炎と氷と過ごす日
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FFIのアジア予選に見事突破したイナズマジャパン。本戦はライオコット島という南の島に行くため、出発までの休みを思い思いに過ごしている。
それは瑞貴も例外ではなかったのだが……。
「南国に行くならアイスは必須だ。晴矢に私と君の分を買ってもらおう」
「おい風介! なんで俺がお前の分まで買わないといけねぇんだよ!」
「何? その言い方だと瑞貴のは買ってあげるということか? 不公平だ。私の分も買え」
「だったらお前は俺の分を買うんだな!」
「何故私が君のアイスを買わないといけない。瑞貴ならともかく、単細胞チューリップに奢る金などない」
「て・め・ぇ!」
(……帰っていいですか?)
瑞貴は両隣で争っている二人を見て心底思った。
そもそも瑞貴は休みを利用して必要な物を買いに商店街へ来たのだが、途中で南雲と涼野に出会った。
『よぉ瑞貴』
『奇遇だな』
『晴矢に風介。二人も買い物?』
『ああ。私が好きなブランドのスパイクがスポーツショップに出てると聞いてな。晴矢は付いて来た』
『俺はチームに頼まれてデパートに行くんだよ! お前が俺に付いて来るんだろ!』
『二人も、ということは瑞貴も買い物に来たのか?』
『うん。本戦はライオコット島に行くからね。海外だし休みを利用して来たの。道具の手入れや日用品など必要な物を買いに』
そう言うと二人はピクッと反応した。道具の手入れ用品は涼野が行くスポーツショップにあり、日用品は南雲の行くデパートにある。二人きりで買い物に行くチャンスなのだ。
(いや待てよ。もし断られたら……だけど今はヒロトもいないし、こんなチャンス二度ないかもしれない!)
『瑞貴。私も一緒に行っていいか? 会えたのも何かの縁だ。目的地が同じなら一緒に行こう』
『なっ!?』
『うん、いいよ』
『はぁ!?』
行動が早かったのは涼野だ。あれこれ考えていた南雲はすっかり出遅れてしまった。
『そういうわけだ。私は瑞貴と行く。君は一人寂しく買い物に行くんだな』
涼野は南雲の葛藤をわかっていたようで思いっきりドヤ顔である。しかも瑞貴に『行こう』と言って、さり気なく手を繋いでいた。
それに南雲がムカつかないわけもなく、ここで大人しく引き下がるのも涼野の思うツボだし、なんだかシャクだ。
(風介ばっかりいい思いさせるか!)
『えっ?』
『むっ』
南雲は即座に瑞貴の空いていた手をつかんだ。
『俺も一緒に行く!』
涼野はあからさまに嫌な顔をしていたが、瑞貴は断る理由もなかったので了承し、そうして三人で行くことになった。
それは瑞貴も例外ではなかったのだが……。
「南国に行くならアイスは必須だ。晴矢に私と君の分を買ってもらおう」
「おい風介! なんで俺がお前の分まで買わないといけねぇんだよ!」
「何? その言い方だと瑞貴のは買ってあげるということか? 不公平だ。私の分も買え」
「だったらお前は俺の分を買うんだな!」
「何故私が君のアイスを買わないといけない。瑞貴ならともかく、単細胞チューリップに奢る金などない」
「て・め・ぇ!」
(……帰っていいですか?)
瑞貴は両隣で争っている二人を見て心底思った。
そもそも瑞貴は休みを利用して必要な物を買いに商店街へ来たのだが、途中で南雲と涼野に出会った。
『よぉ瑞貴』
『奇遇だな』
『晴矢に風介。二人も買い物?』
『ああ。私が好きなブランドのスパイクがスポーツショップに出てると聞いてな。晴矢は付いて来た』
『俺はチームに頼まれてデパートに行くんだよ! お前が俺に付いて来るんだろ!』
『二人も、ということは瑞貴も買い物に来たのか?』
『うん。本戦はライオコット島に行くからね。海外だし休みを利用して来たの。道具の手入れや日用品など必要な物を買いに』
そう言うと二人はピクッと反応した。道具の手入れ用品は涼野が行くスポーツショップにあり、日用品は南雲の行くデパートにある。二人きりで買い物に行くチャンスなのだ。
(いや待てよ。もし断られたら……だけど今はヒロトもいないし、こんなチャンス二度ないかもしれない!)
『瑞貴。私も一緒に行っていいか? 会えたのも何かの縁だ。目的地が同じなら一緒に行こう』
『なっ!?』
『うん、いいよ』
『はぁ!?』
行動が早かったのは涼野だ。あれこれ考えていた南雲はすっかり出遅れてしまった。
『そういうわけだ。私は瑞貴と行く。君は一人寂しく買い物に行くんだな』
涼野は南雲の葛藤をわかっていたようで思いっきりドヤ顔である。しかも瑞貴に『行こう』と言って、さり気なく手を繋いでいた。
それに南雲がムカつかないわけもなく、ここで大人しく引き下がるのも涼野の思うツボだし、なんだかシャクだ。
(風介ばっかりいい思いさせるか!)
『えっ?』
『むっ』
南雲は即座に瑞貴の空いていた手をつかんだ。
『俺も一緒に行く!』
涼野はあからさまに嫌な顔をしていたが、瑞貴は断る理由もなかったので了承し、そうして三人で行くことになった。