魔のゲーム! デビルアスレチックをクリアしろ!
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「つーかなんて速さ!? 黒草の草原(ブラックカーペット)からここまで来たの!?」
「白い森林(ホワイトフォレスト)を抜けて来たの。テリーの背中にしがみついて……」
「白い森林(ホワイトフォレスト)を!? トリコとウチが猛獣追い払ってたからこれたかもしんないけど、それにしたって早っ!?」
「休みなくぶっ通しで走ってたから。それにテリーの速さがどんどん増してたって感じ? テリーは急激に成長している……。そうだ、トリコ! 大変なの! あのフグ鯨の洞窟で会っ――」
〈カオオォォオオオ!!〉
ティナの言葉を遮ったのは、先ほどテリーの一撃をくらったルバンダだった。
「って、しつこいし!」
〈…………〉
「あれ?」
しかし先ほどと違って襲い掛かる様子がない。というより冷や汗を流して警戒している。ティナは不思議に思ったがリンにはその理由がわかった。
「テリーを警戒してる……」
「えっ?」
「ああ。力ではルバンダの奴が上だが、最強の狼・バトルウルフの片鱗をテリーに感じて警戒してるんだろう」
するとテリーがルバンダを無視して隣の石柱に飛び移った。
「テリー? そっちは別のルートだし!」
〈…………〉
「テリー?」
隣の石柱でこちらを振り向き待っているテリーの瞳に、トリコは何かを感じ取った。
「行くぞ。テリーに付いて行こう」
「えっ? でも……」
「サニーのセンサーに反応するくらい、テリーの感覚は鋭い。物理的な反応より野生の勘による部分がデカいためだろう。それはそのまま危機回避能力に繋がる。何か大きな危険が迫ってるのかもしれねぇ。ここはテリーを信じよう」
「うん! トリコがそう言うなら、ウチはトリコを信じる!」
「あっ、ちょ、ちょっと待ってよー!」
駆け出すトリコとリンだが、ティナは一般人のため二人のように石柱を飛び越えることなどできない。するとテリーがティナのそばに回り込んで来て『乗れ』という表情をしていた。その優しさにティナもクルッポーも感動する。
「テリー! ありがとう~……って、わあ! また走るの~!? 握力保たない~!」
感動のあまりテリーにしがみついたはいいが、間もなく走り出したのでティナは再びしがみつき、クルッポーは慌てて追いかける。
テリーの示すルートを進んで行くと、本来行くルートにルバンダよりデカく強そうな猛獣がいた。
「あっちのルート、行かなくて正確だし!」
「ああ。あんなのと今やるのはごめんだ! って、テリーお前! デビルアスレチックの楽なルートどころか、猛獣と会わねぇルートを選んでショートカットしてやがるのか!」
どんどん石柱を飛び越えて行くと、ついにデビルアスレチックを抜けて高原が見えてきた。
「やったー! デビルアスレチック抜けたしー!」
「テリーのおかげだ! でかしたぞ!」
〈ウォウ!〉
「白い森林(ホワイトフォレスト)を抜けて来たの。テリーの背中にしがみついて……」
「白い森林(ホワイトフォレスト)を!? トリコとウチが猛獣追い払ってたからこれたかもしんないけど、それにしたって早っ!?」
「休みなくぶっ通しで走ってたから。それにテリーの速さがどんどん増してたって感じ? テリーは急激に成長している……。そうだ、トリコ! 大変なの! あのフグ鯨の洞窟で会っ――」
〈カオオォォオオオ!!〉
ティナの言葉を遮ったのは、先ほどテリーの一撃をくらったルバンダだった。
「って、しつこいし!」
〈…………〉
「あれ?」
しかし先ほどと違って襲い掛かる様子がない。というより冷や汗を流して警戒している。ティナは不思議に思ったがリンにはその理由がわかった。
「テリーを警戒してる……」
「えっ?」
「ああ。力ではルバンダの奴が上だが、最強の狼・バトルウルフの片鱗をテリーに感じて警戒してるんだろう」
するとテリーがルバンダを無視して隣の石柱に飛び移った。
「テリー? そっちは別のルートだし!」
〈…………〉
「テリー?」
隣の石柱でこちらを振り向き待っているテリーの瞳に、トリコは何かを感じ取った。
「行くぞ。テリーに付いて行こう」
「えっ? でも……」
「サニーのセンサーに反応するくらい、テリーの感覚は鋭い。物理的な反応より野生の勘による部分がデカいためだろう。それはそのまま危機回避能力に繋がる。何か大きな危険が迫ってるのかもしれねぇ。ここはテリーを信じよう」
「うん! トリコがそう言うなら、ウチはトリコを信じる!」
「あっ、ちょ、ちょっと待ってよー!」
駆け出すトリコとリンだが、ティナは一般人のため二人のように石柱を飛び越えることなどできない。するとテリーがティナのそばに回り込んで来て『乗れ』という表情をしていた。その優しさにティナもクルッポーも感動する。
「テリー! ありがとう~……って、わあ! また走るの~!? 握力保たない~!」
感動のあまりテリーにしがみついたはいいが、間もなく走り出したのでティナは再びしがみつき、クルッポーは慌てて追いかける。
テリーの示すルートを進んで行くと、本来行くルートにルバンダよりデカく強そうな猛獣がいた。
「あっちのルート、行かなくて正確だし!」
「ああ。あんなのと今やるのはごめんだ! って、テリーお前! デビルアスレチックの楽なルートどころか、猛獣と会わねぇルートを選んでショートカットしてやがるのか!」
どんどん石柱を飛び越えて行くと、ついにデビルアスレチックを抜けて高原が見えてきた。
「やったー! デビルアスレチック抜けたしー!」
「テリーのおかげだ! でかしたぞ!」
〈ウォウ!〉