未来を背負う少女
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初めて出会ったときは変な奴だと思った。散々自分や仲間を痛めつけたジェミニストームをかばうなどおかしな行動をしたからだ。
だが、あいつがいる雷門は我々イプシロンを倒し、ザ・ジェネシスまでも破った。エイリア石の力も超える未知数な実力は少なからず面白いとも思った。
☆☆☆☆☆
ネオジャパンを結成して初めて休みをもらった。休息も時には必要だと瞳子監督からの言いつけだからだ。
久しぶりにお日さま園のグラウンドに行けば、いつものようにみんながサッカーをしていたが特に女子が異様に燃えていた。その理由を私より先に帰っていた瀬方に尋ねる。
「瀬方、今日の女子たちはどうしたんだ?」
「ああ砂木沼さん。イナズマジャパンの選考試合が生中継されていたので、そこにいた井上瑞貴に感化されたそうですよ」
「感化だと?」
グラウンドを見れば玲奈もマキもクララもいつも以上にプレーに磨きがかかっている。
瞳子監督や源田を始めとするネオジャパンの一部も、イナズマジャパンに勝ったら井上瑞貴を引き入れると言っていた。だが、そんなに彼女は価値があるのだろうか。――休憩に入り、私は女子たちに訊いてみた。
「井上瑞貴に感化されたと聞いたが……」
「ああ。私たちは瑞貴に負けてられないと思ったんだ。そしていつかライセンスを取る」
「それに瑞貴が世界で活躍すれば、女子サッカーも注目されるじゃない? マキ、そのときは今より強いプレーヤーになるようにがんばるんだ!」
「私も負けられません……」
正直言って目や耳を疑った。私は代表に呼ばれなかったことに悔しさを覚えていた。だが、玲奈たちはライセンスを持っていないとはいえ、私のような悔しさを微塵とも出していないのだ。
「……何故、そう言えるのだ」
「「「えっ?」」」
「何故、世界との戦いを井上瑞貴に託すように言えるのだ! お前たちは一度井上瑞貴を含めた雷門を倒し、引き分けにもできた! 自分が代表候補にすら選ばれなかったことを悔しく思わないのか!?」
八つ当たりとも言えるだろう。私は瞳子監督の過酷な特訓を受けているのに実力が伸びない自分に歯痒く、これではイナズマジャパンに勝てないとわかっている。しかし世界と戦うために耐えてきた。
だからアッサリと世界への思いを託す玲奈たちの考えが理解できない。
「……砂木沼の気持ちはわからなくもない。本音を言えば確かに悔しいさ」
「なら!」
「でも、マキたちは瑞貴だから託せるんだよ」
「井上瑞貴なら……?」
「彼女は雷門と共に私たちとお父様を救ってくれました。それだけじゃありません。彼女は私たちにはできないことをしてくれる気がするんです。――イナズマジャパンと共に、大きな何かを生み出すような」
……根拠はないがそう言い切れると玲奈たちは言っていた。円堂守やイナズマジャパンがいるなら別にお前たちでもできるはずだ、そう言いたかったができなかった。
だが、あいつがいる雷門は我々イプシロンを倒し、ザ・ジェネシスまでも破った。エイリア石の力も超える未知数な実力は少なからず面白いとも思った。
☆☆☆☆☆
ネオジャパンを結成して初めて休みをもらった。休息も時には必要だと瞳子監督からの言いつけだからだ。
久しぶりにお日さま園のグラウンドに行けば、いつものようにみんながサッカーをしていたが特に女子が異様に燃えていた。その理由を私より先に帰っていた瀬方に尋ねる。
「瀬方、今日の女子たちはどうしたんだ?」
「ああ砂木沼さん。イナズマジャパンの選考試合が生中継されていたので、そこにいた井上瑞貴に感化されたそうですよ」
「感化だと?」
グラウンドを見れば玲奈もマキもクララもいつも以上にプレーに磨きがかかっている。
瞳子監督や源田を始めとするネオジャパンの一部も、イナズマジャパンに勝ったら井上瑞貴を引き入れると言っていた。だが、そんなに彼女は価値があるのだろうか。――休憩に入り、私は女子たちに訊いてみた。
「井上瑞貴に感化されたと聞いたが……」
「ああ。私たちは瑞貴に負けてられないと思ったんだ。そしていつかライセンスを取る」
「それに瑞貴が世界で活躍すれば、女子サッカーも注目されるじゃない? マキ、そのときは今より強いプレーヤーになるようにがんばるんだ!」
「私も負けられません……」
正直言って目や耳を疑った。私は代表に呼ばれなかったことに悔しさを覚えていた。だが、玲奈たちはライセンスを持っていないとはいえ、私のような悔しさを微塵とも出していないのだ。
「……何故、そう言えるのだ」
「「「えっ?」」」
「何故、世界との戦いを井上瑞貴に託すように言えるのだ! お前たちは一度井上瑞貴を含めた雷門を倒し、引き分けにもできた! 自分が代表候補にすら選ばれなかったことを悔しく思わないのか!?」
八つ当たりとも言えるだろう。私は瞳子監督の過酷な特訓を受けているのに実力が伸びない自分に歯痒く、これではイナズマジャパンに勝てないとわかっている。しかし世界と戦うために耐えてきた。
だからアッサリと世界への思いを託す玲奈たちの考えが理解できない。
「……砂木沼の気持ちはわからなくもない。本音を言えば確かに悔しいさ」
「なら!」
「でも、マキたちは瑞貴だから託せるんだよ」
「井上瑞貴なら……?」
「彼女は雷門と共に私たちとお父様を救ってくれました。それだけじゃありません。彼女は私たちにはできないことをしてくれる気がするんです。――イナズマジャパンと共に、大きな何かを生み出すような」
……根拠はないがそう言い切れると玲奈たちは言っていた。円堂守やイナズマジャパンがいるなら別にお前たちでもできるはずだ、そう言いたかったができなかった。