VS宇宙刑事ギャバン
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ギュイィィイイン!!
すると地上から豪獣ドリルが現れる。やっと鎧が来てくれたんだ!
《お待たせいたしましたーみなさん! 乗ってくださーい!》
「来るのが遅い!」
「やったー!」
「参りましょう!」
「何してる! マーベラス!」
「マーベラス! 早く!」
ジョーと私に諭されてやっとマーベラスも豪獣ドリルに乗り込んだ。
「脱出~!」
全員乗ったことを確認した鎧はそのまま豪獣ドリルを一気に空へ飛ばして脱出した。
☆☆☆☆☆
豪獣ドリルからガレオンに移動し、ハカセがガレオンに異常がないかチェックしてくれる。
「とりあえず、ガレオンも大丈夫みたい。いや~、一時はどうなっちゃうかと思ったよ」
〈よかったよかった!〉
「フフフフフ! 絶妙なタイミングだったでしょ~? 俺ぇ! ハハッ! やっぱ、真打ちは遅れて登場~! なんつって――」
ゴンッ!
「いたぁ!」
調子に乗る鎧を私は一発思いっきり殴った。
「アホか! ギャバンがいなかったら、私たち鎧が来た頃には処刑済みだったっつーの!」
「そうよ! 何が真打ちよ、何が絶妙よ! 来るならもっと早く来なさいよね! おかげでこっちは大変だったんだから!」
「そうだよ! 死ぬところだったんだよ!」
私に同意するようにルカとハカセが鎧を締め上げている。残りのお仕置きはこの二人に任せるか。
「まあよいではないですか。こうしてみんな無事だったわけですし。ねっ、ナビィ」
〈そうそう。終わりよければノープロブレム~ってね!〉
「それを言うなら終わりよければ全てよし、だよ」
でも……この事件はまだ終わりじゃない。原作を見たけど、この世界にいる月日が長かったからほとんど覚えていない。
だけどマーベラスがギャバンと繋がりがあることを知ってるから、ジョーと共に船長椅子に座り難しい顔をしているマーベラスを見る。
「どうした。気になるのか? あの宇宙刑事のことが」
「知り合い、というか顔見知りなのかな?」
「……昔、会ったことがある気がするんだ。あいつに」
マーベラスの言葉に、さっきまで騒がしかった鎧たちもピタリと静かになりマーベラスを見る。
「宇宙刑事ギャバンさんですか?」
「ああ」
「詳しく、聞かせてくださいませんか?」
「…………」
みんなも気になるようでアイムが代表して問いかける。マーベラスはゆっくり立ち上がって窓辺に腕を当てる。
「あれはまだ、俺がガキの頃だった。たった一人で潜り込んだ貨物船がザンギャックに襲われた。あっという間に火の手が回って、俺は逃げられなくなった」
……乗組員も大きな揺れに乗っ取って火の海に落ちてしまう。少年でもマーベラスは自分の死も悟っていたときだった。
『飛べ!』
階下から聞こえた声にマーベラスが覗き込むと一人の男がいた。それがギャバンだ。でも下の火は大きく、マーベラスには恐ろしく思えた。
『ダメだよ……怖いよ……。僕…死ぬ……』
『男なんだろ? ここで死ぬのは君の勝手だ。だが君さえその気になれば、君の行く手にはきっと、素晴らしい未来がある。それをつかみとるために、勇気を出せ! あばよ涙、よろしく勇気だ!』
人差し指と中指を立てて横に振るギャバン。マーベラスはその言葉に胸を打たれ、復唱してギュッと拳を握る。
『よろしく……勇気……』
そして同じように人差し指と中指を立てると手摺りに足をかけて飛び降りた。それをギャバンがしっかりと抱き止め、マーベラスは助かった。