小さなアイドル!
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それはとある休日に起こった。
「なんじゃこりゃあ――っ!!」
「「「!?」」」
雷門中にある、サッカー部の女子更衣室の中で悲鳴が上がった。離れた廊下で更衣室に向かう途中の、秋、夏未、春奈にも聞こえるほどだったので、三人はビクッと体を震わせた。
「な、何!? 更衣室から聞こえた今の悲鳴!」
「確か、今日は瑞貴が鍵当番のはずよ」
「ということは……瑞貴先輩の身に何かあったんじゃ!」
三人は顔を見合わせて頷き、すぐさま更衣室に向かって駆け込む。生徒の模範となるべき理事長代理の夏未でも、緊急と判断したので全速力になるくらいだ。
バァン!
「「「瑞貴/ちゃん/先輩!!」」」
思いっきり扉を開けるが、そこには誰もおらず、いつもと変わらない更衣室だった。
「誰もいない?」
「おかしいわね。確かにここから聞こえたのに」
「別の部屋だったでしょうか?」
「秋ちゃん! 夏未ちゃん! 春奈ちゃん!」
「「「えっ?」」」
少し高めの幼い声は三人の足元から聞こえた。恐る恐る下を見てみると……。
「「「えぇえええぇぇ!?」」」
なんとそこには、雷門ジャージを着た幼稚園児くらいの女の子がいた。
「なんで女の子が学校にいるんですかぁ!?」
「どこからか迷いこんだのかしら」
「瑞貴だよ!」
「瑞貴……。瑞貴ちゃんと同じ名前だね」
「秋ちゃん! そうじゃなくて! 私は正真正銘の井上瑞貴! 雷門中の二年生!」
ほら、と女の子が出したのは瑞貴がいつも持っていた雷門中の生徒手帳と携帯。
「「「…………」」」
三人は顔を見合わせ、そして瑞貴を見る。
「「「えぇえええぇぇ!?」」」
これが憂鬱な日の始まりとなった。
――確信を持つために秋たちはいくつか質問したが、女の子は瑞貴なので女子しか話したことのない話も知っていた。これは信じるしかないだろう。
「どうしてこうなったの?」
「私にもわからない。更衣室に入った途端に小さくなった……」
「非現実的だけど……瑞貴が異世界から来たんだもの。現実と受け止めるべきよね」
「でも瑞貴先輩、可愛いです!」
「みぎゃ!?」
突然春奈が瑞貴を抱っこしギューッと抱きしめるので、瑞貴は混乱する。
「音無さん、私にも抱っこさせて!」
「私も! 瑞貴ちゃん可愛いし!」
「ちょ、その、待って! みんな部活! 守たちグラウンドで待ってるよ!」
「「「あっ」」」
目の前にいる瑞貴のことで、秋たちは部活のことをすっかり忘れていた。
「なんじゃこりゃあ――っ!!」
「「「!?」」」
雷門中にある、サッカー部の女子更衣室の中で悲鳴が上がった。離れた廊下で更衣室に向かう途中の、秋、夏未、春奈にも聞こえるほどだったので、三人はビクッと体を震わせた。
「な、何!? 更衣室から聞こえた今の悲鳴!」
「確か、今日は瑞貴が鍵当番のはずよ」
「ということは……瑞貴先輩の身に何かあったんじゃ!」
三人は顔を見合わせて頷き、すぐさま更衣室に向かって駆け込む。生徒の模範となるべき理事長代理の夏未でも、緊急と判断したので全速力になるくらいだ。
バァン!
「「「瑞貴/ちゃん/先輩!!」」」
思いっきり扉を開けるが、そこには誰もおらず、いつもと変わらない更衣室だった。
「誰もいない?」
「おかしいわね。確かにここから聞こえたのに」
「別の部屋だったでしょうか?」
「秋ちゃん! 夏未ちゃん! 春奈ちゃん!」
「「「えっ?」」」
少し高めの幼い声は三人の足元から聞こえた。恐る恐る下を見てみると……。
「「「えぇえええぇぇ!?」」」
なんとそこには、雷門ジャージを着た幼稚園児くらいの女の子がいた。
「なんで女の子が学校にいるんですかぁ!?」
「どこからか迷いこんだのかしら」
「瑞貴だよ!」
「瑞貴……。瑞貴ちゃんと同じ名前だね」
「秋ちゃん! そうじゃなくて! 私は正真正銘の井上瑞貴! 雷門中の二年生!」
ほら、と女の子が出したのは瑞貴がいつも持っていた雷門中の生徒手帳と携帯。
「「「…………」」」
三人は顔を見合わせ、そして瑞貴を見る。
「「「えぇえええぇぇ!?」」」
これが憂鬱な日の始まりとなった。
――確信を持つために秋たちはいくつか質問したが、女の子は瑞貴なので女子しか話したことのない話も知っていた。これは信じるしかないだろう。
「どうしてこうなったの?」
「私にもわからない。更衣室に入った途端に小さくなった……」
「非現実的だけど……瑞貴が異世界から来たんだもの。現実と受け止めるべきよね」
「でも瑞貴先輩、可愛いです!」
「みぎゃ!?」
突然春奈が瑞貴を抱っこしギューッと抱きしめるので、瑞貴は混乱する。
「音無さん、私にも抱っこさせて!」
「私も! 瑞貴ちゃん可愛いし!」
「ちょ、その、待って! みんな部活! 守たちグラウンドで待ってるよ!」
「「「あっ」」」
目の前にいる瑞貴のことで、秋たちは部活のことをすっかり忘れていた。