なくてはならない存在
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「……遅い」
現在の時刻は23時。瑞貴は家で夫である円堂の帰りを待っていた。
明日はサッカー部が休みなので円堂は鬼道と豪炎寺と飲みに行き、瑞貴は仕事があったため先に家に帰った。円堂は22時に帰ると言ったが、一時間も過ぎてるし連絡もない。
「話が弾んでいるのかな?」
ピンポ――ン。
「こんな時間に? 誰だろ」
インターフォンが鳴る音が聞こえた。夜遅いので瑞貴は警戒しながらモニターの電源を入れると……。
〈瑞貴、こんな時間にすまないが開けてくれないか?〉
〈円堂の鍵が見当たらなくてな〉
「修也!? 有人!? ちょっと待ってて!」
慌てて瑞貴は玄関に飛び出して扉を開けると、円堂が豪炎寺と鬼道の肩に腕を回して支えられている。
「円堂が珍しく飲み過ぎてな……」
「挙げ句の果てに潰れて寝てしまった」
「それでここまで運んで来てくれたんだね……。ありがとう、とりあえず入って」
子供の頃と違って今の瑞貴は成人男性の円堂を背負う力はない。豪炎寺と鬼道をリビングに招き入れて円堂をソファに寝かした。
豪炎寺と鬼道は疲れたのか物凄くグッタリしているので、運んできてくれたお礼に瑞貴は二人にお茶を淹れる。
「ごめんね、二人共。疲れたでしょ」
「いや、運ぶのはあまり苦じゃなかったんだが……」
「酔った円堂が面倒だったんだ……」
「酔った守? うちでは甘えん坊になるけど。まさか二人に――」
「「違う!」」
もちろん瑞貴は冗談で言ったのだが、疲労が溜まっている豪炎寺と鬼道はそう聞こえなかったので力強く否定した。テーブルを叩きそうな勢いだったので瑞貴は苦笑を返す。
「じょ、冗談だよ。で、何があったの?」
夫が何か迷惑をかけたのかと思い、瑞貴は豪炎寺と鬼道に尋ねる。二人は顔を見合わせて溜息を吐くと話し出した。
☆☆☆☆☆
個室の居酒屋で三人が料理を食べながら飲んで現在の雷門サッカー部のことや昔のことで話が弾んでいた。そんなとき豪炎寺がふと「瑞貴が来れなくて残念だな」と口にしたのがキッカケだった。
円堂はビールをグイッと飲んで、ダンッと強くテーブルに叩くように置いて顔をうつむけた。珍しい光景に豪炎寺と鬼道は驚き、恐る恐る話しかける。
「え、円堂?」
「大丈夫か?」
「……瑞貴が愛しすぎて辛い」
「「……ハッ?」」
突然何を、と思えばガバッと円堂は顔を上げる。酔いが回っているのか顔が赤いし目もウルウルしている。
現在の時刻は23時。瑞貴は家で夫である円堂の帰りを待っていた。
明日はサッカー部が休みなので円堂は鬼道と豪炎寺と飲みに行き、瑞貴は仕事があったため先に家に帰った。円堂は22時に帰ると言ったが、一時間も過ぎてるし連絡もない。
「話が弾んでいるのかな?」
ピンポ――ン。
「こんな時間に? 誰だろ」
インターフォンが鳴る音が聞こえた。夜遅いので瑞貴は警戒しながらモニターの電源を入れると……。
〈瑞貴、こんな時間にすまないが開けてくれないか?〉
〈円堂の鍵が見当たらなくてな〉
「修也!? 有人!? ちょっと待ってて!」
慌てて瑞貴は玄関に飛び出して扉を開けると、円堂が豪炎寺と鬼道の肩に腕を回して支えられている。
「円堂が珍しく飲み過ぎてな……」
「挙げ句の果てに潰れて寝てしまった」
「それでここまで運んで来てくれたんだね……。ありがとう、とりあえず入って」
子供の頃と違って今の瑞貴は成人男性の円堂を背負う力はない。豪炎寺と鬼道をリビングに招き入れて円堂をソファに寝かした。
豪炎寺と鬼道は疲れたのか物凄くグッタリしているので、運んできてくれたお礼に瑞貴は二人にお茶を淹れる。
「ごめんね、二人共。疲れたでしょ」
「いや、運ぶのはあまり苦じゃなかったんだが……」
「酔った円堂が面倒だったんだ……」
「酔った守? うちでは甘えん坊になるけど。まさか二人に――」
「「違う!」」
もちろん瑞貴は冗談で言ったのだが、疲労が溜まっている豪炎寺と鬼道はそう聞こえなかったので力強く否定した。テーブルを叩きそうな勢いだったので瑞貴は苦笑を返す。
「じょ、冗談だよ。で、何があったの?」
夫が何か迷惑をかけたのかと思い、瑞貴は豪炎寺と鬼道に尋ねる。二人は顔を見合わせて溜息を吐くと話し出した。
☆☆☆☆☆
個室の居酒屋で三人が料理を食べながら飲んで現在の雷門サッカー部のことや昔のことで話が弾んでいた。そんなとき豪炎寺がふと「瑞貴が来れなくて残念だな」と口にしたのがキッカケだった。
円堂はビールをグイッと飲んで、ダンッと強くテーブルに叩くように置いて顔をうつむけた。珍しい光景に豪炎寺と鬼道は驚き、恐る恐る話しかける。
「え、円堂?」
「大丈夫か?」
「……瑞貴が愛しすぎて辛い」
「「……ハッ?」」
突然何を、と思えばガバッと円堂は顔を上げる。酔いが回っているのか顔が赤いし目もウルウルしている。