炎と氷と過ごす日
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(今思い返せば断ったらよかったかも……)
先ほどからこんな調子で二人がケンカしているのだ。
瑞貴の買い物なのに何かを選べば「凍てつく色の白がいい」や「紅蓮の赤だろ!」とか自分の好みの色を押し付けるし、次に必要な物を呟いたら「こっちにいい店がある」や「あっちのが品揃えいいぜ」など言う。
ヒロトか緑川かアフロディでも呼ぼうとすれば、ケンカしててもすぐに二人から物凄い怖い視線を送られたので断念する。
「ねぇ二人共。さっきから何かと突っかかっているけど、何かあったの?」
訊いてみると風介も晴矢もピタリとケンカを止め、気まずそうに話し出した。
「……私たちは韓国代表だが、優勝するならイナズマジャパンがいいのだ」
「……だからよ、そばにいることはできなくても何か自分が選んだ物があれば、俺たちはずっと応援してるってわかるかなって」
二人共そっぽを向いているが顔は確かに赤い。それだけでも珍しいが、もう一つあることに気づいてクスクスと笑う。
「なっ、何笑ってんだよ!」
「だって、二人共お互いのことわかってるんだなぁって」
「「ハッ?」」
「風介も晴矢も、自分だけを指さず『たち』って言ってるんだよ。それってお互い相手も自分と同じ気持ちだってわかってることじゃない」
「「あっ!」」
言われてから気づいたのか、涼野も南雲も驚いている。幼い頃からお日さま園で一緒に過ごしたせいもあるが、お互いがライバル視をしていることもあって自然と知ることになったんだろう。
「でも私は風介と晴矢がそんなこと考えてくれるなんて思ってなかった。――ありがとう」
幾人も虜にしてきた優しい微笑みを浮かべる。先ほどのこともあり二人はさらに顔を赤くした。
「ここで私に提案があるんだけど、三人分の色違いでおそろいのストラップとか買わない? それなら一つで二人がそばにいるって伝わるから」
「「…………!」」
「あっ……ダメだった?」
((こいつも一緒なのは、正直言って嫌だが……))
「私が君の頼みを断るわけないだろう」
「お、お前がどうしてもって言うなら別に……」
涼野はともかく、どうしてもとは言ってないが南雲なりの了承だろう。それがわかった瑞貴は二人の手をそれぞれ取った。
「そうと決まれば善は急げ! 行こう!」
「わっ!」
「おい! 引っ張んなよ!」
考えが変わらぬ内に行動を起こした。だけど二人も嫌な素振りはせず瑞貴に付いて行くのだった。
☆☆☆☆☆
あれから数日後。ライオコット島で瑞貴はふと携帯に付けているストラップを見て微笑んだ。
「どうしたんだ瑞貴? ストラップを見て笑って」
「守。あのね、見てると本当にそばで応援してくれるって実感がするなぁって」
「?」
また韓国では、南雲と涼野は携帯をいじっていると目に付いたストラップを見て笑みをこぼす。
「……南雲、涼野。お互いおそろいのストラップを見て笑ってるなんて、君たちはいつの間にそんな仲になったんだい?」
「「そんな仲ってどういう仲だ! 断じて違う!」」
事情を知らないアフロディたちファイアードラゴンは、二人のその様子を見てドン引いていたのだった。
あとがき→
先ほどからこんな調子で二人がケンカしているのだ。
瑞貴の買い物なのに何かを選べば「凍てつく色の白がいい」や「紅蓮の赤だろ!」とか自分の好みの色を押し付けるし、次に必要な物を呟いたら「こっちにいい店がある」や「あっちのが品揃えいいぜ」など言う。
ヒロトか緑川かアフロディでも呼ぼうとすれば、ケンカしててもすぐに二人から物凄い怖い視線を送られたので断念する。
「ねぇ二人共。さっきから何かと突っかかっているけど、何かあったの?」
訊いてみると風介も晴矢もピタリとケンカを止め、気まずそうに話し出した。
「……私たちは韓国代表だが、優勝するならイナズマジャパンがいいのだ」
「……だからよ、そばにいることはできなくても何か自分が選んだ物があれば、俺たちはずっと応援してるってわかるかなって」
二人共そっぽを向いているが顔は確かに赤い。それだけでも珍しいが、もう一つあることに気づいてクスクスと笑う。
「なっ、何笑ってんだよ!」
「だって、二人共お互いのことわかってるんだなぁって」
「「ハッ?」」
「風介も晴矢も、自分だけを指さず『たち』って言ってるんだよ。それってお互い相手も自分と同じ気持ちだってわかってることじゃない」
「「あっ!」」
言われてから気づいたのか、涼野も南雲も驚いている。幼い頃からお日さま園で一緒に過ごしたせいもあるが、お互いがライバル視をしていることもあって自然と知ることになったんだろう。
「でも私は風介と晴矢がそんなこと考えてくれるなんて思ってなかった。――ありがとう」
幾人も虜にしてきた優しい微笑みを浮かべる。先ほどのこともあり二人はさらに顔を赤くした。
「ここで私に提案があるんだけど、三人分の色違いでおそろいのストラップとか買わない? それなら一つで二人がそばにいるって伝わるから」
「「…………!」」
「あっ……ダメだった?」
((こいつも一緒なのは、正直言って嫌だが……))
「私が君の頼みを断るわけないだろう」
「お、お前がどうしてもって言うなら別に……」
涼野はともかく、どうしてもとは言ってないが南雲なりの了承だろう。それがわかった瑞貴は二人の手をそれぞれ取った。
「そうと決まれば善は急げ! 行こう!」
「わっ!」
「おい! 引っ張んなよ!」
考えが変わらぬ内に行動を起こした。だけど二人も嫌な素振りはせず瑞貴に付いて行くのだった。
☆☆☆☆☆
あれから数日後。ライオコット島で瑞貴はふと携帯に付けているストラップを見て微笑んだ。
「どうしたんだ瑞貴? ストラップを見て笑って」
「守。あのね、見てると本当にそばで応援してくれるって実感がするなぁって」
「?」
また韓国では、南雲と涼野は携帯をいじっていると目に付いたストラップを見て笑みをこぼす。
「……南雲、涼野。お互いおそろいのストラップを見て笑ってるなんて、君たちはいつの間にそんな仲になったんだい?」
「「そんな仲ってどういう仲だ! 断じて違う!」」
事情を知らないアフロディたちファイアードラゴンは、二人のその様子を見てドン引いていたのだった。
あとがき→