努力する君が
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「瑞貴……俺はもうダメだ……」
「何言ってんの守! あきらめたらそこでゲームセットなんだよ!?」
「もうゲームセットでいい……」
「何寝ぼけたこと言ってるの! ――この公式を導入すれば解けるから」
「もう勉強なんて嫌だぁ――っ!!」
「ハァ……」
円堂家に響き渡るくらい叫んで顔を机に突っ伏す円堂に、瑞貴は呆れて溜息を吐く。
――フットボールフロンティア全国大会優勝や、エイリア学園事件を解決した、今じゃ有名な雷門中サッカー部。だけど彼らも中学生なので、当然他の生徒と同じように学校に通い授業を受け、そして……テストも受ける。
金曜日に数学の授業にやったテストで、円堂は見事赤点を取った。元々円堂は赤点常習犯なので、『再テストに70点以上取らなければ一週間部活休止で補習を受けろ』と言われたのだ。
「元はと言えばテストで赤点を取る守が悪いんでしょ」
「だって数学なんてチンプンカンプンで、全然わかんないんだよ~。俺、燃え尽きた……サッカーしたい……」
「……そのサッカーが禁止になってもいいの?」
「それは嫌だ!」
瑞貴がポツリと呟くと、円堂はもう一度勉強に取りかかった。
「えーと、xが代入して……答えは4だな!」
「違う」
「えー!? なんでだよー!」
「この+が-になってない。さっきの問題と同じだよ」
「あー。なるほど……」
この土日はちょうど部活も休みの日。瑞貴はチームメイトからの必死な頼みで円堂の講師を引き受けることになった。
風丸は幼馴染故、円堂の講師役の大変さを知り尽くしている。鬼道や豪炎寺はキャラバンで旅をしている間の勉強会で、他のみんなもまた然りだ。だから円堂にとことん勉強するように仕向け、さらに理解するまで根気よく付き合う必要がある。
誰もがギブアップする中、それに耐え抜いたのは唯一瑞貴だけだったのだ。その証拠に金曜日の放課後から日曜日の今日まで、変わらぬ態度で円堂に勉強を教えている。
「瑞貴、これでどうだ?」
「うん、正解。じゃあ少し休憩にしようか」
「俺、母ちゃんからジュースのおかわりもらって来る!」
一時とはいえ勉強から解放されたので、円堂は意気揚々と部屋から出て行った。その様子に残った瑞貴は苦笑しながら溜息を吐くと、机に広がっている円堂のノートやプリントに目を移す。
「何言ってんの守! あきらめたらそこでゲームセットなんだよ!?」
「もうゲームセットでいい……」
「何寝ぼけたこと言ってるの! ――この公式を導入すれば解けるから」
「もう勉強なんて嫌だぁ――っ!!」
「ハァ……」
円堂家に響き渡るくらい叫んで顔を机に突っ伏す円堂に、瑞貴は呆れて溜息を吐く。
――フットボールフロンティア全国大会優勝や、エイリア学園事件を解決した、今じゃ有名な雷門中サッカー部。だけど彼らも中学生なので、当然他の生徒と同じように学校に通い授業を受け、そして……テストも受ける。
金曜日に数学の授業にやったテストで、円堂は見事赤点を取った。元々円堂は赤点常習犯なので、『再テストに70点以上取らなければ一週間部活休止で補習を受けろ』と言われたのだ。
「元はと言えばテストで赤点を取る守が悪いんでしょ」
「だって数学なんてチンプンカンプンで、全然わかんないんだよ~。俺、燃え尽きた……サッカーしたい……」
「……そのサッカーが禁止になってもいいの?」
「それは嫌だ!」
瑞貴がポツリと呟くと、円堂はもう一度勉強に取りかかった。
「えーと、xが代入して……答えは4だな!」
「違う」
「えー!? なんでだよー!」
「この+が-になってない。さっきの問題と同じだよ」
「あー。なるほど……」
この土日はちょうど部活も休みの日。瑞貴はチームメイトからの必死な頼みで円堂の講師を引き受けることになった。
風丸は幼馴染故、円堂の講師役の大変さを知り尽くしている。鬼道や豪炎寺はキャラバンで旅をしている間の勉強会で、他のみんなもまた然りだ。だから円堂にとことん勉強するように仕向け、さらに理解するまで根気よく付き合う必要がある。
誰もがギブアップする中、それに耐え抜いたのは唯一瑞貴だけだったのだ。その証拠に金曜日の放課後から日曜日の今日まで、変わらぬ態度で円堂に勉強を教えている。
「瑞貴、これでどうだ?」
「うん、正解。じゃあ少し休憩にしようか」
「俺、母ちゃんからジュースのおかわりもらって来る!」
一時とはいえ勉強から解放されたので、円堂は意気揚々と部屋から出て行った。その様子に残った瑞貴は苦笑しながら溜息を吐くと、机に広がっている円堂のノートやプリントに目を移す。