四天王集結! グルメ界の怪物“四獣”の目覚め!
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……次々に運ばれる膳王の料理だが、ゼブラは特に餃子が気に入ったようでまた長串で何個か差して一気食いをしている。
「おい、ゼブラ。膳王特製餃子、俺にも残しとけよ?」
「あぐっ」
「ん? あー! 全部食うなよー!」
「フンッ」
トリコが叫ぶのもお構いナシにゼブラは残った餃子を皿ごと持ち上げて流し込むように食べるのだった。それをサニーは呆れながらグラスにワインを注ぐ。
「まっ、仕方ねーな」
「ん?」
「お前の痛恨のミスって感じ?」
「ああ? なんでだよ」
「食いたいモノを早く食わねーと。いつどうなるかわからないわけだし。狙ってるモン――好物は速攻で食うべしだ」
「――そうかな」
「ん?」
ワインを飲むサニーの言葉を否定したのは、先ほどまで静かに食べていたココだ。
「僕は好きなモノは最後までとっておくけどね」
「どうしてだ?」
「最後に好きなモノが――楽しみが待っていると思えば、どんなモノもよりおいしく食べられるだろう? 言い換えれば最後に希望が残っていれば、どんな状況でも凌げるものさ」
「――食べる順番も、好きも嫌いもへったくれもねぇよ」
ココもまたワインをグラスに注いでいると、トリコは箸を置いて言ったのでココとサニーは自然と彼に顔を向ける。
「なんたって食うモノはみんな好物だからな。ただ、おいしく全ていただくだけだ。食材に感謝して」
「感謝か……俺らが覚えた食義みたいだな」
「ゼブラはどう思う?」
「そんなこたぁどうでもいい! あぐぐっ!」
…………。
「あ~……」
「そうだよね……」
「ゼブラにとっては……」
こうして三人が話している間にも食べていたのか、いつの間にやらゼブラのそばにはカラの皿が積まれていた。トリコもココもサニーも腑に落ちないがこれがゼブラだと納得する所もあるようで苦笑する。
「まあ、目の前にうまいモンがあるのに食えるまで待って手をつけねぇなんて、そんな野郎は信じられねぇ」
「フッ、全くだぜ」
「うん、同感だね」
「珍しく意見合ったな」
長年一緒に過ごした兄弟のような仲とはいえ、性格も個性もバラバラな四人だ。こうして意見が一致するのは珍しいと四人は笑うのだった。