奇跡の食運で人類を救え‼
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「使うのは一番上に浮いた色米と、底に沈んだ色米。色が濃いモノと薄いモノを1:1の割合で蒸します。色米は水分をよく吸収するので、蒸す時間も短時間で済みます。30秒でOKです! ここからは舞獣姫さんがレクチャーします」
「よろしくお願いします」
小松さんが色米を蒸し器にセットすると、その間に私とバトンタッチをした。30秒はあっという間だから銀色のボウルに色米を入れ、それをすりこぎ棒でつく。
「あとは蒸された色米をついて、こねる、色止めをしているので色は変わりません。つく回数角度も気にせず調理できます」
普通にやったんじゃ色米はつく度に色が変わったけど、最初の下ごしらえの段階で色止めをしていたからずっと同じ色のままだ。
「そのとき米五合に対して、甘さ抜群の栗・ぷっ栗のペーストを290グラム入れます。あとはこうして、団子状に丸めます」
「あれは……1ミリも違わず薬膳餅の色! 天才じゃったか……!」
私が丸めている上の手を退けて姿を現した餅を見て、ユダシェフがそう言ってくれた。お墨付きももらったし、私たちが作り上げたのは間違いなく薬膳餅なんだ!
「3分! かかった時間は3分だ!」
「特殊調理食材を、インスタントラーメン並のお手軽な料理に仕上げおった」
調理時間を測ってくれたヨハネスさんが声を上げると、節乃さんが感心するように、ののちゃんに顔を向けてそう言った。
レクチャーが終了するとモニター越しで一斉に調理をした料理人。動画は繰り返して流れるようにしてあるし、配給時間も考えると五百万人で作れば二時間で二億個はいける。それにユダシェフたちなら残り三億個もできる!
「この調理法なら、わしらであれば残りの分はいけそうじゃ!」
「見事じゃ、小松くん、瑞貴ちゃん。しかもほんの10分やそこらで成し遂げるとは!」
「10分じゃありませんよ、先生」
「ん?」
「調理の方法は5分で発見していました。残り5分で小松シェフと瑞貴さんは、餅の味をよりおいしくする方法を考えていました」
「なんと!」
「あのぷっ栗のペーストはそういうことじゃったか!」
コック帽を外した私たちのことを節乃さんたちに報告するののちゃん。正確な時間を把握しているってことは、いつの間にかののちゃんが厨房にいたんだろうけど……私たちは集中していたから全然気がつかなかった。
「あっ、どうせ食べるならおいしいほうがいいですもんね」
「栗は薬膳でも使われます。薬膳餅との相性もバッチリでした!」
感心する視線を向けられて小松さんは後頭部に手を、私は頬を指で掻いた。残り5分で薬膳餅との相性に良い薬膳の食材を探していたら、ぷっ栗が自分となら相性がいいとお教えてくれた。これも食材の声だね。
「なんて奴らじゃ!」
「あの時間で味まで追求するとは……!」
ルルブーシェフやすみれシェフも驚いている。もっと時間があったら他の味も作れそうだったけど、事件が収束したらホテルグルメの新しいメニューに提案してみよう。
カメラも止めてあるし、私は仮面を外して小松さんと顔を見合わせて頷き合う。
「トリコさん、ココさん、サニーさん、ゼブラさん、こっちはなんとかなりそうです!」
「四獣はお願いするね、みんな!」
私たちは天井に顔を上げると、戦場で戦うトリコとココさんとサニーさんとゼブラに向けるように叫んだ。
……しかし戦場では血まみれの四天王が倒れ、四獣が雄叫びを上げていたとは知らずに。
「よろしくお願いします」
小松さんが色米を蒸し器にセットすると、その間に私とバトンタッチをした。30秒はあっという間だから銀色のボウルに色米を入れ、それをすりこぎ棒でつく。
「あとは蒸された色米をついて、こねる、色止めをしているので色は変わりません。つく回数角度も気にせず調理できます」
普通にやったんじゃ色米はつく度に色が変わったけど、最初の下ごしらえの段階で色止めをしていたからずっと同じ色のままだ。
「そのとき米五合に対して、甘さ抜群の栗・ぷっ栗のペーストを290グラム入れます。あとはこうして、団子状に丸めます」
「あれは……1ミリも違わず薬膳餅の色! 天才じゃったか……!」
私が丸めている上の手を退けて姿を現した餅を見て、ユダシェフがそう言ってくれた。お墨付きももらったし、私たちが作り上げたのは間違いなく薬膳餅なんだ!
「3分! かかった時間は3分だ!」
「特殊調理食材を、インスタントラーメン並のお手軽な料理に仕上げおった」
調理時間を測ってくれたヨハネスさんが声を上げると、節乃さんが感心するように、ののちゃんに顔を向けてそう言った。
レクチャーが終了するとモニター越しで一斉に調理をした料理人。動画は繰り返して流れるようにしてあるし、配給時間も考えると五百万人で作れば二時間で二億個はいける。それにユダシェフたちなら残り三億個もできる!
「この調理法なら、わしらであれば残りの分はいけそうじゃ!」
「見事じゃ、小松くん、瑞貴ちゃん。しかもほんの10分やそこらで成し遂げるとは!」
「10分じゃありませんよ、先生」
「ん?」
「調理の方法は5分で発見していました。残り5分で小松シェフと瑞貴さんは、餅の味をよりおいしくする方法を考えていました」
「なんと!」
「あのぷっ栗のペーストはそういうことじゃったか!」
コック帽を外した私たちのことを節乃さんたちに報告するののちゃん。正確な時間を把握しているってことは、いつの間にかののちゃんが厨房にいたんだろうけど……私たちは集中していたから全然気がつかなかった。
「あっ、どうせ食べるならおいしいほうがいいですもんね」
「栗は薬膳でも使われます。薬膳餅との相性もバッチリでした!」
感心する視線を向けられて小松さんは後頭部に手を、私は頬を指で掻いた。残り5分で薬膳餅との相性に良い薬膳の食材を探していたら、ぷっ栗が自分となら相性がいいとお教えてくれた。これも食材の声だね。
「なんて奴らじゃ!」
「あの時間で味まで追求するとは……!」
ルルブーシェフやすみれシェフも驚いている。もっと時間があったら他の味も作れそうだったけど、事件が収束したらホテルグルメの新しいメニューに提案してみよう。
カメラも止めてあるし、私は仮面を外して小松さんと顔を見合わせて頷き合う。
「トリコさん、ココさん、サニーさん、ゼブラさん、こっちはなんとかなりそうです!」
「四獣はお願いするね、みんな!」
私たちは天井に顔を上げると、戦場で戦うトリコとココさんとサニーさんとゼブラに向けるように叫んだ。
……しかし戦場では血まみれの四天王が倒れ、四獣が雄叫びを上げていたとは知らずに。