勝手な人
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あれは去年のホーリーロード全国大会決勝戦のときだ。聖帝選挙も終わったから、勝敗指示もなく自由にプレイできる試合だ。――だけど結果は2対1で負けてしまい、あたしたちは準優勝になった。
自由にやれる試合だからこそ、悔しかった。勝ちたかった、という思いがいっぱいで涙も出そうになるくらい。
『何泣いてんだよ、倉間』
『だって……本気の試合なんですよ……。優勝したかったです……』
『俺もだ』
南沢さんはあたしの頭にポンッと手を置く。
『もしかしたら、来年もこんな試合ができるかもしれない。今度は俺とお前も点を取って勝とう』
『南沢さん……』
『だから来年のホーリーロードも一緒にがんばろうぜ』
グシャグシャになるくらい頭を撫でられたけど、視界に見えた南沢さんの笑顔に、あたしもつられて笑顔になる。
『はい! 約束ですよ!』
『ああ』
そう言ってあたしたちはベタだけど指切りをした。
……なのに次の年、天馬たちが入部して円堂さんが監督になり、本当のサッカーを目指すことになったけど……。
『俺、退部します』
あたしたちの目の前で、南沢さんは円堂監督にそう告げた。挙げ句の果てに、敵チームの月山国光に転校して敵対して……。あの人は約束を破ったんだ。
自由にやれる試合だからこそ、悔しかった。勝ちたかった、という思いがいっぱいで涙も出そうになるくらい。
『何泣いてんだよ、倉間』
『だって……本気の試合なんですよ……。優勝したかったです……』
『俺もだ』
南沢さんはあたしの頭にポンッと手を置く。
『もしかしたら、来年もこんな試合ができるかもしれない。今度は俺とお前も点を取って勝とう』
『南沢さん……』
『だから来年のホーリーロードも一緒にがんばろうぜ』
グシャグシャになるくらい頭を撫でられたけど、視界に見えた南沢さんの笑顔に、あたしもつられて笑顔になる。
『はい! 約束ですよ!』
『ああ』
そう言ってあたしたちはベタだけど指切りをした。
……なのに次の年、天馬たちが入部して円堂さんが監督になり、本当のサッカーを目指すことになったけど……。
『俺、退部します』
あたしたちの目の前で、南沢さんは円堂監督にそう告げた。挙げ句の果てに、敵チームの月山国光に転校して敵対して……。あの人は約束を破ったんだ。