奇跡の食運で人類を救え‼
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……四天王の個人の攻撃も、力を合わせた合体技も、四獣はなんてことのないように跳ね返していた。戦いが始まってから四獣を倒すどころか致命傷すら与えられていない。
「ったく、俺たちの技をことごとく跳ね返すとはな……」
「てか、マジムカつく。あいつ、俺の髪(ヘア)パンチを見切ってやがった」
「やはりあいつは……」
「ああ……僕たちの能力を把握している。四獣の本体は、僕らが戦った四体をただ吸収したんじゃない、戦った経験も吸収したようだ」
「ンなこたぁ、どーでもいい。チョーシに乗ってる野郎はぶっ飛ばす……ただそれだけだ!」
「まあな。――やるしかねぇ!」
〈ゴアアァァアアアッ!!〉
「「「「はああぁぁあああ!!」」」」
四獣が雄叫びを上げるとその音響で街のガラスを次々破壊される。そしてトリコたちもまたグルメ細胞のオーラを出して悪魔を出現させていた。
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色米は名前通り、いろんな色の米がある。だけどちょっとの水や味付けでも色が変わってしまう不思議な食材だ。
「微妙に異なる色の色米を、バランスよく混ぜて紫色にしないと薬膳餅は完成しない……」
「でも、色米ひと粒ひと粒にムラがあるし、温度と湿度で色もすぐに変わります。だから蒸す時間も1秒単位で変えないといけないし……」
水の中では紫や白や桃色だった色米が、小松さんが一部を手にとって水から出すと緑や黄緑に変わった。しかも私は蒸された色米をすり鉢に移し、すりこぎ棒でつくとこちらでも一回ごとに色米の色が変わっていく。
純粋な紫じゃなければいけない薬膳餅だから、色が細かく違う色米を調理しながら紫に変えるのはとても難しい。
「力加減やつく回数、角度も一回一回違う……」
「難し過ぎます……色のバランスと蒸す時間、つく回数を均一にしなきゃ」
「その法則を見つけない限り、誰にでも作れる餅にはならない……!」
「緑の雨(グリーンレイン)を解毒する餅には……!」
私たちに与えられた課題はとてつもない。だけど信じている……私一人じゃできるかどうかわからなかったけど、小松さんと一緒ならできる!
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……街ではテリーに乗ったリンがエンドルフィンスモークを使い、緑の雨(グリーンレイン)から人々を守ろうとしている。しかし四獣を倒さない限り永久に降り続ける緑の雨(グリーンレイン)と違い、リンの持つフレグランスには当然ながら限りがあった。
「ダメだし……! フレグランスも、もうなくなりそうだし!」
そんな中、人々の携帯が一斉に鳴り出した。自分たちそれぞれが設定した着メロじゃないので、人々は不思議に思って取り出す。
ゾンゲと子分たちと共にデパート内に避難したティナも同様で、画面に出ている『IGO emergency』という表示を見て驚く。
「IGOからの緊急配信?」
〈クルゥッポー?〉
「なんだとー!? 俺のは全く鳴らんぞ!?」
「いや、そもそも携帯持ってないじゃないですか」
「あーそうだ! てか、お前らは持ってんのか!? えー!? ハイカラじゃねぇか~コラァ?」
うしろで叫ぶゾンゲを無視して坂巻と白川は操作をすると、画面にタイランが現れた。
《緑の雨を浴びた連中に告ぐ》
「ど、毒料理のタイラン!?」
グルメキャスターとしてティナもタイランのことは当然知っており、画面越しとはいえ彼の姿を見て驚いた。