究極の絆グリフォン
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「私も有人やレジスタンス本部とそれなりに奴らの動きを探っているんだけど、不可解な行動が多いんだ」
「不可解ってなんなんスか?」
「一つ目はサッカーを奪うこと、二つ目は家族を人質に取ること……この二つは彼自身も味わったことがある苦しさだよ。そして彼の性格上、他の人に味わわせることはないと思う」
十年前に豪炎寺が大好きなサッカーができなかったこと、家族を人質に取られて心からのプレーができなかったことも、瑞貴たちは目の当たりにしている。
「そして三つ目は――私と守の就任」
「「「「「!」」」」」
「久遠さんが辞めたあとの監督はフィフスセクターが決めていたでしょ。私たちはそれよりも先に雷門に来たけど『聖帝』としての立場上では変更も可能なのに、彼は私たちの就任を許した。まるで私たちが革命を起こすことをわかった上で……」
瑞貴の推測は確かな信憑性はないが一理ある。風丸も吹雪も円堂も呟く。
「もし瑞貴の言うことが事実なら、考えられることは一つだな」
「聖帝の背後にいるさらなる権力者であり、絶対的な管理サッカーを追及を望んでいる……」
「黒幕、だな」
ドッカ――ンッ!!
「「「「「!?」」」」」
突如森の中から聞こえた音に全員顔を上げる。同時に天馬たちが森に入っていることを思い出し、瑞貴が駆け出すと円堂はそのあとを追いかける。
「天馬! みんな!」
「おい! 瑞貴!」
――その頃、森で出会ったエンシャントダークと雷門中サッカー部は、森を特訓に使うため試合していたのだが、相手の力を見切り、力を奪うプレーに翻弄されていた。
その途中で仔ヤギがフィールドに入って来て、シュートの軌道にいたので天馬はそよ風ステップで救出したが、シュートは三国ごとゴールに叩き付けられた。だけど三国は天馬に向かって大声で尋ねた。
「天馬! さっきの小さいのは大丈夫か!?」
「はい! 大丈夫です!」
「うわ~! 本物のヤギだ!」
「なんだあいつら?」
ゴールを奪われたことに気にせず仔ヤギの心配をする雷門にカイは不思議に思う。そして信助を始め来門サッカー部全員が仔ヤギの周りに集まった。
「びっくりさせてごめんね」
「群れから逸れたのかな?」
「まだ子供じゃないか」
「やれやれだな」
〈メェ~〉
天馬や輝や車田や剣城が言うと、仔ヤギは一つ鳴いたあとグラウンドを去って行く。
「もうこっちに来ちゃダメだよ!」
最後に天馬がそう言うと、シュウは面白そうに笑っていた。
「さあ、再開しよう!」
「いや、試合は終わりだ」
「おい、シュウ……」
「こいつらは僕に任せてよ」
「お前がそう言うなら」
勝手に試合終了宣言したシュウだが、カイはシュウが認めるならと肩にポンッと手を置くと他のエンシャントダークと共に去って行く。残ったのはシュウだけ。
「あれ? 帰っちゃいますよ?」
「変な奴らぜよ」
「――みんな、大丈夫!?」
「――どうしたんだ?」
去って行くエンシャントダークに輝と錦が不思議に思うと、瑞貴と円堂がグラウンドに入って来た。
「これは……何があったの!?」
「聞いてくれ!」
少しケガをしている雷門中サッカー部に瑞貴は驚くと、シュウが近づいて声を上げた。
「ここの森は君たちの自由に使っていいことにする」
「「「「「!?」」」」」
「えっ!? なんで急に……」
「君たちがこの島で強くなりたいなら、手伝うよ」
先制点を取って試合も決着がついていない中、シュウが突然森を使うことを了承して手伝うと言った。さすがに天馬たちは驚く。
「でも、言っていることさっきと違いすぎるよ……」
「う~ん……えと……そう! 君たち、面白いからさ。特に君」
「えっ、俺が?」
「うん。面白い」
妙な理由の上に天馬を指したシュウ。どっちにしても森を使えるのはありがたかった。
「僕の名前はシュウ。よろしくね」
「俺は松風天馬。よろしく」
「「…………」」
シュウと天馬が自己紹介している間、瑞貴と円堂は顔を見合わせた。
☆☆☆☆☆
昼食を取ったあと、大きな滝の前で円堂や瑞貴たち大人組は雷門中サッカー部に集合をかけた。
「みんな、今からこの島で特訓する。この島の自然の中にレベルアップのヒントが必ずある。しっかりやってくれ!」
「「「「「はい!!」」」」」
ガサガサ――……ビュンッ!
「「「「「!?」」」」」
すると森の中からシュウが蔦を使って飛び出したあと、見事な身体能力で雷門中サッカー部の前に着地した。その動きに天馬たちは驚く。
「シュウ!?」
「僕はこの島で育ったんだ。だから島の地形のことはよく知ってる。今やったみたいにここの自然と遊んでいれば、きっと君たちもできるようになるよ」
「それ本当!?」
「どうして君がそこまで……?」
「そうならスゴいよ! やってみたい!」
「じゃあ僕も!」
「よーし! 絶対にできるようになってやる!」
神童は不思議に思ったが、信助や輝や天馬たちは純粋に楽しそうにしている。その光景にシュウは微笑んだ。
――それぞれの特訓が始まる。天馬は瑞貴とシュウに教わりながら、バランス感覚を上げるため滝が流れる崖を使ったロッククライミングをする。
「うわっ、高っ!」
「天馬、落ち着いて岩の形を見極めれば天辺まで辿り着けるよ」
「下じゃなくて上を見て。周りを見ることも大事だけど、目の前にあるゴールを見失わないことが重要だから」
「よしっ! 必ず、登りきってやる!」
もう一度登り始める天馬を見届けると、瑞貴はシュウの視線に気づいて顔を向ける。
「どうしたの?」
「……瑞貴さんにとって、サッカーはなんなんのか聞いてもいいですか?」
急な質問に瑞貴は驚いたが、シュウが真剣な表情をしているため心から思うことを言う。
「私にとってサッカーは楽しくて、人と人を繋ぐ絆の象徴だと思うんだ」
「人と人を繋ぐ絆……?」
「うん。そのおかげで守や天馬たちに会えたし、サッカーがあるから私はここにいる」
サッカーがなかったらトリップしても円堂たちと関わらなかっただろう。それに楽しいことや辛いことやいろんな出会いや出来事があったから、瑞貴はサッカーの大切さにも気づくことができたのだ。
「瑞貴さんって、やっぱり聞いた通り不思議な人ですね」
「聞いた通りって……誰から聞いたの?」
「それは内緒です」
フフッと微笑むシュウに瑞貴は首を傾げた。
――霧野と神童と車田は風丸に教わりながら、突破力を上げるために川にある大量の大きな葉で反対側の岸まで行く特訓をする。不安定な足場にも関わらず風丸はなんなくクリアした。
「飛び出した葉はDFだと思え。どう走れば突破できるかどうか見切るんだ!」
「こんな不安定な足場で……」
「一瞬でルートを見切れってことか……」
「こうなったら行くしかねぇ!」
最初に車田がチャレンジするも、一枚一枚飛ぶ度に危うい動きであり川に落ちてしまった。
「ダメだ! 全然ムリ!」
「落ち着いて飛ぶんだ!」
「よーし!」
続いて神童もチャレンジするが、途中の葉に足を滑らせて落ちてしまった。
「何度でもチャレンジするんだ。俺たちの頃の雷門イレブンも、過酷な特訓を越えて強くなってなっていった」
「よし! 次は俺行きます!」
「不可解ってなんなんスか?」
「一つ目はサッカーを奪うこと、二つ目は家族を人質に取ること……この二つは彼自身も味わったことがある苦しさだよ。そして彼の性格上、他の人に味わわせることはないと思う」
十年前に豪炎寺が大好きなサッカーができなかったこと、家族を人質に取られて心からのプレーができなかったことも、瑞貴たちは目の当たりにしている。
「そして三つ目は――私と守の就任」
「「「「「!」」」」」
「久遠さんが辞めたあとの監督はフィフスセクターが決めていたでしょ。私たちはそれよりも先に雷門に来たけど『聖帝』としての立場上では変更も可能なのに、彼は私たちの就任を許した。まるで私たちが革命を起こすことをわかった上で……」
瑞貴の推測は確かな信憑性はないが一理ある。風丸も吹雪も円堂も呟く。
「もし瑞貴の言うことが事実なら、考えられることは一つだな」
「聖帝の背後にいるさらなる権力者であり、絶対的な管理サッカーを追及を望んでいる……」
「黒幕、だな」
ドッカ――ンッ!!
「「「「「!?」」」」」
突如森の中から聞こえた音に全員顔を上げる。同時に天馬たちが森に入っていることを思い出し、瑞貴が駆け出すと円堂はそのあとを追いかける。
「天馬! みんな!」
「おい! 瑞貴!」
――その頃、森で出会ったエンシャントダークと雷門中サッカー部は、森を特訓に使うため試合していたのだが、相手の力を見切り、力を奪うプレーに翻弄されていた。
その途中で仔ヤギがフィールドに入って来て、シュートの軌道にいたので天馬はそよ風ステップで救出したが、シュートは三国ごとゴールに叩き付けられた。だけど三国は天馬に向かって大声で尋ねた。
「天馬! さっきの小さいのは大丈夫か!?」
「はい! 大丈夫です!」
「うわ~! 本物のヤギだ!」
「なんだあいつら?」
ゴールを奪われたことに気にせず仔ヤギの心配をする雷門にカイは不思議に思う。そして信助を始め来門サッカー部全員が仔ヤギの周りに集まった。
「びっくりさせてごめんね」
「群れから逸れたのかな?」
「まだ子供じゃないか」
「やれやれだな」
〈メェ~〉
天馬や輝や車田や剣城が言うと、仔ヤギは一つ鳴いたあとグラウンドを去って行く。
「もうこっちに来ちゃダメだよ!」
最後に天馬がそう言うと、シュウは面白そうに笑っていた。
「さあ、再開しよう!」
「いや、試合は終わりだ」
「おい、シュウ……」
「こいつらは僕に任せてよ」
「お前がそう言うなら」
勝手に試合終了宣言したシュウだが、カイはシュウが認めるならと肩にポンッと手を置くと他のエンシャントダークと共に去って行く。残ったのはシュウだけ。
「あれ? 帰っちゃいますよ?」
「変な奴らぜよ」
「――みんな、大丈夫!?」
「――どうしたんだ?」
去って行くエンシャントダークに輝と錦が不思議に思うと、瑞貴と円堂がグラウンドに入って来た。
「これは……何があったの!?」
「聞いてくれ!」
少しケガをしている雷門中サッカー部に瑞貴は驚くと、シュウが近づいて声を上げた。
「ここの森は君たちの自由に使っていいことにする」
「「「「「!?」」」」」
「えっ!? なんで急に……」
「君たちがこの島で強くなりたいなら、手伝うよ」
先制点を取って試合も決着がついていない中、シュウが突然森を使うことを了承して手伝うと言った。さすがに天馬たちは驚く。
「でも、言っていることさっきと違いすぎるよ……」
「う~ん……えと……そう! 君たち、面白いからさ。特に君」
「えっ、俺が?」
「うん。面白い」
妙な理由の上に天馬を指したシュウ。どっちにしても森を使えるのはありがたかった。
「僕の名前はシュウ。よろしくね」
「俺は松風天馬。よろしく」
「「…………」」
シュウと天馬が自己紹介している間、瑞貴と円堂は顔を見合わせた。
☆☆☆☆☆
昼食を取ったあと、大きな滝の前で円堂や瑞貴たち大人組は雷門中サッカー部に集合をかけた。
「みんな、今からこの島で特訓する。この島の自然の中にレベルアップのヒントが必ずある。しっかりやってくれ!」
「「「「「はい!!」」」」」
ガサガサ――……ビュンッ!
「「「「「!?」」」」」
すると森の中からシュウが蔦を使って飛び出したあと、見事な身体能力で雷門中サッカー部の前に着地した。その動きに天馬たちは驚く。
「シュウ!?」
「僕はこの島で育ったんだ。だから島の地形のことはよく知ってる。今やったみたいにここの自然と遊んでいれば、きっと君たちもできるようになるよ」
「それ本当!?」
「どうして君がそこまで……?」
「そうならスゴいよ! やってみたい!」
「じゃあ僕も!」
「よーし! 絶対にできるようになってやる!」
神童は不思議に思ったが、信助や輝や天馬たちは純粋に楽しそうにしている。その光景にシュウは微笑んだ。
――それぞれの特訓が始まる。天馬は瑞貴とシュウに教わりながら、バランス感覚を上げるため滝が流れる崖を使ったロッククライミングをする。
「うわっ、高っ!」
「天馬、落ち着いて岩の形を見極めれば天辺まで辿り着けるよ」
「下じゃなくて上を見て。周りを見ることも大事だけど、目の前にあるゴールを見失わないことが重要だから」
「よしっ! 必ず、登りきってやる!」
もう一度登り始める天馬を見届けると、瑞貴はシュウの視線に気づいて顔を向ける。
「どうしたの?」
「……瑞貴さんにとって、サッカーはなんなんのか聞いてもいいですか?」
急な質問に瑞貴は驚いたが、シュウが真剣な表情をしているため心から思うことを言う。
「私にとってサッカーは楽しくて、人と人を繋ぐ絆の象徴だと思うんだ」
「人と人を繋ぐ絆……?」
「うん。そのおかげで守や天馬たちに会えたし、サッカーがあるから私はここにいる」
サッカーがなかったらトリップしても円堂たちと関わらなかっただろう。それに楽しいことや辛いことやいろんな出会いや出来事があったから、瑞貴はサッカーの大切さにも気づくことができたのだ。
「瑞貴さんって、やっぱり聞いた通り不思議な人ですね」
「聞いた通りって……誰から聞いたの?」
「それは内緒です」
フフッと微笑むシュウに瑞貴は首を傾げた。
――霧野と神童と車田は風丸に教わりながら、突破力を上げるために川にある大量の大きな葉で反対側の岸まで行く特訓をする。不安定な足場にも関わらず風丸はなんなくクリアした。
「飛び出した葉はDFだと思え。どう走れば突破できるかどうか見切るんだ!」
「こんな不安定な足場で……」
「一瞬でルートを見切れってことか……」
「こうなったら行くしかねぇ!」
最初に車田がチャレンジするも、一枚一枚飛ぶ度に危うい動きであり川に落ちてしまった。
「ダメだ! 全然ムリ!」
「落ち着いて飛ぶんだ!」
「よーし!」
続いて神童もチャレンジするが、途中の葉に足を滑らせて落ちてしまった。
「何度でもチャレンジするんだ。俺たちの頃の雷門イレブンも、過酷な特訓を越えて強くなってなっていった」
「よし! 次は俺行きます!」