相棒解散の危機!?
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昨日の夜。秋は瑞貴の部屋の前を通りがかると話し声が聞こえたので足を止めた。
「――で、守りはこうなって、こうやって攻めれば点を取れるんじゃないか?」
「だけど、ここを攻められたら、守りが崩れてしまうよ。だったらこのフォーメーションで……」
オルフェウスの協力もあってリトルギガントの強さを改めて理解した。決勝戦は今まで以上に厳しい試合になるに違いないので、二人でミーティングをしているのだろう。
ゲームメイクは鬼道と不動の役割だが、攻撃と守備の要であり、それぞれを引っ張っていくリーダーとして二人が相談し合うことはよくある。
そのまま秋は通り過ぎようとしたが……。
「だーかーら! これじゃあ点を取りに行けないだろう!」
「ゴッドキャッチを使いこなせていないのに、このままじゃ点を取られ放題でしょ!」
「守ってばっかりじゃ、じいちゃんとロココたちに勝てないぞ! リトルギガントはオルフェウスから完勝したんだからな!」
「こっちだって新しい必殺技を編み出したり、パワーアップの特訓もしてるよ! 少しは信用したらどうなの!?」
「それ瑞貴にも言えることだぞ! 前はムリし続けて倒れたじゃんか!」
「なんで昔のこと持ち出すのよ! それとこれは関係でしょ!」
ヒートアップして関係のないことまで言い合いを始めた。ラチが明かないと悟った秋は部屋の扉を開けた。
「二人共! 明日も練習があるんだから、さっさと寝なさい!」
「あ、秋ちゃん!」
「ご、ごめん!」
それから円堂は素直に部屋に戻り、瑞貴はミーティング用のノートを片付けたので、これで朝には元通りだと秋は思っていた。
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「――というわけなんだけど、まさか朝になってもケンカが続いてるなんて思わなくて」
「円堂はあれで頑固なとこがあるからな」
「瑞貴も一度決めたら折れるのが難しいのよね」
風丸や夏未が溜息を吐くが、逆に言えばこのケンカいつ終止符が着くかわからないということだ。普段滅多にケンカしない分、仲直りも難しいだろう。
だが、決勝戦は近い。従って早く仲直りしてもらわないと困る。
「ここはみんなで協力して、二人の仲を元通りにしましょう!」
春奈の提案に異論のある者などいなかった。