最初で最後の恋
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円堂がめくる次のページ。それはFFI本戦だ。
「ライオコット島でたくさんの強いチームが集まったとき、『こんな強い奴らと戦えるのか!』ってワクワクしてたんだ」
「私も……ううん、みんな一緒だよ。フィディオやエドガーやテレスやマークやディラン、一哉も飛鳥もライバルになったけどスゴく強くなってたね」
「今思えばジ・エンパイアと試合できなかったのは個人的に悔しかったなぁ~。あいつらのシュート、受けてみたかった~」
「アハハハ」
円堂と瑞貴は影山の策略によりジ・エンパイア戦に出場できなかった。瑞貴はテレスと勝負したものの、ジ・エンパイアのチームを相手にイナズマジャパンとして戦えなかったのが円堂と同様悔しい。
瑞貴がページをめくるとユニコーン戦の写真が目に入り、優しげに目を細める。
「ユニコーン戦前に一哉に告白にされて、飛鳥に相談して……私は自分の気持ちに嘘を吐かないって決めた。守のこと異性としても好きって認めたんだよね……」
「今まで認めてなかったのか!?」
「だって秋ちゃんたちを裏切れなかったんだもん。……でも、そのことが裏切り行為だって気づかされた」
好きな人が同じなら友達でも恨みっこなしで戦うのが必要だ。それで関係が崩れるようならそれっぽっちの絆だということ。でも、瑞貴たちが今まで築いてきた友情はそんなヤワなものではない。
「でもあのとき一番大事なのは世界大会優勝だから秘めていたけど、解放されたって気分になったよ」
気持ちを自覚して新たなパワーとしてプレーに磨きがかかった。ただ『好き』と自覚しただけだが、それが瑞貴の力になったのだ。
円堂はページをめくると嬉しそうに声を上げる。
「おっ、次は決勝トーナメントのときだ」
「Bグループ代表ザ・キングダムと……リトルギガントとの決勝戦」
「ああ。じいちゃんのチームだ」
ザ・キングダムも強かったが、大介が鍛え上げたチームであるリトルギガントはもっと強かった。何度危機に陥ったか覚えてないくらい。
「でも俺たちは勝って世界一になった。あの感動は今でも忘れられないぜ」
「うん。いっぱい感動したね!」
怒涛の中学二年生を送ったアルバムはこれで終わり。瑞貴はアルバムを閉じると円堂を見上げる。
「ねっ、守はいつ私が好きだって自覚したの?」
「俺はセインとデスタが現れたときだな。瑞貴が花嫁になるって聞いたとき、相手が誰だろうと渡したくないって心から思った。魔王やセインや……仲間が相手でも、瑞貴を取られたくなかった」
「みぎゃ!」
円堂は両腕に力を込めると瑞貴の首元に顔をうずめた。くすぐったくて瑞貴は思わず声を上げる。
「瑞貴が俺を選んでくれたとき、何度夢じゃないかと疑った。結婚式を上げたときも、今こうして抱きしめているのも……」
「守……」
ゴンッ!
「「イッテェ/いったー!」」
瑞貴はおでこで円堂の頭に思い切りぶつけた。円堂は大ダメージをくらったが、それは瑞貴も同じなのだ。
痛む頭を抑えるために円堂は片腕を瑞貴から離すと、それを狙って瑞貴は解放された片手で円堂の頬を引っ張る。
「いひゃいいひゃい!」
「バッカねー! 私だって最初で最後の恋を守にあげる覚悟で告白したんだから!」
「ひゃいひょでひゃいご?」
「うん。私も守が初恋なんだ。両親が亡くなって一人ぼっちになったてからサッカーと出会って、それからはサッカーに一直線で恋する気もなかった。だから今でもこんなに男の人を恋愛感情で好きになるなんて二度とないって思うよ。それほど守は私にとって最高の相手なんだから」
瑞貴は円堂の頬から手を離すと自ら抱きつく。円堂もその背中に手を回した。
「そうだな。俺も瑞貴以外に女の人を恋愛感情で好きになるなんてムリだ。最初で最後の恋だな」
「どこまでも一緒だね。私たち」
「ああ! だから相性バッチリなんだ!」
瑞貴と円堂は笑い合うと顔を見合わせ、自然と目を閉じてキスする。
アルバムは三冊分でも、瑞貴と円堂にとってはそれ以上の量がある日々だった。最強で最高で――心から愛しい相棒を見つけたのだから……。
あとがき→
「ライオコット島でたくさんの強いチームが集まったとき、『こんな強い奴らと戦えるのか!』ってワクワクしてたんだ」
「私も……ううん、みんな一緒だよ。フィディオやエドガーやテレスやマークやディラン、一哉も飛鳥もライバルになったけどスゴく強くなってたね」
「今思えばジ・エンパイアと試合できなかったのは個人的に悔しかったなぁ~。あいつらのシュート、受けてみたかった~」
「アハハハ」
円堂と瑞貴は影山の策略によりジ・エンパイア戦に出場できなかった。瑞貴はテレスと勝負したものの、ジ・エンパイアのチームを相手にイナズマジャパンとして戦えなかったのが円堂と同様悔しい。
瑞貴がページをめくるとユニコーン戦の写真が目に入り、優しげに目を細める。
「ユニコーン戦前に一哉に告白にされて、飛鳥に相談して……私は自分の気持ちに嘘を吐かないって決めた。守のこと異性としても好きって認めたんだよね……」
「今まで認めてなかったのか!?」
「だって秋ちゃんたちを裏切れなかったんだもん。……でも、そのことが裏切り行為だって気づかされた」
好きな人が同じなら友達でも恨みっこなしで戦うのが必要だ。それで関係が崩れるようならそれっぽっちの絆だということ。でも、瑞貴たちが今まで築いてきた友情はそんなヤワなものではない。
「でもあのとき一番大事なのは世界大会優勝だから秘めていたけど、解放されたって気分になったよ」
気持ちを自覚して新たなパワーとしてプレーに磨きがかかった。ただ『好き』と自覚しただけだが、それが瑞貴の力になったのだ。
円堂はページをめくると嬉しそうに声を上げる。
「おっ、次は決勝トーナメントのときだ」
「Bグループ代表ザ・キングダムと……リトルギガントとの決勝戦」
「ああ。じいちゃんのチームだ」
ザ・キングダムも強かったが、大介が鍛え上げたチームであるリトルギガントはもっと強かった。何度危機に陥ったか覚えてないくらい。
「でも俺たちは勝って世界一になった。あの感動は今でも忘れられないぜ」
「うん。いっぱい感動したね!」
怒涛の中学二年生を送ったアルバムはこれで終わり。瑞貴はアルバムを閉じると円堂を見上げる。
「ねっ、守はいつ私が好きだって自覚したの?」
「俺はセインとデスタが現れたときだな。瑞貴が花嫁になるって聞いたとき、相手が誰だろうと渡したくないって心から思った。魔王やセインや……仲間が相手でも、瑞貴を取られたくなかった」
「みぎゃ!」
円堂は両腕に力を込めると瑞貴の首元に顔をうずめた。くすぐったくて瑞貴は思わず声を上げる。
「瑞貴が俺を選んでくれたとき、何度夢じゃないかと疑った。結婚式を上げたときも、今こうして抱きしめているのも……」
「守……」
ゴンッ!
「「イッテェ/いったー!」」
瑞貴はおでこで円堂の頭に思い切りぶつけた。円堂は大ダメージをくらったが、それは瑞貴も同じなのだ。
痛む頭を抑えるために円堂は片腕を瑞貴から離すと、それを狙って瑞貴は解放された片手で円堂の頬を引っ張る。
「いひゃいいひゃい!」
「バッカねー! 私だって最初で最後の恋を守にあげる覚悟で告白したんだから!」
「ひゃいひょでひゃいご?」
「うん。私も守が初恋なんだ。両親が亡くなって一人ぼっちになったてからサッカーと出会って、それからはサッカーに一直線で恋する気もなかった。だから今でもこんなに男の人を恋愛感情で好きになるなんて二度とないって思うよ。それほど守は私にとって最高の相手なんだから」
瑞貴は円堂の頬から手を離すと自ら抱きつく。円堂もその背中に手を回した。
「そうだな。俺も瑞貴以外に女の人を恋愛感情で好きになるなんてムリだ。最初で最後の恋だな」
「どこまでも一緒だね。私たち」
「ああ! だから相性バッチリなんだ!」
瑞貴と円堂は笑い合うと顔を見合わせ、自然と目を閉じてキスする。
アルバムは三冊分でも、瑞貴と円堂にとってはそれ以上の量がある日々だった。最強で最高で――心から愛しい相棒を見つけたのだから……。
あとがき→