私のナイト
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ゴーカイジャーは地球で瑞貴という少女に出会った。彼女はゴーカイジャーの行く先で何度も会い、一緒に行動することも多く、いつの間にか仲良くなっていた。
そんなある日。ガレオンで瑞貴はアイムと一緒にアイムの部屋のベッドに座り、旅をしている間に寄ったセルリア星のおとぎ話を聞かせてもらっている。
「『――こうして魔王は倒されて国は平和を取り戻し、お姫様は助けてくれたナイトと結婚して幸せに暮らしました。めでたしめでたし』……いかがでしたか?」
「おぉ~。ナイトはスゴいね。たった一人で魔王を倒してお姫様を助けたんだもん」
「はい。しかも、とても紳士的な方なのでセルリア星の女の子の間では人気のお話なんです」
ステキですよね、とアイムは笑った。海賊とはいえ女の子であり正真正銘のお姫様。少しでも憧れがあるのだろう。
「あたしはナイトより王様がいいな~」
「ルカ。聞いてたの?」
「おやつ持ってきたら聞こえちゃった」
いつの間にか扉から現れたルカは三つのクッキーが入った皿をテーブルに置き、紅茶を二人に配ったあと、アイムとは逆側に瑞貴の隣に座る。
「ルカはどうして王様がいいの?」
「だってナイトって城に雇われてる兵士でしょ? 王様はナイトよりお金持ってるじゃない!」
「「ルカ/さん……」」
どこまでもお金が大好きなルカに、二人は苦笑いする。
「身近にいるイメージ的なナイトはジョーかな」
「そうですね。ジョーさんはお優しい方ですし」
「ハカセや鎧はナイトってイメージないしね。頼りないわ暑苦しいわで」
「瑞貴さん。マーベラスさんはいかがでしょう?」
「マーベラスは……」
ドンドンドン――!
「おいルカ! てめぇ俺の分までクッキー取ってっただろ!」
声からして間違いなくマーベラスだ。瑞貴とアイムはルカを見ると、ルカは顔をしかめて扉を開ける。
「うるさいわね! 瑞貴の分として持ってきたんだから!」
「お前の分を分けてやりゃいーだろーが」
「……マーベラスはナイトって感じしないね」
「あ? なんの話だ?」
瑞貴がポツリと呟いた言葉をマーベラスが聞き取った。
「先ほどセルリア星のおとぎ話をお話していて、ゴーカイジャーの中でナイトのイメージは誰かと話していたんです」
「だから、マーベラスはナイトより海賊が似合ってるよ」
「当たり前だろ。俺は海賊だからな」
マーベラスはニヤッと笑い、ルカのクッキーをつまんで食べる。すぐにルカが「なにすんの!」と言うが、マーベラスは聞く耳持たずだ。
その様子を見ていた瑞貴は紅茶を飲み干し、カップをテーブルに置く。
「じゃあ私帰るね」
「送ってやろうか?」
「いいよ。そんなに遠くないし。ルカ、アイム、お茶とお話ありがとう。じゃあね」
瑞貴はそのまま部屋を出て行った。
「あら? 珍しくマーベラスさんがお優しいですね」
「女が一人で出歩くのは危険だろうが」
「それだけじゃないくせに」
「…………さぁな」
――しかしマーベラスはこの行動を後悔することになる。
そんなある日。ガレオンで瑞貴はアイムと一緒にアイムの部屋のベッドに座り、旅をしている間に寄ったセルリア星のおとぎ話を聞かせてもらっている。
「『――こうして魔王は倒されて国は平和を取り戻し、お姫様は助けてくれたナイトと結婚して幸せに暮らしました。めでたしめでたし』……いかがでしたか?」
「おぉ~。ナイトはスゴいね。たった一人で魔王を倒してお姫様を助けたんだもん」
「はい。しかも、とても紳士的な方なのでセルリア星の女の子の間では人気のお話なんです」
ステキですよね、とアイムは笑った。海賊とはいえ女の子であり正真正銘のお姫様。少しでも憧れがあるのだろう。
「あたしはナイトより王様がいいな~」
「ルカ。聞いてたの?」
「おやつ持ってきたら聞こえちゃった」
いつの間にか扉から現れたルカは三つのクッキーが入った皿をテーブルに置き、紅茶を二人に配ったあと、アイムとは逆側に瑞貴の隣に座る。
「ルカはどうして王様がいいの?」
「だってナイトって城に雇われてる兵士でしょ? 王様はナイトよりお金持ってるじゃない!」
「「ルカ/さん……」」
どこまでもお金が大好きなルカに、二人は苦笑いする。
「身近にいるイメージ的なナイトはジョーかな」
「そうですね。ジョーさんはお優しい方ですし」
「ハカセや鎧はナイトってイメージないしね。頼りないわ暑苦しいわで」
「瑞貴さん。マーベラスさんはいかがでしょう?」
「マーベラスは……」
ドンドンドン――!
「おいルカ! てめぇ俺の分までクッキー取ってっただろ!」
声からして間違いなくマーベラスだ。瑞貴とアイムはルカを見ると、ルカは顔をしかめて扉を開ける。
「うるさいわね! 瑞貴の分として持ってきたんだから!」
「お前の分を分けてやりゃいーだろーが」
「……マーベラスはナイトって感じしないね」
「あ? なんの話だ?」
瑞貴がポツリと呟いた言葉をマーベラスが聞き取った。
「先ほどセルリア星のおとぎ話をお話していて、ゴーカイジャーの中でナイトのイメージは誰かと話していたんです」
「だから、マーベラスはナイトより海賊が似合ってるよ」
「当たり前だろ。俺は海賊だからな」
マーベラスはニヤッと笑い、ルカのクッキーをつまんで食べる。すぐにルカが「なにすんの!」と言うが、マーベラスは聞く耳持たずだ。
その様子を見ていた瑞貴は紅茶を飲み干し、カップをテーブルに置く。
「じゃあ私帰るね」
「送ってやろうか?」
「いいよ。そんなに遠くないし。ルカ、アイム、お茶とお話ありがとう。じゃあね」
瑞貴はそのまま部屋を出て行った。
「あら? 珍しくマーベラスさんがお優しいですね」
「女が一人で出歩くのは危険だろうが」
「それだけじゃないくせに」
「…………さぁな」
――しかしマーベラスはこの行動を後悔することになる。