本領発揮! 小松の食義 実食! 幻の“全麺”
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「さあ、次は水だ」
「これを使いなしゃれ」
「あっ、エアアクア……って、えー! いいんですか!? 私たちが使って!」
「遠慮なくどうじょ」
「「ありがとうございます!」」
捕獲レベル68の水を500ミリのペットボトルで……それもケース入りが大量にある! 節乃さんは水もこだわりを持って全麺を作っていたんだなぁ。
ボウルが大きいとはいえ私たちは次々エアアクアを淹れていく。残ったカラのペットボトルを見てトリコは呆れた声を出す。
「おいおい、ホント遠慮ねぇな。そんなに入れたらビショビショに……――ならねぇ!? 100リットルは淹れたのに、水を全部吸収した!?」
「金色小麦は陽の光でカラカラに乾いておるからのう。水を吸収するんじゃ」
「しっとりしていい感じになった」
「次はこねる作業だね」
〈ン~。エイナァ~〉
〈ア~。キモチイイ~〉
「何っ!?」
「小麦から本当に声がした!?」
小麦をこねていたら小松さんと私のボウルからそれぞれ変な声が聞こえた! 思わず驚いて手を止めちゃったよ!
「金色小麦は超特殊調理食材……こねると人の声に似た音が鳴る」
「まるでじいさんのような声! これじゃあまるで小泣き…いや、小麦ジジイだな!」
こねる度に声が出るから変な感じだね……こねているというよりマッサージしている気分だ。
(音を鳴らすのは至難の技なんじゃが……さすがは小松くんと瑞貴ちゃん!)
「こ、これでいいでしょうか?」
「とにかく金色小麦をおいしくするには、生地をリラックスさせることじゃ。優しくマッサージするかのようにこねるんじゃ」
「は、はい!」
節乃さんからのアドバイスを受け、私たちはもう一度全麺をこね始める。
〈ア~、ソコソコ〉
「じゃあ、今度は肩叩きの要領で。トントントントン……」
「肩揉みでも大丈夫かな?」
〈〈ウ~ハ~!〉〉
「小麦が喜んでるみてぇだ!」
「よ~く解(ホグ)してやれば、グ~ッスリ眠る。全麺はよく寝かせればおいしくなるでな」
〈〈ア~……〉〉
生地が膨らみ始めたと同時に、さっきまでおじいさんのような声のトーンが上がっている。まるで若返っているような……。
「な、なんか若くなったぞ? 声…じゃなくて音が」
「小麦にハリとツヤができた証拠じゃ」
「「なんです、それ!?」」
☆☆☆☆☆
声が女性みたいになったり子供になってみたり変りながらも、小松さんと私が麺を打つこと三日……。
「とうとう……とうとうできた!」
「私たちの力でできたんだ……!」
「お~! こ、こいつが全麺!」
大きく膨らんだ全麺の生地は、とても気持ちよかったのか笑顔のような模様まである。
「こ、これが全麺かぁ……スゲー! まるで太陽のような輝き!」
「完成したようじゃな。どれどれ」
この三日間、用事を片付けながらも私たちにレクチャーしてくれた節乃さんが、小松さんと私の全麺の生地をそれぞれ触って確認してみる。
「ホォ~! このハリ、ツヤ、赤子のほっぺのようじゃ。二人共、上出来じゃよ」
「「ありがとうございます!」」
「あとは……」
「これを使いなしゃれ」
「あっ、エアアクア……って、えー! いいんですか!? 私たちが使って!」
「遠慮なくどうじょ」
「「ありがとうございます!」」
捕獲レベル68の水を500ミリのペットボトルで……それもケース入りが大量にある! 節乃さんは水もこだわりを持って全麺を作っていたんだなぁ。
ボウルが大きいとはいえ私たちは次々エアアクアを淹れていく。残ったカラのペットボトルを見てトリコは呆れた声を出す。
「おいおい、ホント遠慮ねぇな。そんなに入れたらビショビショに……――ならねぇ!? 100リットルは淹れたのに、水を全部吸収した!?」
「金色小麦は陽の光でカラカラに乾いておるからのう。水を吸収するんじゃ」
「しっとりしていい感じになった」
「次はこねる作業だね」
〈ン~。エイナァ~〉
〈ア~。キモチイイ~〉
「何っ!?」
「小麦から本当に声がした!?」
小麦をこねていたら小松さんと私のボウルからそれぞれ変な声が聞こえた! 思わず驚いて手を止めちゃったよ!
「金色小麦は超特殊調理食材……こねると人の声に似た音が鳴る」
「まるでじいさんのような声! これじゃあまるで小泣き…いや、小麦ジジイだな!」
こねる度に声が出るから変な感じだね……こねているというよりマッサージしている気分だ。
(音を鳴らすのは至難の技なんじゃが……さすがは小松くんと瑞貴ちゃん!)
「こ、これでいいでしょうか?」
「とにかく金色小麦をおいしくするには、生地をリラックスさせることじゃ。優しくマッサージするかのようにこねるんじゃ」
「は、はい!」
節乃さんからのアドバイスを受け、私たちはもう一度全麺をこね始める。
〈ア~、ソコソコ〉
「じゃあ、今度は肩叩きの要領で。トントントントン……」
「肩揉みでも大丈夫かな?」
〈〈ウ~ハ~!〉〉
「小麦が喜んでるみてぇだ!」
「よ~く解(ホグ)してやれば、グ~ッスリ眠る。全麺はよく寝かせればおいしくなるでな」
〈〈ア~……〉〉
生地が膨らみ始めたと同時に、さっきまでおじいさんのような声のトーンが上がっている。まるで若返っているような……。
「な、なんか若くなったぞ? 声…じゃなくて音が」
「小麦にハリとツヤができた証拠じゃ」
「「なんです、それ!?」」
☆☆☆☆☆
声が女性みたいになったり子供になってみたり変りながらも、小松さんと私が麺を打つこと三日……。
「とうとう……とうとうできた!」
「私たちの力でできたんだ……!」
「お~! こ、こいつが全麺!」
大きく膨らんだ全麺の生地は、とても気持ちよかったのか笑顔のような模様まである。
「こ、これが全麺かぁ……スゲー! まるで太陽のような輝き!」
「完成したようじゃな。どれどれ」
この三日間、用事を片付けながらも私たちにレクチャーしてくれた節乃さんが、小松さんと私の全麺の生地をそれぞれ触って確認してみる。
「ホォ~! このハリ、ツヤ、赤子のほっぺのようじゃ。二人共、上出来じゃよ」
「「ありがとうございます!」」
「あとは……」