鈍感で天然だと苦労します!
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「王牙学園だとさ、ヒビキ提督が許してくれないんだよ。ただでさえ俺たち、禁断の歴史改変をしようとしたし」
「政府の目があるからってさ。それならキラード博士が適任だろう。信用もあるしな」
「俺たちは円堂守と井上瑞貴の言葉のおかげで新たなことを学んだ。だから今度は敵としてではなく、戦友として会いたい」
三人の瞳は嘘偽りない強い意志がある。ただ純粋な意味で過去に行きたいのだろう。しかし……。
(せ、せっかくリオと二人っきりで行けるチャンスなのに!)
カノンは意外な伏兵が現れてショックを受けていた。リオは男女関係なく人気がある。相棒のカノンすら学校でも部活でも、なかなか近づけず、今回のような機会は滅多にない。
なんとか誤魔化して断ろうとしたが……。
「うん、いいよ! キラード博士ならきっとOK出してくれるだろうし」
(リオ――っ!?)
そこはさすが瑞貴の血筋。カノンの葛藤に気づかず、あっさり決定した。
「カノンもいいでしょ? ねっ」
「あっ、うん。いいよ……」
キラキラした笑顔で言われたら、断るに断れない。カノンは涙をのんで了承することにした。
「感謝する」
「ありがとー!」
「サンキューな!」
そうしてオーガの三人を連れてキラードの研究所に行った。
キラードも最初は驚いたものの、事情を話したら構わないと言ったので、五人は80年前にタイムスリップした。
☆☆☆☆☆
「――というわけなんです」
「なるほどな。さすが瑞貴の血を引いてるだけのことはある」
「見事にまで天然だな」
「その気持ち、俺もよ――っくわかるぞ」
「瑞貴ちゃんも鈍感で天然だもんね」
鬼道、豪炎寺、風丸、吹雪はカノンの相談に乗っていた。カノンの反応にショックを受けた円堂を含め、残りのメンバーはリオとバダップたちとサッカーをしている。
元より、円堂は恋愛事に疎いと円堂家には伝わっているので、カノンも最初からアテにしてなかったらしい。
「俺、リオとは相棒ですが…なんかこの先もリオに男として見てもらえないそうで、不安なんです……」
「なら、前向きにアタックするしかないな」
「俺たちも行動に移して、やっと瑞貴に意識してもらったからな」
「本当ですか!? 教えてください!」
鬼道と風丸の言葉を聞いて、カノンはさっとメモ帳とペンを用意した。
「俺たちの経験でいいなら、構わないが」
「僕も協力するよ」
「ありがとうございます!」
そんな五人の様子を、遠くから瑞貴とリオが見ていた。
「なんか白熱してるね。サッカーの話でもしてるのかな?」
「カノンが真剣になってる。鬼道さんたちにサッカーを教わってるのかな?」
天然二人組は、案の定全く気づかない。
「二人共、何してんだ?」
「あっ、守。カノンたちが何話してるのかなって」
「う~ん。あの五人がそろってるなら……サッカーのことだろ!」
訂正。鈍感三人組だった。
その後――未来に帰ったカノンとリオとオーガの三人。カノンは未来に帰って、メモに書き込んだ鬼道たちに教わった方法を、何度も真剣に読んでいたとか。
あとがき→
「政府の目があるからってさ。それならキラード博士が適任だろう。信用もあるしな」
「俺たちは円堂守と井上瑞貴の言葉のおかげで新たなことを学んだ。だから今度は敵としてではなく、戦友として会いたい」
三人の瞳は嘘偽りない強い意志がある。ただ純粋な意味で過去に行きたいのだろう。しかし……。
(せ、せっかくリオと二人っきりで行けるチャンスなのに!)
カノンは意外な伏兵が現れてショックを受けていた。リオは男女関係なく人気がある。相棒のカノンすら学校でも部活でも、なかなか近づけず、今回のような機会は滅多にない。
なんとか誤魔化して断ろうとしたが……。
「うん、いいよ! キラード博士ならきっとOK出してくれるだろうし」
(リオ――っ!?)
そこはさすが瑞貴の血筋。カノンの葛藤に気づかず、あっさり決定した。
「カノンもいいでしょ? ねっ」
「あっ、うん。いいよ……」
キラキラした笑顔で言われたら、断るに断れない。カノンは涙をのんで了承することにした。
「感謝する」
「ありがとー!」
「サンキューな!」
そうしてオーガの三人を連れてキラードの研究所に行った。
キラードも最初は驚いたものの、事情を話したら構わないと言ったので、五人は80年前にタイムスリップした。
☆☆☆☆☆
「――というわけなんです」
「なるほどな。さすが瑞貴の血を引いてるだけのことはある」
「見事にまで天然だな」
「その気持ち、俺もよ――っくわかるぞ」
「瑞貴ちゃんも鈍感で天然だもんね」
鬼道、豪炎寺、風丸、吹雪はカノンの相談に乗っていた。カノンの反応にショックを受けた円堂を含め、残りのメンバーはリオとバダップたちとサッカーをしている。
元より、円堂は恋愛事に疎いと円堂家には伝わっているので、カノンも最初からアテにしてなかったらしい。
「俺、リオとは相棒ですが…なんかこの先もリオに男として見てもらえないそうで、不安なんです……」
「なら、前向きにアタックするしかないな」
「俺たちも行動に移して、やっと瑞貴に意識してもらったからな」
「本当ですか!? 教えてください!」
鬼道と風丸の言葉を聞いて、カノンはさっとメモ帳とペンを用意した。
「俺たちの経験でいいなら、構わないが」
「僕も協力するよ」
「ありがとうございます!」
そんな五人の様子を、遠くから瑞貴とリオが見ていた。
「なんか白熱してるね。サッカーの話でもしてるのかな?」
「カノンが真剣になってる。鬼道さんたちにサッカーを教わってるのかな?」
天然二人組は、案の定全く気づかない。
「二人共、何してんだ?」
「あっ、守。カノンたちが何話してるのかなって」
「う~ん。あの五人がそろってるなら……サッカーのことだろ!」
訂正。鈍感三人組だった。
その後――未来に帰ったカノンとリオとオーガの三人。カノンは未来に帰って、メモに書き込んだ鬼道たちに教わった方法を、何度も真剣に読んでいたとか。
あとがき→