最初で最後の恋
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サッカー部の練習がないとある休日。円堂と瑞貴は日々多忙だったので久しぶりに自宅でゆっくり過ごすことになった。
「瑞貴ー! 懐かしいモンが出てきたぞー!」
「懐かしいもの?」
瑞貴がリビングでおやつを用意していると、突然円堂が厚めの本を三冊も持ってきた。その正体はアルバムである。
「せっかくだから一緒に見ようぜ!」
「うん。すぐにおやつを出すから先にソファに座ってて」
「オウッ!」
円堂は早く見たいのかウキウキしている。時折見せる子供のような姿に瑞貴は微笑ましく思いながら紅茶とクッキーを持ってソファに座った。
瑞貴が二人分の紅茶を淹れたのを確認し、円堂は一つのアルバムのページをめくった。――まずはフットボールフロンティア。
「部員七人しかいなかったとき帝国学園が練習試合を申し込んできた……あれが全ての始まりだったね」
「そうか? 俺は違うと思うぞ」
「えっ?」
「俺にとっての全ての始まりは……瑞貴と河川敷で出会ったときだ」
稲妻KFCと一緒に練習したとき不良に絡まれた。そのとき瑞貴が駆け付け、豪炎寺が現れた。
「俺さ、じいちゃんに願ったんだ。瑞貴と豪炎寺がうちに来てくれたらいいなって。そしたら現実になったんだ。翌日転校したときはびっくりしたぜ」
「私もびっくりしたよ。まさか守と同じクラスになるなんて」
トリップして同じ学校に行けるだけでも嬉しかったのに、瑞貴は円堂と同じクラスになった。もちろん風丸や豪炎寺や秋とも。今思えばシンが計らったのではないだろうか。
「それで帝国学園との練習試合を聞いたんだよね。その次は部員探し」
「あちこちの運動部や手当たり次第の生徒に声をかけ、春奈に募集宣伝をかけあったりしたけど、唯一運動部から来たのは風丸だけだったな。……そして瑞貴が最初に入部してくれた」
「あんな必死に部活のことを考える人を見たのは初めてだったからね」
瑞貴が元の世界で所属していたサッカー部は、キャプテンもいじめに乗っていた。だからいじめが解決しても二度とサッカー部に入るつもりがなかったし、トリップしても同じ気持ちでいた。本来なら原作に関わるつもりはなかったが、サッカー部のために一生懸命な円堂を見て瑞貴は入部を決意した。
「そして当日、鬼道や帝国学園サッカー部に出会い、試合には勝てたけど勝負には負けてしまったな~」
「仕方ないよ。あのときはなにもかも帝国学園のレベルが高かったし」
帝国学園とマトモに戦えたのは瑞貴と豪炎寺だけ。チームワークや個人の実力や問題がありすぎた。
瑞貴がページをめくると、尾刈斗中の練習試合の写真があった。
「次は尾刈斗中だね」
「呪いなんか信じてなかったけど、本当に体が動かなくなったときは驚いたな」
「でも守が呪いの謎を解き、修也と竜吾がドラゴントルネードを生み出したから勝てた。1点を取るために何が必要なのかもわかったし」
瑞貴は再びページをめくり、その先からはフットボールフロンティア地区予選の写真だった。
「野生中に御影専農に秋葉名戸……たくさん特訓したから勝てて地区予選決勝まで上り詰めた」
「帝国学園はいろんな事件もあったね」
鬼道と春奈、影山の策略、円堂の不調、様々な思いが交差していた。だけど雷門中はそんな困難を乗り越え――。
「ついに俺たちは帝国学園に勝ったんだ」
円堂は地区大会優勝トロフィーを持つ自分と瑞貴を中心に笑い合う雷門中サッカー部の写真を見る。隣には当時の記事まである。
「でも地区大会の次は……全国大会」
「ああ。全国の強豪校が集まる大会だ」
瑞貴がページをめくれば全国大会開会式の写真から始まる。
「戦国伊賀島、千羽山、木戸川清州……俺たちに大きな困難だったな」
「でも同時に仲間もできたね。地区大会前に来た飛鳥を始め、世宇子にリベンジする有人、アメリカから来た一哉」
個人のレベルアップやチームワークを磨き、ついに全国大会決勝戦に来た。
「世宇子中に影山が来たときは驚いたな。それに世宇子中が神のアクアを使っていたのも」
「だけど本当のサッカーで私たちは勝利したんだ」
ボロボロになりながらも雷門中サッカー部はみんな最高の笑顔で写真に写っていた。その姿に瑞貴も円堂も自然と微笑む。
「瑞貴ー! 懐かしいモンが出てきたぞー!」
「懐かしいもの?」
瑞貴がリビングでおやつを用意していると、突然円堂が厚めの本を三冊も持ってきた。その正体はアルバムである。
「せっかくだから一緒に見ようぜ!」
「うん。すぐにおやつを出すから先にソファに座ってて」
「オウッ!」
円堂は早く見たいのかウキウキしている。時折見せる子供のような姿に瑞貴は微笑ましく思いながら紅茶とクッキーを持ってソファに座った。
瑞貴が二人分の紅茶を淹れたのを確認し、円堂は一つのアルバムのページをめくった。――まずはフットボールフロンティア。
「部員七人しかいなかったとき帝国学園が練習試合を申し込んできた……あれが全ての始まりだったね」
「そうか? 俺は違うと思うぞ」
「えっ?」
「俺にとっての全ての始まりは……瑞貴と河川敷で出会ったときだ」
稲妻KFCと一緒に練習したとき不良に絡まれた。そのとき瑞貴が駆け付け、豪炎寺が現れた。
「俺さ、じいちゃんに願ったんだ。瑞貴と豪炎寺がうちに来てくれたらいいなって。そしたら現実になったんだ。翌日転校したときはびっくりしたぜ」
「私もびっくりしたよ。まさか守と同じクラスになるなんて」
トリップして同じ学校に行けるだけでも嬉しかったのに、瑞貴は円堂と同じクラスになった。もちろん風丸や豪炎寺や秋とも。今思えばシンが計らったのではないだろうか。
「それで帝国学園との練習試合を聞いたんだよね。その次は部員探し」
「あちこちの運動部や手当たり次第の生徒に声をかけ、春奈に募集宣伝をかけあったりしたけど、唯一運動部から来たのは風丸だけだったな。……そして瑞貴が最初に入部してくれた」
「あんな必死に部活のことを考える人を見たのは初めてだったからね」
瑞貴が元の世界で所属していたサッカー部は、キャプテンもいじめに乗っていた。だからいじめが解決しても二度とサッカー部に入るつもりがなかったし、トリップしても同じ気持ちでいた。本来なら原作に関わるつもりはなかったが、サッカー部のために一生懸命な円堂を見て瑞貴は入部を決意した。
「そして当日、鬼道や帝国学園サッカー部に出会い、試合には勝てたけど勝負には負けてしまったな~」
「仕方ないよ。あのときはなにもかも帝国学園のレベルが高かったし」
帝国学園とマトモに戦えたのは瑞貴と豪炎寺だけ。チームワークや個人の実力や問題がありすぎた。
瑞貴がページをめくると、尾刈斗中の練習試合の写真があった。
「次は尾刈斗中だね」
「呪いなんか信じてなかったけど、本当に体が動かなくなったときは驚いたな」
「でも守が呪いの謎を解き、修也と竜吾がドラゴントルネードを生み出したから勝てた。1点を取るために何が必要なのかもわかったし」
瑞貴は再びページをめくり、その先からはフットボールフロンティア地区予選の写真だった。
「野生中に御影専農に秋葉名戸……たくさん特訓したから勝てて地区予選決勝まで上り詰めた」
「帝国学園はいろんな事件もあったね」
鬼道と春奈、影山の策略、円堂の不調、様々な思いが交差していた。だけど雷門中はそんな困難を乗り越え――。
「ついに俺たちは帝国学園に勝ったんだ」
円堂は地区大会優勝トロフィーを持つ自分と瑞貴を中心に笑い合う雷門中サッカー部の写真を見る。隣には当時の記事まである。
「でも地区大会の次は……全国大会」
「ああ。全国の強豪校が集まる大会だ」
瑞貴がページをめくれば全国大会開会式の写真から始まる。
「戦国伊賀島、千羽山、木戸川清州……俺たちに大きな困難だったな」
「でも同時に仲間もできたね。地区大会前に来た飛鳥を始め、世宇子にリベンジする有人、アメリカから来た一哉」
個人のレベルアップやチームワークを磨き、ついに全国大会決勝戦に来た。
「世宇子中に影山が来たときは驚いたな。それに世宇子中が神のアクアを使っていたのも」
「だけど本当のサッカーで私たちは勝利したんだ」
ボロボロになりながらも雷門中サッカー部はみんな最高の笑顔で写真に写っていた。その姿に瑞貴も円堂も自然と微笑む。