スーパーヒーロー大戦
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「海東さんは?」
「……あいつならあそこだ」
比奈ちゃんが呟くと、ジョーがフォーゼとは違う場所を見下ろすと、海東さんがいた。ボロボロになっているけど生きてる。
するとそこへ士さんが来た。今までの大ショッカーの首領姿とは違い、普通の服装だったから、ちょっと違和感あるかも。
士さんは手を差し出すけど、海東さんはそれを受け取ろうとしない。
「同情などお断りだね」
「同情なんかするか。まあお前が言った通り、俺の作戦にも落とし穴があった。勝負は引き分けってことだ」
海東さんは懐から取り出したカメラを投げ、それを士さんは片手で取る。
「受け取りたまえ。僕にとってはただのゴミクズになった。君は君だけの道を生きたまえ」
ムリに立ち上がろうとしたから体が崩れたけど、士さんが支える。
「一応伝えとくが……もし俺が、友情ってものを感じたことがあるとすれば、それは――」
「よしてくれ!」
聞きたくないのか、海東さんは士さんを押しのける。
「君のことなど二度と考えたくない。だが……忘れもしないさ」
海東さんが見せたのはディケイドのカードだった。
「俺のカード! いつの間に……」
海東さんは笑って、士さんから離れ歩き出す。
「あいつにも、友情の手が届いたようだな」
「はい」
「たぶん、ジョーの友情の手も」
「……どうかな」
時空の歪みができると、海東さんはこっちを振り向いてくれた。
「瑞貴! もし今の彼氏が嫌になったら、僕を呼んでくれ。いつでも君をもらってあげるよ」
「何っ!?」
「ハハッ。お願いしま~す!」
「おい! 瑞貴!」
隣でマーベラスがうるさいけど、私はそれを無視して手を振る。ジョーも挨拶して、海東さんは時空の歪みに入って消えた。
「瑞貴! さっきのはどういうつもりだ!」
「こうなったのもあんたのせいでしょ! さっきは流れでやってしまったけど、私たちはさよならしたもんね!」
「だから……チッ!」
舌打ちしたと思えば、マーベラスは私を再び抱きしめた。今度は逃れようとしたら、マーベラスは私の腕から自分のブレスレットを取り、腕に付ける。
思わず面食らった隙に、さらに強く抱きしめられた。
「悪かったな。本当に」
「……うん」
チュッ。
今度は私も抱きしめると、私の顎をすくったマーベラスは、一つキスを落としてくれた。
公衆の面前だから軽くですませてくれた。ジョーたちはともかく、免疫がない比奈ちゃんと映司さんは少し焦っていたけどね。
「だが、今回のことで俺たちは改めて思った」
「なんだ? ジョー」
「決まってるだろ。――『マーベラスに瑞貴を任せられない』だ」
「ハアッ!?」
「「「「うん/はい!」」」」
ジョーの言葉に、ルカたちも力強く頷いた。
「マーベラスがいなくなって、瑞貴は毎日泣いてたのよ!?」
「わたくし、マーベラスさんを見損ないました」
「挙げ句の果てに、演技とはいえ『一度も愛したことない』っていうし」
「瑞貴さんを傷つけて、ヨリを戻そうなんて甘いです!」
「と、いうことだ。隙があってもなくても、瑞貴は遠慮なくもらう」
「……お前ら~~!」
いつものやりとりに私は微笑む。この光景が、再び見れるなんて、最初の頃は考えつかなかったな。
そして私たちは、再びフォーゼとゴーバスターズに目を向ける。
「私たちが力を合わせれば、きっとどんな悪にも打ち勝てるよ!」
「うん!」
「これからも人類の平和のため、共にがんばろうな!」
「オウッ」
「悪を立ち向かう心に、ライダーも戦隊もないもんな!」
「オウッ! 俺たちの心は一つだぜ――っ!!」
フォーゼが思いっきり両手を挙げて叫ぶ。こっちでは鎧も真似してるけど。
「ヒロム! ヨーコちゃん!」
「ほら一緒に!」
ちょっと恥ずかしいみたいけど、フォーゼとブルーバスターに言われて、レッドバスターもイエローバスターも構える。
「違う! グーッと! グーッと!」
「「「「一つだ――っ!!」」」」
あとがき→
「……あいつならあそこだ」
比奈ちゃんが呟くと、ジョーがフォーゼとは違う場所を見下ろすと、海東さんがいた。ボロボロになっているけど生きてる。
するとそこへ士さんが来た。今までの大ショッカーの首領姿とは違い、普通の服装だったから、ちょっと違和感あるかも。
士さんは手を差し出すけど、海東さんはそれを受け取ろうとしない。
「同情などお断りだね」
「同情なんかするか。まあお前が言った通り、俺の作戦にも落とし穴があった。勝負は引き分けってことだ」
海東さんは懐から取り出したカメラを投げ、それを士さんは片手で取る。
「受け取りたまえ。僕にとってはただのゴミクズになった。君は君だけの道を生きたまえ」
ムリに立ち上がろうとしたから体が崩れたけど、士さんが支える。
「一応伝えとくが……もし俺が、友情ってものを感じたことがあるとすれば、それは――」
「よしてくれ!」
聞きたくないのか、海東さんは士さんを押しのける。
「君のことなど二度と考えたくない。だが……忘れもしないさ」
海東さんが見せたのはディケイドのカードだった。
「俺のカード! いつの間に……」
海東さんは笑って、士さんから離れ歩き出す。
「あいつにも、友情の手が届いたようだな」
「はい」
「たぶん、ジョーの友情の手も」
「……どうかな」
時空の歪みができると、海東さんはこっちを振り向いてくれた。
「瑞貴! もし今の彼氏が嫌になったら、僕を呼んでくれ。いつでも君をもらってあげるよ」
「何っ!?」
「ハハッ。お願いしま~す!」
「おい! 瑞貴!」
隣でマーベラスがうるさいけど、私はそれを無視して手を振る。ジョーも挨拶して、海東さんは時空の歪みに入って消えた。
「瑞貴! さっきのはどういうつもりだ!」
「こうなったのもあんたのせいでしょ! さっきは流れでやってしまったけど、私たちはさよならしたもんね!」
「だから……チッ!」
舌打ちしたと思えば、マーベラスは私を再び抱きしめた。今度は逃れようとしたら、マーベラスは私の腕から自分のブレスレットを取り、腕に付ける。
思わず面食らった隙に、さらに強く抱きしめられた。
「悪かったな。本当に」
「……うん」
チュッ。
今度は私も抱きしめると、私の顎をすくったマーベラスは、一つキスを落としてくれた。
公衆の面前だから軽くですませてくれた。ジョーたちはともかく、免疫がない比奈ちゃんと映司さんは少し焦っていたけどね。
「だが、今回のことで俺たちは改めて思った」
「なんだ? ジョー」
「決まってるだろ。――『マーベラスに瑞貴を任せられない』だ」
「ハアッ!?」
「「「「うん/はい!」」」」
ジョーの言葉に、ルカたちも力強く頷いた。
「マーベラスがいなくなって、瑞貴は毎日泣いてたのよ!?」
「わたくし、マーベラスさんを見損ないました」
「挙げ句の果てに、演技とはいえ『一度も愛したことない』っていうし」
「瑞貴さんを傷つけて、ヨリを戻そうなんて甘いです!」
「と、いうことだ。隙があってもなくても、瑞貴は遠慮なくもらう」
「……お前ら~~!」
いつものやりとりに私は微笑む。この光景が、再び見れるなんて、最初の頃は考えつかなかったな。
そして私たちは、再びフォーゼとゴーバスターズに目を向ける。
「私たちが力を合わせれば、きっとどんな悪にも打ち勝てるよ!」
「うん!」
「これからも人類の平和のため、共にがんばろうな!」
「オウッ」
「悪を立ち向かう心に、ライダーも戦隊もないもんな!」
「オウッ! 俺たちの心は一つだぜ――っ!!」
フォーゼが思いっきり両手を挙げて叫ぶ。こっちでは鎧も真似してるけど。
「ヒロム! ヨーコちゃん!」
「ほら一緒に!」
ちょっと恥ずかしいみたいけど、フォーゼとブルーバスターに言われて、レッドバスターもイエローバスターも構える。
「違う! グーッと! グーッと!」
「「「「一つだ――っ!!」」」」
あとがき→