執事じゃなくて
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俺は剣城京介。雷門中サッカー部のエースストライカーだ。今日は雷門中の文化祭で、俺のクラスの出し物はミーハーな女子や男子の意見のせいで、メイド・執事喫茶店をやることになった。
喫茶店をやるにしても普通のにしてほしい。決まった途端に俺が不機嫌になったから、隣の席の影山は苦笑いしてたな。
もちろん兄さんは誘ってない。兄さんは行きたがっていたが、こればかりは譲れない。……出し物のせいで俺たち男子は全員燕尾服を着ることになったのだから。
「剣城くん。お客様がいるから笑顔だよ」
「元々こういう顔だ」
「いや、あからさまに不機嫌だから」
俺と影山はチラシ配りをやっている。影山が笑顔を出せというが、俺にそんな器用なことができるわけがない。クラス委員長が「ホーリーロード優勝のサッカー部がいるなら宣伝になる!」とか言いやがったから尚更だ。
おかげで繁盛しているのはいいことだが、理由が理由だから素直に喜べない。
「あっ! 剣城と輝みーっけ!」
「ホントだ! おーい!」
……できることなら無視したかったが、天馬と信助にそんな技が通用するわけがない。しかも運が悪いことに、空野はまだしも狩屋までいた。
「ククッ。つ、剣城くんが……執事って……!」
「クラスの出し物なんだ。仕方ないだろ」
腹を抑えて笑いを耐える狩屋に怒りを覚えたが、文化祭中に問題を起こすわけにはいかない。
「みんなは休憩?」
「うん。そろって休憩が合ったから一緒に回ろうって話になったんだ」
「じゃあ僕たちのクラスに来てください。おいしいケーキがありますよ」
「ホント!? 行く行く!」
チラシ配りも一段落し、場所を変えることにしたから移動がてら天馬たちを俺たちの教室に案内する。
「ねぇねぇ、あそこにいる女の子、可愛くない?」
空野が指差したのは、俺たちの教室の中。そこにいたのは他の女子と同じくメイド服を着て接客している井上だった。
「ああ、井上さんだね。僕らのクラスのアイドルだよ」
影山が言うことは大げさじゃない。井上は気配りもよくて、美化委員だからか花壇の世話もよくしている。花がとても似合うから、その姿に見惚れる男子は少なくない。
「へ~。どれどれ……」
狩屋も気になったのか窓から教室の中を覗く。目が合った井上が微笑むと、狩屋はボンッと顔を赤くして思いっきり顔を反らした。
喫茶店をやるにしても普通のにしてほしい。決まった途端に俺が不機嫌になったから、隣の席の影山は苦笑いしてたな。
もちろん兄さんは誘ってない。兄さんは行きたがっていたが、こればかりは譲れない。……出し物のせいで俺たち男子は全員燕尾服を着ることになったのだから。
「剣城くん。お客様がいるから笑顔だよ」
「元々こういう顔だ」
「いや、あからさまに不機嫌だから」
俺と影山はチラシ配りをやっている。影山が笑顔を出せというが、俺にそんな器用なことができるわけがない。クラス委員長が「ホーリーロード優勝のサッカー部がいるなら宣伝になる!」とか言いやがったから尚更だ。
おかげで繁盛しているのはいいことだが、理由が理由だから素直に喜べない。
「あっ! 剣城と輝みーっけ!」
「ホントだ! おーい!」
……できることなら無視したかったが、天馬と信助にそんな技が通用するわけがない。しかも運が悪いことに、空野はまだしも狩屋までいた。
「ククッ。つ、剣城くんが……執事って……!」
「クラスの出し物なんだ。仕方ないだろ」
腹を抑えて笑いを耐える狩屋に怒りを覚えたが、文化祭中に問題を起こすわけにはいかない。
「みんなは休憩?」
「うん。そろって休憩が合ったから一緒に回ろうって話になったんだ」
「じゃあ僕たちのクラスに来てください。おいしいケーキがありますよ」
「ホント!? 行く行く!」
チラシ配りも一段落し、場所を変えることにしたから移動がてら天馬たちを俺たちの教室に案内する。
「ねぇねぇ、あそこにいる女の子、可愛くない?」
空野が指差したのは、俺たちの教室の中。そこにいたのは他の女子と同じくメイド服を着て接客している井上だった。
「ああ、井上さんだね。僕らのクラスのアイドルだよ」
影山が言うことは大げさじゃない。井上は気配りもよくて、美化委員だからか花壇の世話もよくしている。花がとても似合うから、その姿に見惚れる男子は少なくない。
「へ~。どれどれ……」
狩屋も気になったのか窓から教室の中を覗く。目が合った井上が微笑むと、狩屋はボンッと顔を赤くして思いっきり顔を反らした。