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宙輝はアメリカの病院でユニコーンがジ・エンパイアに負け決勝リーグに勝ち進めなかったことを知った。
(イナズマジャパンと――円堂と世界の舞台で戦えて満足なのに、やっぱり最後までユニコーンのみんなと戦いたかったな……)
コンコン。
「どうぞ」
ガラッ。
「よっ!」
「土門!」
ノックが聞こえた宙輝は入室を許可すると、開かれた扉から現れたのは土門だった。
「すまない。俺たちの力不足で負けちまった……」
「そんなことないよ。とてもいい試合だった。マークもディランも土門も、みんな全力で戦っていたじゃないか」
宙輝にとってユニコーンは雷門イレブンと同等に心から誇りに思えるチームだ。最後まで全力で戦ったからこそ価値がある。
「そうだ。これ、円堂や秋やイナズマジャパンのみんなからだ」
「これ……!」
土門から渡されたのは青い大きな布。中心にはイナズマジャパンのエンブレムがあり、メンバーからの寄せ書きまである。そしてその中には……。
『またフィールドに戻ってきてね。ユースの一之瀬くんの最初の試合、必ず見るから 秋』
「……土門。俺、絶対に病気を治す。また円堂やみんなとサッカーをやるために、そしていつか秋を迎えにいくんだ!」
「おっ。なら手術がんばらないとな!」
幼馴染で心から愛しく思える少女。誰よりも彼女の応援があれば、宙輝はまだ戦えるだろう。
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十年後――。
「そう、次の試合は日本でやるのね」
『ああ。チケット送るから見にきてくれるかな?』
「もちろん! 絶対に行くわ!」
宙輝は病気を乗り越えてサッカーができるようになり、見事プロになった。アメリカ代表として戦う姿を秋はずっとテレビ越しや現地に行って応援している。
『ありがとう。やっぱり君の応援があれば百人力だ。絶対に勝つから』
『イチノセ! そろそろミーティングが始まるぞ!』
『わかった! ごめん。そろそろ行かなくちゃ』
「うん。また連絡してね」
『秋』
「ん?」
『好きだよ。愛してる』
「私も。宙輝くんが大好き」
秋が電話を切って振り向くと、楽しそうに笑う親戚の少年がいた。
「秋姉。やっぱりアメリカの彼氏とラブラブだね」
「天馬!」
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