トリコ新技“ネイルガン”!!
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「せっかくの機会だし舞獣姫殿にもお会いしたかったのだが……」
「!」
「この場にはいないようだな」
ちょっと待て、今『お会いしたかった』とか言いながら私のほうをチラッと見ていたよね!? 絶対気づいているよね!?
「君は先ほど『イガしかない』と言ったが、違うぞ」
「えっ?」
「ん?」
「どういうことですか?」
再びモンプランのイガに体を向けたザウスシェフの言葉に、小松さんもトリコも私も不思議に思った。
「モンプラン……かつて一龍会長と四獣と戦ったときにも人間界に現れた。そのときにわかったことがある」
ザウスシェフは手の平をイガに刺さらないように撫でたあと、次いで人差し指だけでイガに触れながら言葉を続ける。
「栗のイガは食することはできぬが、このモンプランのイガは細かく砕くことによって食材と変わる。覚えておくといい」
「「!」」
「では、フェスで会おう」
「今回のフェスの優勝、そう簡単にはいかねぇぞー!」
「「えっ」」
「大番狂わせあるぜ! なんせ俺のコンビ・小松と、俺の婚…仲間の舞獣姫が出るからなー!」
イガの調理法を教えてくれたザウスシェフが去って行くと、その背に向けてトリコが両手を顔の横に当ててメガホン状にしながらとんでもないことを叫んだ。
「ト・リ・コ・さん……」
「あんたって奴は……」
ザアアァァアアア……。
「「「!」」」
小松さんが口の端を引きつらせ、私が拳を構えていると、何かが崩れる音が聞こえた。見ればあんなに丈夫だったモンプランのイガが全て砂のようになるまで粉々になっている。
「あ~……」
「さすがですー! ザウスシェフー!」
「あんな一瞬で……!」
手を加えたのはあのとき説明しながら触れたときだろう。傍目から見れば触ったようにしか見えなかったのに、ザウスシェフはそのときにはもう調理を終えていたんだ。
まだザウスシェフの背が見えるので小松さんは尊敬を込めた眼差しで見送るけど、私がキッとトリコを睨みつけると同時に小松さんもトリコに顔を向ける。
「あ~……――あっ。てかなんてこと言ってくれたんですかー!」
「私たちが出て大番狂わせがあるだの、出任せ言ってー!」
「あ~……もうどうしよ~……」
「ますますプレッシャーが……」
「心配すんなって!」
「「!」」
「お前らなら奴に勝てる! 俺は信じてる!」
「トリコ……」
「トリコさん……!」
出任せじゃなくて本当に勝てると思ったから、ザウスシェフに向かってあんなこと言ったんだ……。
「そ、そう言われると仕方ないね。負けられないじゃん」
「おっ? ツンデレキャラに変えるのか?」
「なわけあるか! てか、さっき何を言いかけた!? 気をつけてよね!」
「ハハッ。ワリィワリィ」
……いつもの様子を見て緊張がほぐれたのか、小松は瑞貴とトリコの言い合いが終える頃合いを見て思い出しながら告げる。
「実は僕、フェスに出るの……ずっと夢だったんです」
小松の脳裏に浮かぶのは修業時代の自分。テレビに映るクッキングフェスの様子を大竹ともう一人の修業仲間と共に見て憧れていたのだ。
『いつか、クッキングフェスに出られるような料理人になりたいな~!』
『出られるさ! 今はまだ修業中の身だけど、俺たちだって必ず出られる!』
『そうだよね! 竹ちゃん、梅ちゃん、一流の料理人になってフェスの会場で会おう!』
……もう一人は今どこにいるかわからないし、大竹が美食會にいるのであの約束が果たされるわけではないが、念願のクッキングフェス出場が叶って小松はとても嬉しく思う。
「僕、がんばります!」
「私も。せっかく出場できるなら優勝目指すよ!」
「ああ、見せてやれ。お前らの実力!」
「「はい/うん!」」
……料理人ランキング100位に入った料理人が出場し、全人類が注目するといっても過言ではないクッキングフェスの幕開けは近い。各地の料理人は会場へと向かっていた。
「!」
「この場にはいないようだな」
ちょっと待て、今『お会いしたかった』とか言いながら私のほうをチラッと見ていたよね!? 絶対気づいているよね!?
「君は先ほど『イガしかない』と言ったが、違うぞ」
「えっ?」
「ん?」
「どういうことですか?」
再びモンプランのイガに体を向けたザウスシェフの言葉に、小松さんもトリコも私も不思議に思った。
「モンプラン……かつて一龍会長と四獣と戦ったときにも人間界に現れた。そのときにわかったことがある」
ザウスシェフは手の平をイガに刺さらないように撫でたあと、次いで人差し指だけでイガに触れながら言葉を続ける。
「栗のイガは食することはできぬが、このモンプランのイガは細かく砕くことによって食材と変わる。覚えておくといい」
「「!」」
「では、フェスで会おう」
「今回のフェスの優勝、そう簡単にはいかねぇぞー!」
「「えっ」」
「大番狂わせあるぜ! なんせ俺のコンビ・小松と、俺の婚…仲間の舞獣姫が出るからなー!」
イガの調理法を教えてくれたザウスシェフが去って行くと、その背に向けてトリコが両手を顔の横に当ててメガホン状にしながらとんでもないことを叫んだ。
「ト・リ・コ・さん……」
「あんたって奴は……」
ザアアァァアアア……。
「「「!」」」
小松さんが口の端を引きつらせ、私が拳を構えていると、何かが崩れる音が聞こえた。見ればあんなに丈夫だったモンプランのイガが全て砂のようになるまで粉々になっている。
「あ~……」
「さすがですー! ザウスシェフー!」
「あんな一瞬で……!」
手を加えたのはあのとき説明しながら触れたときだろう。傍目から見れば触ったようにしか見えなかったのに、ザウスシェフはそのときにはもう調理を終えていたんだ。
まだザウスシェフの背が見えるので小松さんは尊敬を込めた眼差しで見送るけど、私がキッとトリコを睨みつけると同時に小松さんもトリコに顔を向ける。
「あ~……――あっ。てかなんてこと言ってくれたんですかー!」
「私たちが出て大番狂わせがあるだの、出任せ言ってー!」
「あ~……もうどうしよ~……」
「ますますプレッシャーが……」
「心配すんなって!」
「「!」」
「お前らなら奴に勝てる! 俺は信じてる!」
「トリコ……」
「トリコさん……!」
出任せじゃなくて本当に勝てると思ったから、ザウスシェフに向かってあんなこと言ったんだ……。
「そ、そう言われると仕方ないね。負けられないじゃん」
「おっ? ツンデレキャラに変えるのか?」
「なわけあるか! てか、さっき何を言いかけた!? 気をつけてよね!」
「ハハッ。ワリィワリィ」
……いつもの様子を見て緊張がほぐれたのか、小松は瑞貴とトリコの言い合いが終える頃合いを見て思い出しながら告げる。
「実は僕、フェスに出るの……ずっと夢だったんです」
小松の脳裏に浮かぶのは修業時代の自分。テレビに映るクッキングフェスの様子を大竹ともう一人の修業仲間と共に見て憧れていたのだ。
『いつか、クッキングフェスに出られるような料理人になりたいな~!』
『出られるさ! 今はまだ修業中の身だけど、俺たちだって必ず出られる!』
『そうだよね! 竹ちゃん、梅ちゃん、一流の料理人になってフェスの会場で会おう!』
……もう一人は今どこにいるかわからないし、大竹が美食會にいるのであの約束が果たされるわけではないが、念願のクッキングフェス出場が叶って小松はとても嬉しく思う。
「僕、がんばります!」
「私も。せっかく出場できるなら優勝目指すよ!」
「ああ、見せてやれ。お前らの実力!」
「「はい/うん!」」
……料理人ランキング100位に入った料理人が出場し、全人類が注目するといっても過言ではないクッキングフェスの幕開けは近い。各地の料理人は会場へと向かっていた。