本領発揮! 小松の食義 実食! 幻の“全麺”
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「にしても、ずいぶんと捕れたな」
「はい! ……きっと、また育ってくれますよね」
「すぐに元通りになるさ」
「これだけ太陽が照らしているんだから」
小松さんは私たちが戦ったあとの一部が荒地になった畑を見てそう言った。小松さんが捕獲した金色小麦は、全て穂が千切れてしまった奴なんだろう。
「トリコさん、瑞貴さん、節乃さんが今回捕獲を依頼したのは……」
「ああ。恐らく、美食會が来るのを知ってたからだろうな」
「あいつが蜂を捕まえるために、この小麦畑を全滅させる恐れがあったかもしれないしね」
節乃さんはIGOかもしくは別の所から何か情報をつかんでいたのかな。いや、強者故に何かを感じ取ったのかも。
☆☆☆☆☆
私たちはトムさんの船に乗り、節乃さんが待つホテルグルメへ帰ってきたんだけど……。
「なんとまあ! 美食會が来たじゃと!?」
「「「ええっ!? 知らなかった!?」」」
「そんな策を弄するタイプじゃないわい。イチちゃんじゃあるまいし」
いや、節乃さんならできかねない気がする。センチュリースープ捕獲に私たちを向かわせたのも、スープが枯れかけているって当時は知らなかったとはいえ偶然じゃなかった感じがするんだよねぇ。
「あ、あの~、だとしたら捕獲、メチャクチャ楽だったんですけど……?」
「まあ楽だったろうね。――捕獲は」
「「「えっ?」」」
「あたしゃ手伝ってくれと頼んだんだじょ。ただ捕獲を依頼したわけじゃない」
「「「ハァ?」」」
確かに最初も『手伝ってくれ』と言ってたよね。ということは調理も手を貸してほしいってことかな?
とりあえず小松さんがコックコートを、私はコックコートも兼ねた舞獣姫の格好に着替えたんだけど……節乃さんが飛んでもないことを言った!
「ぼ、僕らが作るんですか!?」
「しかも個人でやってお互い手出しナシで!?」
「頼むじょ。あたしゃ忙しくてのう」
「せ、節乃さんの麺ですよ!? できないですよ! ムリですって!」
「トリコからも言ってよ! せめて共同作業でやらせてって!」
「大丈夫だ、小松~、瑞貴~。リラックスしていけばな!」
「「え~……」」
トリコは完成した全麺を速く食べたいのか、センチュリースープを食べたときほどじゃないけどメチャクチャ顔が緩みきっていた。頼んだ相手を間違えたって心底思った瞬間だよ。
「食材の声に耳を澄ませばできる。もちろん作り方はあたしゃが二人に教える」
「食材……」
「食材の声……」
小松さんと私は顔を見合わせて頷くと、それぞれ金色小麦をひとつかみしてまな板の上に置き、それぞれの包丁で殻を取っていく。取った殻はそのまま隣に置いてあるボウルに向かって飛んでいった。
「なんとメルク包丁で殻を! そして瑞貴ちゃんの包丁……あれはメルク包丁と同等の切れ味!」
「お~!」
……小松の包丁はメルクが作った包丁だから当然だが、瑞貴の使う包丁はメルクがメルクの星屑で本気で向き合って研いでくれたおかげで、小松の包丁にも負けない切れ味を持っている。節乃は驚いたがトリコはヨダレを垂らしてキラキラとした目で小麦を見ていた。
「よーし。これだけ砕けばいいか」
「さて、次は……」
私たちは同時にボウルから笊に移し、そして別のボウルの上から振り始める。
(殻を分けるのと同時に小麦をきめ細かくする作業……金色小麦は1秒間に三回、一定のリズムで振るのがコツ。二人共、自然にできておる……やるのう!)
……いつもは共同作業していた二人だが、個人の能力も充分レベルが高いとわかった節乃は面白そうに、そしてどこか嬉しそうに笑った。
「はい! ……きっと、また育ってくれますよね」
「すぐに元通りになるさ」
「これだけ太陽が照らしているんだから」
小松さんは私たちが戦ったあとの一部が荒地になった畑を見てそう言った。小松さんが捕獲した金色小麦は、全て穂が千切れてしまった奴なんだろう。
「トリコさん、瑞貴さん、節乃さんが今回捕獲を依頼したのは……」
「ああ。恐らく、美食會が来るのを知ってたからだろうな」
「あいつが蜂を捕まえるために、この小麦畑を全滅させる恐れがあったかもしれないしね」
節乃さんはIGOかもしくは別の所から何か情報をつかんでいたのかな。いや、強者故に何かを感じ取ったのかも。
☆☆☆☆☆
私たちはトムさんの船に乗り、節乃さんが待つホテルグルメへ帰ってきたんだけど……。
「なんとまあ! 美食會が来たじゃと!?」
「「「ええっ!? 知らなかった!?」」」
「そんな策を弄するタイプじゃないわい。イチちゃんじゃあるまいし」
いや、節乃さんならできかねない気がする。センチュリースープ捕獲に私たちを向かわせたのも、スープが枯れかけているって当時は知らなかったとはいえ偶然じゃなかった感じがするんだよねぇ。
「あ、あの~、だとしたら捕獲、メチャクチャ楽だったんですけど……?」
「まあ楽だったろうね。――捕獲は」
「「「えっ?」」」
「あたしゃ手伝ってくれと頼んだんだじょ。ただ捕獲を依頼したわけじゃない」
「「「ハァ?」」」
確かに最初も『手伝ってくれ』と言ってたよね。ということは調理も手を貸してほしいってことかな?
とりあえず小松さんがコックコートを、私はコックコートも兼ねた舞獣姫の格好に着替えたんだけど……節乃さんが飛んでもないことを言った!
「ぼ、僕らが作るんですか!?」
「しかも個人でやってお互い手出しナシで!?」
「頼むじょ。あたしゃ忙しくてのう」
「せ、節乃さんの麺ですよ!? できないですよ! ムリですって!」
「トリコからも言ってよ! せめて共同作業でやらせてって!」
「大丈夫だ、小松~、瑞貴~。リラックスしていけばな!」
「「え~……」」
トリコは完成した全麺を速く食べたいのか、センチュリースープを食べたときほどじゃないけどメチャクチャ顔が緩みきっていた。頼んだ相手を間違えたって心底思った瞬間だよ。
「食材の声に耳を澄ませばできる。もちろん作り方はあたしゃが二人に教える」
「食材……」
「食材の声……」
小松さんと私は顔を見合わせて頷くと、それぞれ金色小麦をひとつかみしてまな板の上に置き、それぞれの包丁で殻を取っていく。取った殻はそのまま隣に置いてあるボウルに向かって飛んでいった。
「なんとメルク包丁で殻を! そして瑞貴ちゃんの包丁……あれはメルク包丁と同等の切れ味!」
「お~!」
……小松の包丁はメルクが作った包丁だから当然だが、瑞貴の使う包丁はメルクがメルクの星屑で本気で向き合って研いでくれたおかげで、小松の包丁にも負けない切れ味を持っている。節乃は驚いたがトリコはヨダレを垂らしてキラキラとした目で小麦を見ていた。
「よーし。これだけ砕けばいいか」
「さて、次は……」
私たちは同時にボウルから笊に移し、そして別のボウルの上から振り始める。
(殻を分けるのと同時に小麦をきめ細かくする作業……金色小麦は1秒間に三回、一定のリズムで振るのがコツ。二人共、自然にできておる……やるのう!)
……いつもは共同作業していた二人だが、個人の能力も充分レベルが高いとわかった節乃は面白そうに、そしてどこか嬉しそうに笑った。