四天王最大の窮地! ##NAME1##と小松の決意!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
☆☆☆☆☆
私たちはユダシェフの案内で厨房に行き、そこで手本を見せてもらうことになった。これから私たちも調理に参加させてもらうもため、白の簡易エプロンを小松さんと私は身に付けている。
しっかりと力強く握られたユダシェフの両手から現れてまな板の上に乗せられたのは、紫色をした丸い料理だ。
「これが、解毒料理……!」
〈ユーン!〉
「餅……ですか? それも紫色の」
小松さんとユンちゃんたちが目を輝かせる中、私はこの料理の正体をユダシェフに尋ねる。
「これは『薬膳餅』」
「薬膳餅?」
「色米を使い、毒の色と『補色関係』にある色の餅を作れば、毒の効き目を体の中で中和させることができる」
「補色関係って……?」
「色同士がお互いを打ち消し合う関係のことだ。例えば十二種類の色相環図で見た場合、緑の雨(グリーンレイン)は『黄緑色』に近かった。黄緑に向かい合う色は『紫』!」
「紫が黄緑色を中和……つまり、消してしまうんですね!」
ダマラシェフの解説がとてもわかりやすく、小松さんも私も何故薬膳餅の色が紫色なのか理解できた。それはつららママも同じく感心するように言う。
「緑色の雨の毒を、紫色の餅で打ち消すゆうことやねぇ」
「さっそくみんなで作りましょう!」
「これだけのメンバーがいれば、薬膳餅を量産できますよ!」
「……ムリじゃな」
「えっ!? ルルブーシェフ!?」
解毒料理の作り方もわかって意気込む小松さんと私だけど、それを薬膳餅に一度目をやったルルブーシェフが一刀両断に否定した。
小松さんはショックを受けたように声を上げ、私も同じような反応を出す所だったけど一刀両断されたことで冷静になり、あることに気づく。
「調理と配給で、全ての人に渡る時間がない……!?」
「そうじゃ。これだけの手練れがそろったところで如何に急いだとしても、配給の時間まで考えると……数億人分の量に完成は不可能じゃ」
「あっ……」
今までユダシェフの調理を見ていたから、小松さんもルルブーシェフの言うことがわかったみたい。すみれシェフも薬膳餅を見て同意するように言う。
「そうだねぇ……仮に五億人分必要として、できて五千万人分ってところだねぇ」
「そんな……! あっ、もっと人数を増やしましょうよ! 僕のホテルの同僚とか、みなさんのお店のコックたちも呼んで調理する人数を増やせば!」
「それはムダじゃ……」
「えっ……ユダさん!?」
小松さんのホテルグルメ以上に、グループの規模が大きいここにいる料理人たちなら弟子が数多く存在する。なので人数を増やす提案を出した小松さんだけど、次はユダシェフが否定した。