四天王最大の窮地! ##NAME1##と小松の決意!
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「瑞貴さん……!」
「小松さん、私もあきらめたくない。見つからないなら見つけるまで、わからないなら考えるまで……――私は今までずっとそうしてきた。美食屋としても、料理人としても」
私はまな板の上にあるユダシェフが作った薬膳餅に目をやる。最初は紫の鮮やかさと特殊調理食材ということで驚いていたばかりだけど、今こうして見ると違うように思えてきた。まるで、『簡単に作れる方法がある』、『見つけて』と言っているように聞こえる。これはきっと……――薬膳餅の材料となった食材の声。
一度目を閉じた私は、次いで小松さんに顔を向ける。
「小松さん、一緒にやろう。私たちなら絶対にできる!」
「っ……はい!」
さっきまで絶望的だった小松さんの瞳に再び光が宿った。それを確認した私たちは頷き合うと、二人でこの場にいる全員に向かって声を上げる。
「15分……いや、10分だけでいいです! 私たちに時間をください! 簡単な調理法を必ず発見してみせます!」
「ですから、一般の料理人をたくさん招集しておいてください!」
「「お願いします!」」
「「「「「…………!」」」」」
(本気だ……この子たちの目は!)
……二人の言葉は冷やかしでも慰めでもなく、料理人としての確かな覚悟がそこにある。ユダたちはそれを感じ取った。
「ンフフフッ、ちょうどよかった」
「「「「「!」」」」」
もともと薬膳餅の作り方がわかっていたのか、ユダシェフの調理から今までいなかった節乃さんが、携帯を片手に現れた。
「あたしゃのグループ企業のコック全員に、今招集をかけたとこじゃよ」
「節乃さん……!」
「ありがとうございます!」
「やってみんしゃい、小松くん、瑞貴ちゃん」
「「はい!」」
薬膳餅の簡単調理法は節乃さんでもわからないのだろう。だけど、この危機的状況の中で節乃さんは私たちに託してくれただけでなく、必ず見つけると信じて料理人を呼んでくれた!
「しかし、いずれにしても時間がない。わたくしたちもすぐに料理に入りましょう!」
千流さんの言う通り、この緑の雨(グリーンレイン)を浴びて絶命するまでの時間は一時間。環境適応能力者の私や紅蒼延命(コウソウエンメイ)をした小松さんたちと違い、他の人々の命は残りわずかだ。
「ウフフフッ、呼んどいてよかったわ」
ザッ――。
「あれは!」
「よく来てくれたわね。――タイラン」
ライブベアラーが呼んだという現れた人物にダマラシェフたちは驚いた。柱にもたれかかって両腕を組んでいる、鼻の頭と頬から首にかかった傷を持つ薄紫色のコック服を着た人物。
彼はIGO非加盟国にいながらも世界料理人ランキング19位で毒を扱わせたら右に出る者はいないという、毒料理のタイラン!
「緑の雨、グリーンレイン……。その毒を完全に消すことはできないが、毒の回りを遅くすることは簡単だ」
「「「「「オオッ……!」」」」」
「それでも、雨を浴びてから最大三時間ってところか」
タイランシェフはそう言ったけど、裏を返せば雨を浴びた人々の延命に繋がったということだ。それを聞いたユダシェフは頷いた。
「わかった。五億人分の薬膳餅を作り配給まで完成させるには、小松シェフと瑞貴くんに与えられる時間は……――やはり10分。それが限界じゃ」
「はい!」
「任せてください!」
それでも希望の時間はもらえたんだ。私と小松さんは拳を手の平に当てて力強く返事をした。薬膳餅の簡単調理法……必ず見つけてみせる!
「小松さん、私もあきらめたくない。見つからないなら見つけるまで、わからないなら考えるまで……――私は今までずっとそうしてきた。美食屋としても、料理人としても」
私はまな板の上にあるユダシェフが作った薬膳餅に目をやる。最初は紫の鮮やかさと特殊調理食材ということで驚いていたばかりだけど、今こうして見ると違うように思えてきた。まるで、『簡単に作れる方法がある』、『見つけて』と言っているように聞こえる。これはきっと……――薬膳餅の材料となった食材の声。
一度目を閉じた私は、次いで小松さんに顔を向ける。
「小松さん、一緒にやろう。私たちなら絶対にできる!」
「っ……はい!」
さっきまで絶望的だった小松さんの瞳に再び光が宿った。それを確認した私たちは頷き合うと、二人でこの場にいる全員に向かって声を上げる。
「15分……いや、10分だけでいいです! 私たちに時間をください! 簡単な調理法を必ず発見してみせます!」
「ですから、一般の料理人をたくさん招集しておいてください!」
「「お願いします!」」
「「「「「…………!」」」」」
(本気だ……この子たちの目は!)
……二人の言葉は冷やかしでも慰めでもなく、料理人としての確かな覚悟がそこにある。ユダたちはそれを感じ取った。
「ンフフフッ、ちょうどよかった」
「「「「「!」」」」」
もともと薬膳餅の作り方がわかっていたのか、ユダシェフの調理から今までいなかった節乃さんが、携帯を片手に現れた。
「あたしゃのグループ企業のコック全員に、今招集をかけたとこじゃよ」
「節乃さん……!」
「ありがとうございます!」
「やってみんしゃい、小松くん、瑞貴ちゃん」
「「はい!」」
薬膳餅の簡単調理法は節乃さんでもわからないのだろう。だけど、この危機的状況の中で節乃さんは私たちに託してくれただけでなく、必ず見つけると信じて料理人を呼んでくれた!
「しかし、いずれにしても時間がない。わたくしたちもすぐに料理に入りましょう!」
千流さんの言う通り、この緑の雨(グリーンレイン)を浴びて絶命するまでの時間は一時間。環境適応能力者の私や紅蒼延命(コウソウエンメイ)をした小松さんたちと違い、他の人々の命は残りわずかだ。
「ウフフフッ、呼んどいてよかったわ」
ザッ――。
「あれは!」
「よく来てくれたわね。――タイラン」
ライブベアラーが呼んだという現れた人物にダマラシェフたちは驚いた。柱にもたれかかって両腕を組んでいる、鼻の頭と頬から首にかかった傷を持つ薄紫色のコック服を着た人物。
彼はIGO非加盟国にいながらも世界料理人ランキング19位で毒を扱わせたら右に出る者はいないという、毒料理のタイラン!
「緑の雨、グリーンレイン……。その毒を完全に消すことはできないが、毒の回りを遅くすることは簡単だ」
「「「「「オオッ……!」」」」」
「それでも、雨を浴びてから最大三時間ってところか」
タイランシェフはそう言ったけど、裏を返せば雨を浴びた人々の延命に繋がったということだ。それを聞いたユダシェフは頷いた。
「わかった。五億人分の薬膳餅を作り配給まで完成させるには、小松シェフと瑞貴くんに与えられる時間は……――やはり10分。それが限界じゃ」
「はい!」
「任せてください!」
それでも希望の時間はもらえたんだ。私と小松さんは拳を手の平に当てて力強く返事をした。薬膳餅の簡単調理法……必ず見つけてみせる!