魔のゲーム! デビルアスレチックをクリアしろ!
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(奴の本体を探すんだ……どこにいる……!? 奴の匂いを追うんだ! この中に必ずいるはず……どこなんだ!? 匂うぞ……近くにいる! お前の匂い、目を閉じててもしっかりと見える!)
たくさんいるルバンダの幻覚の中で、トリコはとうとう本体を見つけることができた。
「そこだ! ナイフ!!」
〈カオオォォオオオ!!〉
しかしそれすらも幻覚だったようで、ルバンダがうしろからトリコに襲い掛かる。
「一点集中・サンダーペパーミント!!」
〈カオオォォオオオ!?〉
「今だ! くらえ!」
リンがサンダーペパーミントをくらわしたおかげで動きが怯み、その隙にトリコはナイフを繰り出すがまた幻覚だった。いや、ゆっくりと残像が残る動きでよけていた。
「アイソレーション!?」
「えっ!?」
「体の一部を高速で動かす技術……緩急を付けて行うことで残像を残し、敵に自分の位置を探らせねぇ。奴の息がアイソレーションと組み合わさって、まるで分身しているように見えるってわけだ」
〈カオオォォオオオ……!〉
「つーか、リンの一撃でめちゃくちゃ怒ってるし!」
〈カオオォォオオ!!〉
「ヤバい! ぐわっ!」
怒りも加わったルバンダの攻撃を次々トリコは受けてしまう。サンダーペパーミントの効果も薄れて再びたくさんのルバンダが見えるようになった。
「トリコ――ッ!!」
ドッ!
〈カオォ……!?〉
突如現れた白い影が迷いもなく一体のルバンダを攻撃した。それは見事に本物で残像のルバンダが消えていく。
「うわあ~~!」
〈クポ~~!〉
空中で白い影から振り落とされたのはティナとクルッポー、そして先に着地した白い影の正体は……テリーだ。
「テリー! 無事だったかテリー!」
〈クゥンクゥン!〉
「ハハッ! よくまあ追いついてくれたぜ!」
トリコもテリーもお互い再会して嬉しそうに抱き合う。その光景にリンは両手で口元を押さえながら顔を赤くしていた。
「ハァ~。テリー羨ましい~」
〈クポー!〉
「「えっ/あ?」」
鳴き声に振り向くと、風船のように大きく膨らんだクルッポーがティナを背負ってみんなの元へ降り立ち、元の大きさに戻るとティナは一度倒れたがなんとか座り込んだ。
「あ~……ありがとうクルッポー……。イテッ……」
「って、余計なのもいるし!」
「なんで空から?」
「やっとあのスピードから解放された……。もう握力1グラムも保たない……」
自らの腕をさするティナだが、限界の来ていた手は痺れていた。
たくさんいるルバンダの幻覚の中で、トリコはとうとう本体を見つけることができた。
「そこだ! ナイフ!!」
〈カオオォォオオオ!!〉
しかしそれすらも幻覚だったようで、ルバンダがうしろからトリコに襲い掛かる。
「一点集中・サンダーペパーミント!!」
〈カオオォォオオオ!?〉
「今だ! くらえ!」
リンがサンダーペパーミントをくらわしたおかげで動きが怯み、その隙にトリコはナイフを繰り出すがまた幻覚だった。いや、ゆっくりと残像が残る動きでよけていた。
「アイソレーション!?」
「えっ!?」
「体の一部を高速で動かす技術……緩急を付けて行うことで残像を残し、敵に自分の位置を探らせねぇ。奴の息がアイソレーションと組み合わさって、まるで分身しているように見えるってわけだ」
〈カオオォォオオオ……!〉
「つーか、リンの一撃でめちゃくちゃ怒ってるし!」
〈カオオォォオオ!!〉
「ヤバい! ぐわっ!」
怒りも加わったルバンダの攻撃を次々トリコは受けてしまう。サンダーペパーミントの効果も薄れて再びたくさんのルバンダが見えるようになった。
「トリコ――ッ!!」
ドッ!
〈カオォ……!?〉
突如現れた白い影が迷いもなく一体のルバンダを攻撃した。それは見事に本物で残像のルバンダが消えていく。
「うわあ~~!」
〈クポ~~!〉
空中で白い影から振り落とされたのはティナとクルッポー、そして先に着地した白い影の正体は……テリーだ。
「テリー! 無事だったかテリー!」
〈クゥンクゥン!〉
「ハハッ! よくまあ追いついてくれたぜ!」
トリコもテリーもお互い再会して嬉しそうに抱き合う。その光景にリンは両手で口元を押さえながら顔を赤くしていた。
「ハァ~。テリー羨ましい~」
〈クポー!〉
「「えっ/あ?」」
鳴き声に振り向くと、風船のように大きく膨らんだクルッポーがティナを背負ってみんなの元へ降り立ち、元の大きさに戻るとティナは一度倒れたがなんとか座り込んだ。
「あ~……ありがとうクルッポー……。イテッ……」
「って、余計なのもいるし!」
「なんで空から?」
「やっとあのスピードから解放された……。もう握力1グラムも保たない……」
自らの腕をさするティナだが、限界の来ていた手は痺れていた。