魔のゲーム! デビルアスレチックをクリアしろ!
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着地と同時にティナはテリーの背中から落ち、クルッポーもそれに伴うように墜落した。
「あ~もうムリ~……握力0グラム……」
〈クポー……〉
トリコとリンと合流して一度降りたが、ほとんど休みなく再びテリーにしがみついたため、その顔は疲労が溜まっていた。
「よし! リーガルマンモスが生息するリーガル高原の入口だ!」
「お兄ちゃんや瑞貴たちも着いてるかな?」
〈ッ! グルルル……!〉
テリーは振り向いてデビルアスレチックを見ると、そこから感じる黒いGTロボのオーラに警戒して遠吠えを上げる。
〈ウォ――ン……!!〉
「どうしたテリー?」
「テリー?」
「まさか!」
トリコとリンは不思議に思ったが、ティナは理由がわかった。テリーは一度振り向いてトリコを見るとデビルアスレチックに再び戻った。
「えっ!? なんで戻んの!?」
「たぶん、あいつが来たんだ……」
「あいつ?」
「フグ鯨の洞窟で出会った黒いGTロボ!」
「何っ!?」
ティナの報せにトリコは驚いた。デビルアスレチックでは、黒いGTロボはトリコが苦戦したルバンダもあっという間に倒してトリコたちの元へと確実に近づいて来る。
「テリーは、あいつが侵入したってトリコに危険を報せに来たのよ!」
「トリコ、テリーを助けに行くし!」
「いや、先を急ごう」
「「えっ!?」」
「テリーは奴に付けられ、振り切れなかった。テリーがここに来たことで奴に俺たちの居場所を案内する形になってしまった。俺に危険を伝えに来たはずが、逆に危険を招く形になった……。テリーはそいつを気にして奴を倒す覚悟を決めて行ったんだ」
今逆に行ってしまえば、それこそテリーが最も気にしていた危険な事態が起こってしまう。
「テリーの気持ち、覚悟をムダにしちゃいけねぇ。行くぞ!」
「トリコ……」
「…………」
〈ウォォ――ン……!!〉
デビルアスレチックから聞こえるテリーの遠吠えを背に、トリコたちはリーガル高原へと向かって行った。
☆☆☆☆☆
リーガル高原へ向かう中、私たちにはずっと遠吠えが聞こえていた。
〈ウォォ――ン……!!〉
「さっきから聞こえるあの声って……」
「狼の声だな。結構近いぞ」
「テリーの声に違いない。この遠吠え……尋常じゃないよ」
私はグルメ界だけじゃなくいろんな猛獣に出会ったせいか、いろんな遠吠えがあるのに、それぞれの意味を感じることができた。
「あ~もうムリ~……握力0グラム……」
〈クポー……〉
トリコとリンと合流して一度降りたが、ほとんど休みなく再びテリーにしがみついたため、その顔は疲労が溜まっていた。
「よし! リーガルマンモスが生息するリーガル高原の入口だ!」
「お兄ちゃんや瑞貴たちも着いてるかな?」
〈ッ! グルルル……!〉
テリーは振り向いてデビルアスレチックを見ると、そこから感じる黒いGTロボのオーラに警戒して遠吠えを上げる。
〈ウォ――ン……!!〉
「どうしたテリー?」
「テリー?」
「まさか!」
トリコとリンは不思議に思ったが、ティナは理由がわかった。テリーは一度振り向いてトリコを見るとデビルアスレチックに再び戻った。
「えっ!? なんで戻んの!?」
「たぶん、あいつが来たんだ……」
「あいつ?」
「フグ鯨の洞窟で出会った黒いGTロボ!」
「何っ!?」
ティナの報せにトリコは驚いた。デビルアスレチックでは、黒いGTロボはトリコが苦戦したルバンダもあっという間に倒してトリコたちの元へと確実に近づいて来る。
「テリーは、あいつが侵入したってトリコに危険を報せに来たのよ!」
「トリコ、テリーを助けに行くし!」
「いや、先を急ごう」
「「えっ!?」」
「テリーは奴に付けられ、振り切れなかった。テリーがここに来たことで奴に俺たちの居場所を案内する形になってしまった。俺に危険を伝えに来たはずが、逆に危険を招く形になった……。テリーはそいつを気にして奴を倒す覚悟を決めて行ったんだ」
今逆に行ってしまえば、それこそテリーが最も気にしていた危険な事態が起こってしまう。
「テリーの気持ち、覚悟をムダにしちゃいけねぇ。行くぞ!」
「トリコ……」
「…………」
〈ウォォ――ン……!!〉
デビルアスレチックから聞こえるテリーの遠吠えを背に、トリコたちはリーガル高原へと向かって行った。
☆☆☆☆☆
リーガル高原へ向かう中、私たちにはずっと遠吠えが聞こえていた。
〈ウォォ――ン……!!〉
「さっきから聞こえるあの声って……」
「狼の声だな。結構近いぞ」
「テリーの声に違いない。この遠吠え……尋常じゃないよ」
私はグルメ界だけじゃなくいろんな猛獣に出会ったせいか、いろんな遠吠えがあるのに、それぞれの意味を感じることができた。