小松ピンチ!? トライアスロンクッキング!
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「大丈夫だ、小松――っ!! 舞獣姫ももっと堂々と胸を張れ――っ!!」
「「!」」
「お前らならできるさ! 自信持て! お前らの力を世界中に見せてやるんだ!!」
「トリコさん……!」
「ハハッ。私にまで激励をくれるなんて」
「……僕のコンビは、あのトリコさんでした。自信持って挑まなきゃ!」
「うん。そうだね」
今はほとんど静かだからとはいえ、あんなに遠くにいるトリコの声が聞こえる。それほど声を上げて応援してくれているんだし、情けない姿は見せられないね!
《節目となる祭典にふさわしく、我が舌と脳裏に永遠(トワ)に深く刻まれるような最上級に美味なる戦いの数々を腹の底より期待しております。――というわけで、健闘を祈ります》
パチパチパチパチ――……!
《パッチ審査員、Thank youでした! では予選開始までJust Moment――》
パッチさんのお話が終わって拍手が沸き起こる。予選開始まで少し時間があるみたいだから、私は小松さんの顔を横から覗き込むようにして尋ねる。
「どう? 少しは震えが止まった?」
「はい! トリコさんのおかげです!」
「――君が小松シェフと舞獣姫か」
「「!」」
「会いたかったよ」
聞いたことのない声だけど名前を呼ばれたので振り向いたら、世界料理人ランキング14位のわぶとらシェフがそこにいた。
「わっ! 油使いの名人・わぶとらシェフ!」
「君たちが発見したモルス油は素晴らしい油だ。私の店でも揚げ物で使わせてもらっている。感謝してるよ」
「ありがとうございます」
「僕らだけの力で発見した油ではないんですけど……」
私が礼をして小松さんとわぶとらシェフが握手すると……何故か手汗じゃなくて油が二人の手の間に伝っていた。ちょっと待て、嫌がらせじゃないよね? まさか本当に汗が油になっているの?
一度小松さんは自分の手を見て不思議に思ったけど、有名シェフに会えた嬉しさのほうが上なのか片手は油まみれのまま両手を組んで涙目で顔を上げる。そりゃあその場で手を拭くのは失礼な行為だけど……予選の前に手を洗ってもらわなきゃね。
「と、とにかく! 光栄です! わぶとらシェフの著書は全部読んでいるんです! 『貴様と俺は水と油』の新刊もさっそく予約しました!」
「ああ、ありがとう」
「――ヒーッヒッヒッヒッ!」
「「「!」」」
「私も愛用しておるで。モルス油」
ワカメのようなちぎれ毛な髪を持ち、ゆったりとした着物で現れたのは、世界料理人ランキング54位の味噌汁オババ・カマ婆シェフ。見た目に反して味噌汁を作らせたら右に出る者はいないって言われているんだよね。
「味噌汁に一滴垂らしちゃれば、ええ隠し味じゃ! ヒッヒッヒッヒッ! ヒーッヒッヒッヒッ!」
「本人を目の前に失礼なのはわかっているけど……」
「こ、怖い……」
「ムッ、ムゥ……」
不気味な笑い声は見た目と相まって不気味さをさらに増している。さすがに私と小松さんとわぶとらシェフも少し青ざめたぞ。
「「!」」
「お前らならできるさ! 自信持て! お前らの力を世界中に見せてやるんだ!!」
「トリコさん……!」
「ハハッ。私にまで激励をくれるなんて」
「……僕のコンビは、あのトリコさんでした。自信持って挑まなきゃ!」
「うん。そうだね」
今はほとんど静かだからとはいえ、あんなに遠くにいるトリコの声が聞こえる。それほど声を上げて応援してくれているんだし、情けない姿は見せられないね!
《節目となる祭典にふさわしく、我が舌と脳裏に永遠(トワ)に深く刻まれるような最上級に美味なる戦いの数々を腹の底より期待しております。――というわけで、健闘を祈ります》
パチパチパチパチ――……!
《パッチ審査員、Thank youでした! では予選開始までJust Moment――》
パッチさんのお話が終わって拍手が沸き起こる。予選開始まで少し時間があるみたいだから、私は小松さんの顔を横から覗き込むようにして尋ねる。
「どう? 少しは震えが止まった?」
「はい! トリコさんのおかげです!」
「――君が小松シェフと舞獣姫か」
「「!」」
「会いたかったよ」
聞いたことのない声だけど名前を呼ばれたので振り向いたら、世界料理人ランキング14位のわぶとらシェフがそこにいた。
「わっ! 油使いの名人・わぶとらシェフ!」
「君たちが発見したモルス油は素晴らしい油だ。私の店でも揚げ物で使わせてもらっている。感謝してるよ」
「ありがとうございます」
「僕らだけの力で発見した油ではないんですけど……」
私が礼をして小松さんとわぶとらシェフが握手すると……何故か手汗じゃなくて油が二人の手の間に伝っていた。ちょっと待て、嫌がらせじゃないよね? まさか本当に汗が油になっているの?
一度小松さんは自分の手を見て不思議に思ったけど、有名シェフに会えた嬉しさのほうが上なのか片手は油まみれのまま両手を組んで涙目で顔を上げる。そりゃあその場で手を拭くのは失礼な行為だけど……予選の前に手を洗ってもらわなきゃね。
「と、とにかく! 光栄です! わぶとらシェフの著書は全部読んでいるんです! 『貴様と俺は水と油』の新刊もさっそく予約しました!」
「ああ、ありがとう」
「――ヒーッヒッヒッヒッ!」
「「「!」」」
「私も愛用しておるで。モルス油」
ワカメのようなちぎれ毛な髪を持ち、ゆったりとした着物で現れたのは、世界料理人ランキング54位の味噌汁オババ・カマ婆シェフ。見た目に反して味噌汁を作らせたら右に出る者はいないって言われているんだよね。
「味噌汁に一滴垂らしちゃれば、ええ隠し味じゃ! ヒッヒッヒッヒッ! ヒーッヒッヒッヒッ!」
「本人を目の前に失礼なのはわかっているけど……」
「こ、怖い……」
「ムッ、ムゥ……」
不気味な笑い声は見た目と相まって不気味さをさらに増している。さすがに私と小松さんとわぶとらシェフも少し青ざめたぞ。