トリコ新技“ネイルガン”!!
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……鉄平が追っていた四獣事件の黒幕である黒いローブをまとった人物が砂漠を悠々と歩いている。目指すは赤い砂漠の迷宮・デザートラビリンスの先にあるグルメピラミッドだ。
それに気づかないグルメピラミッドの最下層で、ゼブラは自身のフルコース・メロウコーラを生み出せるサラマンダースフィンクスと会っていた。
「フンッ。無事だったか」
〈ゴアア……〉
サラマンダースフィンクスは四獣の攻撃でグルメピラミッドが崩壊しかけた恐怖で涙を浮かべ、ゼブラに泣きついていた。
「ビビッて泣くんじゃねぇ! その涙、まだ甘いコーラになってねぇだろうが」
〈ゴアッ……〉
ゼブラに言われたからか、大切な栄養分を体に戻すためか涙を引っ込めた。それを見てゼブラは満足そうに笑う。
「へっ。これから先いろいろと面倒なことが起こるだろう。だがいいか!? 死ぬなよ。死んだら……ぶっ殺すからな!」
〈ゴアッ! ゴアッ!〉
なんともムチャクチャなゼブラの約束だが、心得たとばかりにサラマンダースフィンクスは何度も頷いた。
「あばよ」
〈ゴアアアッ!!〉
そのまま去って行くゼブラの背を見送るサラマンダースフィンクス。次に会うときはサラマンダースフィンクスの体内で新たなメロウコーラが熟成されたときかもしれない。
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隙を見て結界を解いて離れたのはいいけど、次々襲いかかって来る蔓に私もトリコもマトモにくらわないようによけて、再び崖まで追いつめられた。
「ぐあっ!」
「クッ!」
〈グルアァァアアア!!〉
「トリコさん! 瑞貴さーん!」
「待て」
……助太刀しようとした滝丸を愛丸は腕を伸ばして制し、続けて二人を見るよう顔を向ける。
「見ろ、一切取り乱していない。トリコに至っては50連釘パンチをすでに二回撃っているにも関わらずだ。食の奥義・食没を習得したおかげか? 静かだ……冷静に見ている。全てを」
……愛丸の言った通り、以前だったらあんなに釘パンチを撃てばトリコは冷静を失って取り乱していた。しかし今のトリコは周りを見渡したと思いきや次いで笑い出す。
「小松、瑞貴。そういやここだったな」
「「えっ?」」
「全てはここからだった!」
〈グルアアアッ!〉
「ふっ!」
キンッ!
再びブレスレットを薙刀に変形させた私はトリコの前に出て蔓を次々と弾いていく。トリコが急に言い出したことには驚いたけど、まさかあのときとドンピシャの場所だったとは。
「そういえばそうだったね!」
「ああ! お前らとの旅は、この場所から……――始まった!」
「疾風乱舞!!」
〈グルアァァアアア!!〉
私は疾風乱舞で幾本も蔓を斬り落とした。同時に絶対絶命じゃないのに今までの思い出が走馬灯のように思い返せる。