執事じゃなくて
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「何あの子! すんごく可愛いんだけど!」
「でしょ? 僕も憧れてるんだ。剣城くんもね」
「なっ! 俺は別に……」
口ではそう言ってるが嘘ではない。井上は俺がシードのときから他の奴らと変わらず接してきた。改造制服もしてるし、入学式早々にサッカー部を潰した俺に近づく奴はいなかったのに、あいつだけは違った。
一度俺がシードだと告げれば、井上は笑って――。
『シードとか関係ないよ。剣城くんはクラスメイトだもん』
たったそれだけ。だが、俺の心に何かが撃たれる。
最初は何かわからなかったが、帝国戦で天馬が俺を受け入れてくれたとき、同じ感覚がした。ある意味、井上は天馬と似てるかもしれないな。
「じゃあ、俺たちは仕事が残ってるから行ってくる」
「ゆっくりしててね!」
俺と影山は天馬たちを残して移動する。正直、狩屋が井上に何かしないか心配だが……。
☆☆☆☆☆
範囲を広げるため影山とも別れてチラシを配っていき、最後の一枚をやっと渡し終えた。
勝手に休憩に入るわけにもいかないし、とりあえず教室に戻ろうとすると――。
「ですから、体育館はこの先を行って……」
「俺たち方向音痴でさ、そう言われてもわかんないんだよ」
「可愛いメイドさん。ご主人様のために案内してよ」
人気がない廊下で井上が二人組の男たちに絡まれていた。そいつらはさっき天馬たちを案内したとき、空野が井上に気づいたときに接客していた客だ。
大方井上に目をつけて、教室を出て一人になったときを狙ったんだろう。井上はしつこく絡まれて困っている。
何より、井上を絡む男共に俺は狩屋のときよりも大きな怒りが湧き上がった。
「おい。何やってんだ」
「剣城くん!」
俺の行動は早かった。すぐさま三人に近づくと井上は俺に気づき、安心したような声を上げる。
「おい、剣城って雷門のエースストライカーの……」
「ちょ、やばくね?」
男共も俺のことを知っていたのか、すぐに退散した。ボールがあったらデスドロップでも食らわせたかったんだがな。
「まったく。お前は何やってんだ」
「つ、剣城くん……」
「あっ、おい!」
井上は力が抜けたのか座り込んだ。おいおい、この状況だと誰かに見つかったら面倒だぞ。
「でしょ? 僕も憧れてるんだ。剣城くんもね」
「なっ! 俺は別に……」
口ではそう言ってるが嘘ではない。井上は俺がシードのときから他の奴らと変わらず接してきた。改造制服もしてるし、入学式早々にサッカー部を潰した俺に近づく奴はいなかったのに、あいつだけは違った。
一度俺がシードだと告げれば、井上は笑って――。
『シードとか関係ないよ。剣城くんはクラスメイトだもん』
たったそれだけ。だが、俺の心に何かが撃たれる。
最初は何かわからなかったが、帝国戦で天馬が俺を受け入れてくれたとき、同じ感覚がした。ある意味、井上は天馬と似てるかもしれないな。
「じゃあ、俺たちは仕事が残ってるから行ってくる」
「ゆっくりしててね!」
俺と影山は天馬たちを残して移動する。正直、狩屋が井上に何かしないか心配だが……。
☆☆☆☆☆
範囲を広げるため影山とも別れてチラシを配っていき、最後の一枚をやっと渡し終えた。
勝手に休憩に入るわけにもいかないし、とりあえず教室に戻ろうとすると――。
「ですから、体育館はこの先を行って……」
「俺たち方向音痴でさ、そう言われてもわかんないんだよ」
「可愛いメイドさん。ご主人様のために案内してよ」
人気がない廊下で井上が二人組の男たちに絡まれていた。そいつらはさっき天馬たちを案内したとき、空野が井上に気づいたときに接客していた客だ。
大方井上に目をつけて、教室を出て一人になったときを狙ったんだろう。井上はしつこく絡まれて困っている。
何より、井上を絡む男共に俺は狩屋のときよりも大きな怒りが湧き上がった。
「おい。何やってんだ」
「剣城くん!」
俺の行動は早かった。すぐさま三人に近づくと井上は俺に気づき、安心したような声を上げる。
「おい、剣城って雷門のエースストライカーの……」
「ちょ、やばくね?」
男共も俺のことを知っていたのか、すぐに退散した。ボールがあったらデスドロップでも食らわせたかったんだがな。
「まったく。お前は何やってんだ」
「つ、剣城くん……」
「あっ、おい!」
井上は力が抜けたのか座り込んだ。おいおい、この状況だと誰かに見つかったら面倒だぞ。