大波乱必至!? クッキングフェス開幕!!
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「ていうか……――サインをもらいたい方がたくさんいて~。ハァ~! どうしよう! 緊張する~!」
「ええっ!? そっちで緊張してたの!? ったくお前!」
「たぶん、本音はどっちもだと思うよ……」
超有名コックに直接会えてサインをもらえる機会があるからニヤけていたのか……なんだか心配して少し損した。でも逆に小松さんらしくて少しホッとしているのも事実だよ。
「それにしてもこの車……――なっがっ! 電車ですかーこれー!?」
「乗っているの運転手と少しのスタッフと私たちしかいないのにね……」
グルメリムジンは普通のリムジンよりも超長く、小松さんのリアクションもムリはない。敢えて今日のような日じゃないとダメだよね。普通の日に走っていたら交通渋滞にもなりそうだし、なかなか進まないだろうし……。
《まもなく会場に到着します》
「「「!」」」
アナウンスが聞こえたので、私たちはそれぞれ窓の外を見てみる。普段は喧騒のある街中から離れて、ついに見えてきた島にトリコも小松さんも私も感嘆の声を漏らす。
「おー!」
「わー!」
「スゴーい!」
グルメリムジンの先にあるのは、小松さんだけじゃなく世界中の料理人が憧れる島――料理人の聖地・クッキングアイランド!
☆☆☆☆☆
……グルメタウンや数多の街は静かに誰もいなかったにもかかわらず、花火が打ち上がるクッキングフェスティバルの会場の前には大勢の人々が少しでも会場のいい席を取るために待機していた。
そんな光景を見逃すはずもなく、グルメキャスター・ティナはさっそく取材をしている。
「みなさんご覧ください、この長蛇の列! 全世界から実に十億人もの観戦客が訪れています! 四年に一度の食の祭典・クッキングフェスティバルの開幕です! ではさっそく、観戦を待ち望む方々に直撃インタビューしてみましょう!」
〈クルッポー!〉
クルッポーもあとを追っていると、ティナは一人の観戦客にマイクを向ける。
「こんにちは! 今日は何時からこちらに並んでいるんですか?」
「今日だとぉ? 俺ぁここに並んでもう六十三日目だぜ!」
「あっ! し、失礼しました! ――って! ロ、ロンゲ!?」
「あ? いやそうだなぁ……いい加減髪もどんどんロンゲに……」
「『ゾンゲ』だってツッコむ所でしょ、そこは~!」
「アハハハ……」
ティナが無意識にインタビューの相手に選んだのは美食屋・ゾンゲだ。いつも通り名前を間違えられたのにツッコミが遅いので、珍しく坂巻ではなく白川が助言している。ティナもまさかいるとは思わなかったのか苦笑していた。
「それにしても……この熱気! 生中継の視聴率が95パーセント超えるだけあるわ! 気を取り直して、この熱気をてんこもりリポートしていきましょう!」
〈クルッポー!〉
――クッキングアイランドの空港では飛行機でVIPから一般の人々が訪れている。そのVIPの一人、世界で唯一グルメ宇宙旅行ツアーを楽しめる旅行会社の『グルメツーリスト』会長・マーマイ=モイの片腕に共に先日まで宇宙旅行に行ってた美人な女性を引きつれて飛行機から出ると、グルメSPが両脇に並んで作った道の間を通って行く。
うしろには同じ飛行機に乗っていたグルメツーリストの関係者が続いて降りると、最後に降りたのはマーマイと同じ宇宙旅行に行っていた、リュックを背負ってスーツを着て頭には十円ハゲがある小柄な男性だ。
「スゥ~……ハァ~……。ここが、クッキングアイランドかぁ……! いよいよ始まるね、――こまっちゃん!」
クッキングアイランドの空気を味わっているこの男性は、大竹と同じように小松をアダ名で呼んでいた。
☆☆☆☆☆
――クッキングアイランドに到着したグルメリムジンは、ちょうどいい位置に停車してくれた。何がちょうどいいかっていうと、私たちが降りる前の場所がクッキングフェスの入口だからである。
「わあっ!」
「スゴい人ですよ!」
「ああ! うまそうな食いモノの露店もいっぱいだ!」
「そっち!?」
私と小松さんが集まった人々に感嘆の声を上げていたら、トリコが目に着いたのは露店のほうだったから思わずツッコミを入れてしまった。
「ええっ!? そっちで緊張してたの!? ったくお前!」
「たぶん、本音はどっちもだと思うよ……」
超有名コックに直接会えてサインをもらえる機会があるからニヤけていたのか……なんだか心配して少し損した。でも逆に小松さんらしくて少しホッとしているのも事実だよ。
「それにしてもこの車……――なっがっ! 電車ですかーこれー!?」
「乗っているの運転手と少しのスタッフと私たちしかいないのにね……」
グルメリムジンは普通のリムジンよりも超長く、小松さんのリアクションもムリはない。敢えて今日のような日じゃないとダメだよね。普通の日に走っていたら交通渋滞にもなりそうだし、なかなか進まないだろうし……。
《まもなく会場に到着します》
「「「!」」」
アナウンスが聞こえたので、私たちはそれぞれ窓の外を見てみる。普段は喧騒のある街中から離れて、ついに見えてきた島にトリコも小松さんも私も感嘆の声を漏らす。
「おー!」
「わー!」
「スゴーい!」
グルメリムジンの先にあるのは、小松さんだけじゃなく世界中の料理人が憧れる島――料理人の聖地・クッキングアイランド!
☆☆☆☆☆
……グルメタウンや数多の街は静かに誰もいなかったにもかかわらず、花火が打ち上がるクッキングフェスティバルの会場の前には大勢の人々が少しでも会場のいい席を取るために待機していた。
そんな光景を見逃すはずもなく、グルメキャスター・ティナはさっそく取材をしている。
「みなさんご覧ください、この長蛇の列! 全世界から実に十億人もの観戦客が訪れています! 四年に一度の食の祭典・クッキングフェスティバルの開幕です! ではさっそく、観戦を待ち望む方々に直撃インタビューしてみましょう!」
〈クルッポー!〉
クルッポーもあとを追っていると、ティナは一人の観戦客にマイクを向ける。
「こんにちは! 今日は何時からこちらに並んでいるんですか?」
「今日だとぉ? 俺ぁここに並んでもう六十三日目だぜ!」
「あっ! し、失礼しました! ――って! ロ、ロンゲ!?」
「あ? いやそうだなぁ……いい加減髪もどんどんロンゲに……」
「『ゾンゲ』だってツッコむ所でしょ、そこは~!」
「アハハハ……」
ティナが無意識にインタビューの相手に選んだのは美食屋・ゾンゲだ。いつも通り名前を間違えられたのにツッコミが遅いので、珍しく坂巻ではなく白川が助言している。ティナもまさかいるとは思わなかったのか苦笑していた。
「それにしても……この熱気! 生中継の視聴率が95パーセント超えるだけあるわ! 気を取り直して、この熱気をてんこもりリポートしていきましょう!」
〈クルッポー!〉
――クッキングアイランドの空港では飛行機でVIPから一般の人々が訪れている。そのVIPの一人、世界で唯一グルメ宇宙旅行ツアーを楽しめる旅行会社の『グルメツーリスト』会長・マーマイ=モイの片腕に共に先日まで宇宙旅行に行ってた美人な女性を引きつれて飛行機から出ると、グルメSPが両脇に並んで作った道の間を通って行く。
うしろには同じ飛行機に乗っていたグルメツーリストの関係者が続いて降りると、最後に降りたのはマーマイと同じ宇宙旅行に行っていた、リュックを背負ってスーツを着て頭には十円ハゲがある小柄な男性だ。
「スゥ~……ハァ~……。ここが、クッキングアイランドかぁ……! いよいよ始まるね、――こまっちゃん!」
クッキングアイランドの空気を味わっているこの男性は、大竹と同じように小松をアダ名で呼んでいた。
☆☆☆☆☆
――クッキングアイランドに到着したグルメリムジンは、ちょうどいい位置に停車してくれた。何がちょうどいいかっていうと、私たちが降りる前の場所がクッキングフェスの入口だからである。
「わあっ!」
「スゴい人ですよ!」
「ああ! うまそうな食いモノの露店もいっぱいだ!」
「そっち!?」
私と小松さんが集まった人々に感嘆の声を上げていたら、トリコが目に着いたのは露店のほうだったから思わずツッコミを入れてしまった。