癒しの存在
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わたくしの名前はミズキ・ド・ファミーユ。ファミーユ星の元王女です。ザンギャックに星を滅ぼされ、逃げ延びた同胞に生存を知らせるため、わたくしはマーベラスさんたちにお願いして海賊になりました。
長年の王宮生活で慣れていないことが多いため、みなさんに大変ご迷惑をかけていますが、わたくしは、今日もがんばります!
☆☆☆☆☆
朝はハカセさんとご飯を作ります。といっても、わたくしはお手伝いですが。
「ミズキ、そこの卵取ってくれるかな?」
「はい」
今作っているのはフレンチトーストです。ハカセさんの作る料理はどれもおいしく、本当に敬服します。
「ハカセさん。食器の用意ができました」
「OK。じゃあミズキはそこのハムを一人二枚で四等分に切って並べて」
「はい!」
「今度は指を切らないように」
「はい……」
そうなんです。わたくしは包丁を使う度に指を切ってしまいます。でも極意はちゃんとハカセさんから教わり身につけました!
包丁を使うときは『猫の手』という名の極意を!
「――ハカセさん、見てください! 綺麗に切れました!」
わたくしが切りそろえたハムを見せると、ハカセさんは笑顔になります。
「スゴいよ! 切り口もいいし、上手にできたね!」
「はい!」
「ハカセー! ミズキー! メシはまだかー!?」
「「…………」」
居住区から聞こえるマーベラスさんの声。それにわたくしたちは顔を見合わせると、つい笑ってしまいました。
「マーベラスたちもお腹空かせてるから、今度はトマトもお願いできるかな」
「承りました。――イタッ!」
「って、何やってんの!?」
「も、申し訳ございません!」
また指を切ってしまいました。トマトに猫の手は難しいですね……。
長年の王宮生活で慣れていないことが多いため、みなさんに大変ご迷惑をかけていますが、わたくしは、今日もがんばります!
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朝はハカセさんとご飯を作ります。といっても、わたくしはお手伝いですが。
「ミズキ、そこの卵取ってくれるかな?」
「はい」
今作っているのはフレンチトーストです。ハカセさんの作る料理はどれもおいしく、本当に敬服します。
「ハカセさん。食器の用意ができました」
「OK。じゃあミズキはそこのハムを一人二枚で四等分に切って並べて」
「はい!」
「今度は指を切らないように」
「はい……」
そうなんです。わたくしは包丁を使う度に指を切ってしまいます。でも極意はちゃんとハカセさんから教わり身につけました!
包丁を使うときは『猫の手』という名の極意を!
「――ハカセさん、見てください! 綺麗に切れました!」
わたくしが切りそろえたハムを見せると、ハカセさんは笑顔になります。
「スゴいよ! 切り口もいいし、上手にできたね!」
「はい!」
「ハカセー! ミズキー! メシはまだかー!?」
「「…………」」
居住区から聞こえるマーベラスさんの声。それにわたくしたちは顔を見合わせると、つい笑ってしまいました。
「マーベラスたちもお腹空かせてるから、今度はトマトもお願いできるかな」
「承りました。――イタッ!」
「って、何やってんの!?」
「も、申し訳ございません!」
また指を切ってしまいました。トマトに猫の手は難しいですね……。