奇跡の食運で人類を救え‼
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《僕らもいますよ、小松シェフ! 舞獣姫さん!》
「ホテルグルメのみんな……!」
「集まってくれたんだ……!」
〈ユンユンユーン!〉
連絡を受けて来てくれた小松さんのいるホテルグルメのシェフたち。やる気満々な頼もしい姿が画面に移り、小松さんと私が感動していると、ユンちゃんも嬉しそうに笑っていた。
「他にも、世界中から各地に料理人たちが集まっている。合計五百万人はいるでしょう」
「こんなに…こんなに集まってくれた……!」
「本当に成功できるかわからなかったのに……!」
節乃さんたちの指示があったとはいえ、私たちが薬膳餅の調理法に成功してくれると信じ、そして人類を救うために料理人たちは集まってくれた。それがとても嬉しくて、さっきから目尻に浮かんでいた涙が零れそうになったので指で拭う。
「食材は足りてるのか!?」
《任せな!》
「「トムさん!」」
《食材は俺たち卸売商全員でかき集め、運んでやる! 話は伝わってる! あとは頼んだぜー!》
「「はい!」」
ルルブーさんが叫ぶとトムさんが卸売商の同僚たちと共に映った。そのうしろには大量の食材とそれを運ぶヘリコプターがある。
料理人だけじゃなく卸売商も協力してくれるので、私と小松さんは一度顔を見合わせて頷くと、画面に向かって両手を合わせて目を閉じる。
「「ありがとうございます!」」
「礼はあとだ」
「「!」」
「みんなにさっそく料理のレクチャーを。五百万人超える料理人、全てに中継を結んでいる。民間人にも協力を得てね」
……あのときティナの携帯にかかった非通知の連絡はヨハネスのものだった。ヨハネスはティナに連絡を取り、こちらの映像を世界各地に集まった料理人へ中継するように頼んだのだ。
調理台の前に立った小松さんと私はコック帽を被り、まずは画面越しにいる協力してくれた全ての人々に一礼をする。
「みなさん、準備はよろしいですか?」
「では、これより薬膳餅の調理法をレクチャーします」
私たちは前もってレクチャーする分担もしておいた。最初のレクチャーは小松さんから。
「薬膳餅は絶妙な紫色を出せなければなりません。そこで美味なるウォーターとおい塩を使います。1リットルの美味なるウォーターに、100グラムのおい塩を入れ、よく混ぜて色米を25秒浸してください」
私たちを映すカメラのうしろには、ダマラシェフやつららママやライブベアラーがいる。この場にいるみんなにも簡単調理法を覚えてもらうためだけど、小松さんが取り出した美味なるウォーターとおい塩を見て驚いている。まあ一般スーパーにでもある奴だからね。
「どこにでも手に入る水と塩……」
「これってまさか……!」
「色を止める『色止め』……! リンゴを塩水にさらし変色を止める色止め! 基本的な料理の技だわ」
「だが、敏感な色米……塩水を吸って変化してしまうのでは?」
「いや。色米は呼吸し生きておる。真水ならともかく塩水は吸わないんじゃ」
温度や湿度でも色を変化する色米に、こんな調理で大丈夫なのかとダマラシェフは心配すると、否定の声を上げたのはユダシェフだ。
「塩水に漬けるのは、ただ色を止めるだけじゃありません。色米に付いた色を分けるためでもあるんです。色で見分けるのは大変ですけれど、重さで分ければ簡単です!」
「重さで分ける?」
小松さんの言葉にルルブーシェフたちがボウルを見ると、色の薄い色米が水面に次々と浮かんでいた。
「色米に触れたとき、ひと粒ひと粒重さが違うってなんとなくわかったんです」
「声……! 食材の声が聞こえたんですよ、小松さんと舞獣姫さんには!」
小松さんが重さで違いを発見した理由に、千流さんがそう言った。米の重さ――ましてやひと粒ひと粒違うって短時間で気づいたのは確かに色米が教えてくれたんだ。
「ホテルグルメのみんな……!」
「集まってくれたんだ……!」
〈ユンユンユーン!〉
連絡を受けて来てくれた小松さんのいるホテルグルメのシェフたち。やる気満々な頼もしい姿が画面に移り、小松さんと私が感動していると、ユンちゃんも嬉しそうに笑っていた。
「他にも、世界中から各地に料理人たちが集まっている。合計五百万人はいるでしょう」
「こんなに…こんなに集まってくれた……!」
「本当に成功できるかわからなかったのに……!」
節乃さんたちの指示があったとはいえ、私たちが薬膳餅の調理法に成功してくれると信じ、そして人類を救うために料理人たちは集まってくれた。それがとても嬉しくて、さっきから目尻に浮かんでいた涙が零れそうになったので指で拭う。
「食材は足りてるのか!?」
《任せな!》
「「トムさん!」」
《食材は俺たち卸売商全員でかき集め、運んでやる! 話は伝わってる! あとは頼んだぜー!》
「「はい!」」
ルルブーさんが叫ぶとトムさんが卸売商の同僚たちと共に映った。そのうしろには大量の食材とそれを運ぶヘリコプターがある。
料理人だけじゃなく卸売商も協力してくれるので、私と小松さんは一度顔を見合わせて頷くと、画面に向かって両手を合わせて目を閉じる。
「「ありがとうございます!」」
「礼はあとだ」
「「!」」
「みんなにさっそく料理のレクチャーを。五百万人超える料理人、全てに中継を結んでいる。民間人にも協力を得てね」
……あのときティナの携帯にかかった非通知の連絡はヨハネスのものだった。ヨハネスはティナに連絡を取り、こちらの映像を世界各地に集まった料理人へ中継するように頼んだのだ。
調理台の前に立った小松さんと私はコック帽を被り、まずは画面越しにいる協力してくれた全ての人々に一礼をする。
「みなさん、準備はよろしいですか?」
「では、これより薬膳餅の調理法をレクチャーします」
私たちは前もってレクチャーする分担もしておいた。最初のレクチャーは小松さんから。
「薬膳餅は絶妙な紫色を出せなければなりません。そこで美味なるウォーターとおい塩を使います。1リットルの美味なるウォーターに、100グラムのおい塩を入れ、よく混ぜて色米を25秒浸してください」
私たちを映すカメラのうしろには、ダマラシェフやつららママやライブベアラーがいる。この場にいるみんなにも簡単調理法を覚えてもらうためだけど、小松さんが取り出した美味なるウォーターとおい塩を見て驚いている。まあ一般スーパーにでもある奴だからね。
「どこにでも手に入る水と塩……」
「これってまさか……!」
「色を止める『色止め』……! リンゴを塩水にさらし変色を止める色止め! 基本的な料理の技だわ」
「だが、敏感な色米……塩水を吸って変化してしまうのでは?」
「いや。色米は呼吸し生きておる。真水ならともかく塩水は吸わないんじゃ」
温度や湿度でも色を変化する色米に、こんな調理で大丈夫なのかとダマラシェフは心配すると、否定の声を上げたのはユダシェフだ。
「塩水に漬けるのは、ただ色を止めるだけじゃありません。色米に付いた色を分けるためでもあるんです。色で見分けるのは大変ですけれど、重さで分ければ簡単です!」
「重さで分ける?」
小松さんの言葉にルルブーシェフたちがボウルを見ると、色の薄い色米が水面に次々と浮かんでいた。
「色米に触れたとき、ひと粒ひと粒重さが違うってなんとなくわかったんです」
「声……! 食材の声が聞こえたんですよ、小松さんと舞獣姫さんには!」
小松さんが重さで違いを発見した理由に、千流さんがそう言った。米の重さ――ましてやひと粒ひと粒違うって短時間で気づいたのは確かに色米が教えてくれたんだ。