四天王集結! グルメ界の怪物“四獣”の目覚め!
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《IGOは非常事態宣言レベル5を発令しています。IGOの発表によると四獣はすでにグルメ界と人間界の境界線にまで進行しており、全世界三百億人に人間界中央地帯への避難勧告が出ています。一刻も早い避難をお願いします》
……この大勢の人々が避難しに集まってきたフードパーク広場の巨大モニターには、ティナが出るグルメTVが続けて避難するようにと番組が流れている。この放送の撮影のあとティナたちもこのフードパーク広場に避難するようだ。
巨大モニターのそばにあるテントにはグルメ研究所の所長・マンサムと、IGO事務局長・ウーメン梅田が数人の職員と共に四獣についての解析を続けている。
「ウーメン事務局長……」
「ん?」
「人類の避難は終わったかな?」
「ええ、一週間かけてほぼ完了したわ。このフードパークにも八億人避難させたし……」
設置している複数のモニターにはグルメタウンのみならず各国の街が映し出されている。どの場所にも住む人々はフードパーク広場を始め、人間界の中央に避難しているのだ。
「けど、おいしいモノがたくさんあるグルメ界からわざわざ人間界にやって来るなんて、四獣ってホント迷惑だと思わない? マンサム所長」
「仕方あるまい。四獣は食べ物の好き嫌いが激しい偏食猛獣。好物は――『人間』なのだから」
「数百年に一度、人間が増えたのを見計らったように目覚め食事にやって来る……まさに怪物ね」
「だが、人間は……人類は負けん! 前回の四獣襲来のときは、若かりし一龍会長が追い払ったと言うしな。――が、会長は今グルメ界。第0ビオトープにおり不在だが……」
「私たちには希望がある。フフッ」
「ああ! トリコたち――四天王という新たなる希望がな!」
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……その頃、人類の希望である美食屋四天王はというと。
「おい、ゼブラ! お前!」
「ああ?」
「俺が食おうとしてたシュウマイをよくも!」
「早いモン勝ちだろうが」
「少しは友のために残すってことはねぇのかよ!」
「ねぇよ、そんなモン」
「『ねぇ』ってゼブラ、おめぇ!」
「食いてぇモンを好きなように食うだけだ」
「わかる! わかるけどよ、そこはそれなんつーかよ! ほらもう!」
「――フフフフフッ」
「「「「!」」」」
トリコとゼブラが料理の取り合いをし、ココとサニーがもくもくと食事を続けている中、その光景を微笑ましそうに笑う声が聞こえた。
「これから四獣を相手にするというのに、いやはや四人共1ミリも緊張しておらんな」
「オーナーシェフ・ユダ!」
両手にクロックが被さった料理を四皿ずつ積んで、さらには頭にも二皿積んでいるのに1ミリも崩れていない。彼こそが膳王本店オーナーシェフで、薬膳の重鎮と呼ばれる1ミリのユダである。
「ほんの1ミリの狂いも許さない見事な料理……楽しませてもらってるし」
「ああ! さすがグルメ時代の膳王だ!」
「そうかそうか。それはよかった。ほれ、おかわり持って来たぞ。1ミリも手を抜かずに作ったスペシャルメニューじゃ」
ほとんどなくなっていた回転テーブルの上にユダが作った新たな料理が次々と並べられ、トリコやココたちは嬉しそうに声を上げる。