トリコ対グルメ界の怪物“モンプラン”
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「トリコ、本体を地中から出す策があるの?」
「俺も少しは力を付けたからな。――お前を引きずり出すくらいなら訳ねぇ! うおおぉぉおおお!!」
構えたトリコは体の筋肉が膨れ上がる。以前みたいに服を破くほどではないとはいえ、内に秘めたパワーは凄まじい気配がする。
「いくぜ! 50連釘パンチ!!」
トリコが地中に釘パンチを叩きこんだのを確認すると、私もトリコと共に余波を食らわないようにその場から飛び退く。すると叩きつけられた地面を中心にどんどん地崩れが広がっていく。
凄まじいしこれならどんなに深く本体が潜っても必ず当たるだろう。けど……なんか技として惜しい気もする。もう一段階いけると私は思う。
「ご、50連って……!」
「食義に食没の修得、そして四獣との戦いでさらに力をつけたようだな」
「ど、どこまで強くなるんですか……トリコさんは……!?」
「とっとと姿を見せやがれ!」
……トリコの見慣れたはずの釘パンチの回数が増えただけでなく威力も上がったので、小松は驚くと愛丸はその強さの理由が今までの修業成果だと言う。そして滝丸は底知れぬトリコの成長に目を見開いた。
「だが、トリコだけじゃない」
「「えっ?」」
「俺たちには退避するように言ったトリコが瑞貴ちゃんが残ることに反対していない。今の50連釘パンチの巻き添えをくわないようにするためとはいえ、確実な信頼と実力がなければ……――ましてや、愛しい彼女を自分と同じ戦場に置くわけがない」
「あっ、そういえば……!」
「トリコさん、瑞貴さんにはひと言も言ってませんでしたね……!」
……小松は二人の共闘は珍しくないので気づいていなかった。だが、滝丸も自分と愛丸と小松には言ったのに瑞貴には何も声をかけていないことを思い出し、二人はもう一度トリコの隣にいる瑞貴に目をやる。
釘パンチがやんで土煙がだんだん晴れると、今までよりも巨大な影が現れた。攻撃に耐えきれず地中から出てきたに違いない。
「うまくいったみたいだね」
「ああ。……出やがったな」
☆☆☆☆☆
……デスフォールの至近距離まで来たサニーは触覚で浮けるからともかく、わぶとらは裸足になると水面をゆっくり歩いてサニーに向かい合う位置までやって来た。
「水面に浮くとはな。見たとこ触覚はなさそうだが?」
「油は水を弾く……」
「えっ?」
「油でコーティングされた私の体は水を弾き、浮くことができるのだ」
「ホォ~、変わった技だな。けど、油まみれで浮くってキモくね? あとで肌の手入れ大変そーだし。――何より、美(ツク)しくねーし」
「なんだと?」
サニーの美を追い求める言葉に、自分の得意料理であり愛する油を侮辱されたと思ったのか、わぶとらはピクリと反応した。それに気づいているのか気づかないのか、サニーは再び挑発する。
「それに油で世界三大瀑布・デスフォールを跳ね返せるわけないだろ? つーか、お前が跳ね返されるのがオチだろ、ハハッ! これが本当の油跳ねって奴?」
「その発言、火に油を注ぐ結果になる」
「フッフフッ」
「いいだろう。私の力を見せて、本気でいかせてもらうぞ!」
モルス油をめぐって、美食四天王VS料理人の対決が始まろうとする――!?
☆☆☆☆☆
……グルメカジノの一般ルームの一席を設けたマッチは、ココと向かい合うように座ると両手にそれぞれある黒いサイコロを見せる。
「カードの中身がわかるお前とじゃあ、勝負にならねぇ……。サイコロでいかせてもらうぜ」
「なんでも構わないさ」
「イカサマがないか、チェックを願おう」
義理堅いマッチがイカサマをするわけがないとココはわかっているが、言われた通りサイコロを受け取ってチェックをする。
「ところで、この国は――ジダルのほうはどうなんだい?」
「ああ。ジダル国王が専属料理人と姿を消して、しばらく混乱は続いたが……俺たちグルメマフィアと元地下料理界の連中でなんとか治めた」
「ジダル国王は、未だ戻らずか……」
「ああ。それがどうした?」
「あらゆる確率を、考慮しなければね」
「ハァ?」
マッチはココの言っている意味がわからないというように言う。クッキングフェスのために食材を調達しに来たのはわかるが、何故ジダル国王・ダーニルの行方を知りたがっているのかと。
「俺も少しは力を付けたからな。――お前を引きずり出すくらいなら訳ねぇ! うおおぉぉおおお!!」
構えたトリコは体の筋肉が膨れ上がる。以前みたいに服を破くほどではないとはいえ、内に秘めたパワーは凄まじい気配がする。
「いくぜ! 50連釘パンチ!!」
トリコが地中に釘パンチを叩きこんだのを確認すると、私もトリコと共に余波を食らわないようにその場から飛び退く。すると叩きつけられた地面を中心にどんどん地崩れが広がっていく。
凄まじいしこれならどんなに深く本体が潜っても必ず当たるだろう。けど……なんか技として惜しい気もする。もう一段階いけると私は思う。
「ご、50連って……!」
「食義に食没の修得、そして四獣との戦いでさらに力をつけたようだな」
「ど、どこまで強くなるんですか……トリコさんは……!?」
「とっとと姿を見せやがれ!」
……トリコの見慣れたはずの釘パンチの回数が増えただけでなく威力も上がったので、小松は驚くと愛丸はその強さの理由が今までの修業成果だと言う。そして滝丸は底知れぬトリコの成長に目を見開いた。
「だが、トリコだけじゃない」
「「えっ?」」
「俺たちには退避するように言ったトリコが瑞貴ちゃんが残ることに反対していない。今の50連釘パンチの巻き添えをくわないようにするためとはいえ、確実な信頼と実力がなければ……――ましてや、愛しい彼女を自分と同じ戦場に置くわけがない」
「あっ、そういえば……!」
「トリコさん、瑞貴さんにはひと言も言ってませんでしたね……!」
……小松は二人の共闘は珍しくないので気づいていなかった。だが、滝丸も自分と愛丸と小松には言ったのに瑞貴には何も声をかけていないことを思い出し、二人はもう一度トリコの隣にいる瑞貴に目をやる。
釘パンチがやんで土煙がだんだん晴れると、今までよりも巨大な影が現れた。攻撃に耐えきれず地中から出てきたに違いない。
「うまくいったみたいだね」
「ああ。……出やがったな」
☆☆☆☆☆
……デスフォールの至近距離まで来たサニーは触覚で浮けるからともかく、わぶとらは裸足になると水面をゆっくり歩いてサニーに向かい合う位置までやって来た。
「水面に浮くとはな。見たとこ触覚はなさそうだが?」
「油は水を弾く……」
「えっ?」
「油でコーティングされた私の体は水を弾き、浮くことができるのだ」
「ホォ~、変わった技だな。けど、油まみれで浮くってキモくね? あとで肌の手入れ大変そーだし。――何より、美(ツク)しくねーし」
「なんだと?」
サニーの美を追い求める言葉に、自分の得意料理であり愛する油を侮辱されたと思ったのか、わぶとらはピクリと反応した。それに気づいているのか気づかないのか、サニーは再び挑発する。
「それに油で世界三大瀑布・デスフォールを跳ね返せるわけないだろ? つーか、お前が跳ね返されるのがオチだろ、ハハッ! これが本当の油跳ねって奴?」
「その発言、火に油を注ぐ結果になる」
「フッフフッ」
「いいだろう。私の力を見せて、本気でいかせてもらうぞ!」
モルス油をめぐって、美食四天王VS料理人の対決が始まろうとする――!?
☆☆☆☆☆
……グルメカジノの一般ルームの一席を設けたマッチは、ココと向かい合うように座ると両手にそれぞれある黒いサイコロを見せる。
「カードの中身がわかるお前とじゃあ、勝負にならねぇ……。サイコロでいかせてもらうぜ」
「なんでも構わないさ」
「イカサマがないか、チェックを願おう」
義理堅いマッチがイカサマをするわけがないとココはわかっているが、言われた通りサイコロを受け取ってチェックをする。
「ところで、この国は――ジダルのほうはどうなんだい?」
「ああ。ジダル国王が専属料理人と姿を消して、しばらく混乱は続いたが……俺たちグルメマフィアと元地下料理界の連中でなんとか治めた」
「ジダル国王は、未だ戻らずか……」
「ああ。それがどうした?」
「あらゆる確率を、考慮しなければね」
「ハァ?」
マッチはココの言っている意味がわからないというように言う。クッキングフェスのために食材を調達しに来たのはわかるが、何故ジダル国王・ダーニルの行方を知りたがっているのかと。