬼道と春奈と茜と水鳥。彼らは一度脱出したものの、証拠を撮った茜のカメラを取り戻すとき残ってしまった葵を助けるため、天馬たちが試合することを知って、もう一度潜入したのだ。
「すまない円堂、瑞貴……。俺が付いていながら……」
「今は、雷門の戦いを見届けよう……」
「この一戦に、サッカーの未来が掛かっている……そんな気がする……」
「さあ始めるぞ。プロジェクトゼロの最後の仕上げを!」
「「「「「はい!!」」」」」
牙山の号令で声を上げるゼロ。それに対して神童たち雷門も迎え撃つ。
「今度は、この前のようにはいかないぞ!」
「フッ。思い知らせてやるぞ。常に頂点を目指して歩み続けてきた、俺たちの力を!」
「天馬、サッカーは人の価値を決める道具でしかない。力がなければ、大切な者すら守ることすらできないんだ!」
「シュウ……!」
(君は守ることができるか? 君の大切な者を!)
(シュウ……俺たちはどんなことがあっても、勝って仲間とサッカーを取り戻す!)
それぞれの主張と思いがぶつかってきたが、この戦いで全てハッキリさせるだろう。
「……まさかあんたが来るとはね」
「ずいぶんな言いようだな、瑞貴」
木々の中から現れたのはイシドだ。すぐに周りの気配を探ると四人ほど他に誰かいる。敵がいる森の中に聖帝を一人にさせるわけにはいかないから当然だろう。
「何か用?」
「挨拶を兼ねてお前の顔を見ておこうと思ってな。私も明後日の試合を見学する。ゴッドエデンの最強チームと雷門がどう戦うのか見届けよう」
「そいつはどうも。しっかり見届けてよね。雷門の――本当のサッカーが起こす革命を!」
ゴオオォォオオオ――……!!
「「「「なんだ!?」」」」
イシドに向かって挑戦的に笑う瑞貴の周りにオーラが舞い上がる。まるで強烈な風に警護の男たちも驚いて声を上げるが、イシドは怯むことなく瑞貴の背後に現れている巫女衣装をまとった神秘的な化身を見る。
「自然の巫女神プシュケ……お前の化身か。久々な見たな」
「じゃあね」
プシュケのオーラが瑞貴を完全に包み込み、完全に消えると同時に瑞貴の姿も消えた。まるで神隠しにあったかのような光景に警備の男たちも慌てて姿を現す。
「き、消えた!?」
「どこに行ったんだ!?」
「――行くぞ」
「「「「あっ……ハッ!」」」」
イシドが命令すると男たちも逆らうことなくついて行った。
一方、先に戻っていた雷門中サッカー部は夕食の準備をしていると、大人組が何かに気づいて顔を上げた。その様子に天馬たちは不思議に思う。
「監督? みなさん?」
「やっと帰って来たか」
「「「「「えっ?」」」」」
ゴオオォォオオオ――……!!
「「「「「わあっ!」」」」
空から落ちたような大きな風に驚いて天馬たちは顔を腕で覆うが、円堂たちは平然と立っている。そして風がやむと同時に瑞貴の姿が現れた。
「お帰り。遅かったな」
「ただいま。ちょっと面倒なことがあってね。でも大したことなかったし、片付けてきたから大丈夫」
ニコッと瑞貴が笑う。昔から一緒にいる円堂たちもその表情で本当に大丈夫だと理解し、何も追求しなかった。
雷門中サッカー部は突如現れた瑞貴に驚いて目をパチクリさせたり唖然としていたが。
☆☆☆☆☆
翌日。今日は最終調整も兼ねて最後の特訓をすることになり、瑞貴と天馬はいつもの場所に行くがシュウの姿はない。
「シュウ、遅れて来るのかな?」
「何もせずにいるわけもいかないし、シュウくんももしかしたら途中で来るかもしれないから始めようか」
「はい!」
天馬は滝に流れる水で顔を洗うと気を引き締める。
「よし! やるぞ!」
この二日間に習ったことを生かして、確実に岩の形を見極めた天馬は最短記録で天辺まで登ることができた。
「やった……! 瑞貴さーん! やりましたよ――っ!!」
「うん!」
下にいる瑞貴に向かって大きく手を振る天馬に、瑞貴も笑顔で深く頷く。
「シュウ――ッ!! できたよ――っ!!」
この島のどこかにいるシュウに向かって天馬は大きな声で知らせた。
他のメンバーも次々特訓をクリアし、指導する大人組からも合格の言葉をもらっていた。
☆☆☆☆☆
ついにフィフスセクターのチームとの試合日となった。不安と緊張が入り乱れる雷門中サッカー部の心情を表すかのように、空は暗雲に満ちている。
今まで過ごしてきた森とゴッドエデン本部の森と繋がる吊り橋を前に、神童や三国や霧野や車田たちは気を引き締めていた。
「いよいよです……」
「ああ……」
「この先が、奴らの指定した場所ですね……」
「敵のチーム、アンリミテッドシャイニングとか言ってたよな」
「あいつらの強さは半端じゃありません……。特訓の成果で、どれだけ戦えるようになっているのか……」
ポンッ。
不安な表情を浮かべる輝の両肩に円堂と瑞貴がそれぞれ手を置いた。
「いつも通りだ。いつも通りプレーすればいい」
「自分と仲間を信じてサッカーしていこう」
その言葉に輝だけでなく天馬たちも緊張が解れてきた。
吊り橋を渡って森を抜けると、巨大な施設と門が天馬たちの目の前に現れた。
「これが、ゴッドエデン……!」
門を抜けて入口に繋がる階段前に来ると扉が自動的に開いた。不動はニヤリと笑って吹雪は顔をしかめる。
「これは差し詰め地獄の門ってとこか」
「僕たちは招待されてないけど」
「みんな、トイレは大丈夫っスか!?」
「そう言っているお前はどうなんだ……」
「っていうか、塀吾郎はまだその癖治ってなかったんだ……」
十年前と変わらない壁山に風丸と瑞貴は呆れる。だけどそのおかげで少し空気が和らいだ。
施設の中は広いが一部の廊下しか明かりが点いていない。誘導しているのだろう。明かりを頼りに進んで行き、途中から長い直線廊下は床が自動で動いているので瑞貴たちは大人しく乗る。吹き抜け層の場所に来ると、天馬がふと下を見て驚いた。
「あれは……!」
「なんなんだ!?」
「空気が淀んでいます……!」
車田や輝たちも下を見ると、それぞれ囲われた特訓場がある。しかしそこにある大砲で壁や床の一部が破壊されており、その腐臭でお世辞にもいい環境とは言えない。
「ここを無事に出られる者は、ごくわずかだと聞いたことがある……」
「フィフスセクターは、こんなヒドい環境で選手を鍛えているというのか……!」
剣城の言葉に三国も顔をしかめる。見た目から尋常じゃない特訓をしているのは明らかだ。その上で環境もダメなら連れ去られた少年たちが苦しんでいくのは目に見えている。
その間にも廊下は進み巨大な部屋に入る。そこで動く廊下は終わったが一本道だったので瑞貴たちは明かりが差す方向に進み、出口を抜ければスタジアムに着いた。
観客席はゴッドエデンで特訓しているゴーグルをかけた少年たちで満員になっている。
「ようこそゴッドエデンへ。君たちにとってはスタジアム全員が敵といったところですね」
「全員が敵……」
現れたのは牙山と火北。天馬たち雷門は完全にアウェー状態なのだ。
「改めて言うが、この試合で君たちが負けた場合シードになるための教育を――」
「何度言われても、俺たちの答えは決まっている!」
「フッフッフッ。拒否することのどできん。そしてお前たちは勝たない限りここから出ることも叶わないのだ」
「「「「「「…………」」」」」」
天馬たち雷門サッカー部と牙山が向き合っている間、瑞貴たち大人組は得点板の上にあるVIP席を見上げる。そこにはイシドがいるのだ。
「いでよ、究極の戦士たち!」
牙山が指を鳴らすと両端のゴールのうしろから黄色と紫の光が発射され上空で混ざり合うと、雷門中サッカー部と牙山たちの間に落ちる。光が治まると白竜がキャプテンをするチームが現れたが……。
「どういうことだ!?」
「前のチームと何か違いますよ!?」
剣城と輝が気づいた通り、ユニフォームも異なっているし、一部はアンリミテッドシャイニングのメンバーだが他は違う。すると白竜のうしろから一人の少年が姿を現し、天馬は驚いた。
「シュウ……!?」
「彼だけじゃない。他のメンバーも混じっている……」
神童はシュウを入れて五人が森で出会ったエンシャントダークのメンバーだと気づく。
「なんで…なんでシュウがあいつらと……」
「洗脳されちまってるのかもよ……」
「誤解のないように言っておくけど、僕は自分の意思でこのチームに参加している」
「シュウ! どうしてなんだよ!?」
フィフスセクターならやりかねないと狩屋は推測するが、シュウはそれを否定して自らの判断でいることを告げた。今まで協力してくれたのに納得がいかないと天馬が声を上げると牙山が説明を始める。
「究極の力を求める我々の計画・プロジェクトゼロについて話してやろう」
……アンリミテッドシャイニングとエンシャントダーク、二つのチームは別々に特訓を行ってきた。雷門が森でエンシャントダークと戦ってきたのも計画の一部だったのだ。
「光と影、静と動、プラスとマイナス……この二つが融合したとき究極のチームゼロが誕生する!」
白竜とシュウから放たれる光と闇のオーラに天馬や円堂や瑞貴たちは目を見開く。そして観客席からフィフスコールが上がって行くと……。
「天馬ー!」
「葵!」
高めの場所で頑丈な檻の中に閉じ込められている葵を天馬たちは気づき、風丸たちは顔をしかめる。
「汚い真似を……!」
「――円堂! 瑞貴!」
「鬼道!」
「春奈ちゃん! 茜ちゃん! 水鳥ちゃんも!」
続いて現れたのは鬼道と春奈と茜と水鳥。彼らは一度脱出したものの、証拠を撮った茜のカメラを取り戻すとき残ってしまった葵を助けるため、天馬たちが試合することを知って、もう一度潜入したのだ。
「すまない円堂、瑞貴……。俺が付いていながら……」
「今は、雷門の戦いを見届けよう……」
「この一戦に、サッカーの未来が掛かっている……そんな気がする……」
「さあ始めるぞ。プロジェクトゼロの最後の仕上げを!」
「「「「「はい!!」」」」」
牙山の号令で声を上げるゼロ。それに対して神童たち雷門も迎え撃つ。
「今度は、この前のようにはいかないぞ!」
「フッ。思い知らせてやるぞ。常に頂点を目指して歩み続けてきた、俺たちの力を!」
「天馬、サッカーは人の価値を決める道具でしかない。力がなければ、大切な者すら守ることすらできないんだ!」
「シュウ……!」
(君は守ることができるか? 君の大切な者を!)
(シュウ……俺たちはどんなことがあっても、勝って仲間とサッカーを取り戻す!)
それぞれの主張と思いがぶつかってきたが、この戦いで全てハッキリさせるだろう。