幻の食材“C(センター)” 一龍と第0ビオトープ
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「一ヶ月後、世界中から優れた料理人が集まる『クッキングフェス』……その当日には美食會は必ず現れるでしょう」
「なるほど……仕方ないのう。ここから一人送り込むか」
「――私が行きましょう」
「光才老!」
ララのさらにうしろから現れたのは、アトムの割り出しに貢献している光才老だ。
「料理人はグルメ時代の宝。一人でも多く救わねばなりませんからね」
「そうか。では、頼んだぞ。光才老」
「はい。お任せください」
「…………」
人間界を光才老に任せた一龍はそう言って歩を進めた。ララは光才老が残ってくれるなら安心だと告げる中、一龍は先に行っていた栗坊の背中を見つける。
「栗坊」
「あー? なんだべ、会長?」
☆☆☆☆☆
日が昇ったばかりの早朝に、私たちはいつもの服に着替えてここを去ることにした。結局私と小松さんは最終試験を受けることはできなかったけど、珍師範から合格を受けたし、あとは私たちが今後どう食義を生かしていくかによるものだって言われたから、今後も修業を怠らないようにしなくちゃね。
私たちを見送るため最初は門下生や師範代全員が来る予定だったけど、華々しいのは苦手なので気持ちだけ受け取り、珍師範とシュウさんと千流さんだけにしてもらった。
「今回のこともありますし、私共はより精進していくことを誓います」
「来るべき危機に備えねばのう。お主らはくれぐれも食義を忘れるなよ」
「はい!」
「珍師範、みなさん、ありがとうございました」
小松さんと私とトリコは礼をした。ここでの修業は地味に見えて大変だったけど、食への感謝がどれほど大切なモノかを知ることができた。
「フム。ではの……トリコに小松に瑞貴よ」
「「「!」」」
「あー! 珍師範!」
「僕らの名前、覚えてくれたんですねー!」
「ありがとうございます!」
珍師範が背を向けてその場を去りながら私たちの名前をちゃんと呼んでくれた。なんだかそれが一番嬉しかったので、少しハシャいでしまう。
「スゴいです! 私たちはまだ間違えられてますから!」
「あ~……なんかすみません……」
「ハハッ! いえ、そんな!」
師範代としてずっと珍師範を支えているシュウさんより、先に珍師範に名前を覚えてもらったことに申し訳なく感じた。シュウさん本人はなんでもないというように見えるけど、きっとシュウさんも名前を間違えずに呼ばれる日が来ると思う。
「気をつけるんじゃよ……トリコに小松に瑞貴」
……そんなことを珍師範が告げたことを、瑞貴たちは知らなかった。そしてスタージュンが持ち帰ったシャボンフルーツが自分の求める食材でなかったこと、ボスの三虎が力を蓄えていたことも。
美食會とIGO、それぞれがアカシアのフルコースを手に入れるために本格的に動き出していた。
「なるほど……仕方ないのう。ここから一人送り込むか」
「――私が行きましょう」
「光才老!」
ララのさらにうしろから現れたのは、アトムの割り出しに貢献している光才老だ。
「料理人はグルメ時代の宝。一人でも多く救わねばなりませんからね」
「そうか。では、頼んだぞ。光才老」
「はい。お任せください」
「…………」
人間界を光才老に任せた一龍はそう言って歩を進めた。ララは光才老が残ってくれるなら安心だと告げる中、一龍は先に行っていた栗坊の背中を見つける。
「栗坊」
「あー? なんだべ、会長?」
☆☆☆☆☆
日が昇ったばかりの早朝に、私たちはいつもの服に着替えてここを去ることにした。結局私と小松さんは最終試験を受けることはできなかったけど、珍師範から合格を受けたし、あとは私たちが今後どう食義を生かしていくかによるものだって言われたから、今後も修業を怠らないようにしなくちゃね。
私たちを見送るため最初は門下生や師範代全員が来る予定だったけど、華々しいのは苦手なので気持ちだけ受け取り、珍師範とシュウさんと千流さんだけにしてもらった。
「今回のこともありますし、私共はより精進していくことを誓います」
「来るべき危機に備えねばのう。お主らはくれぐれも食義を忘れるなよ」
「はい!」
「珍師範、みなさん、ありがとうございました」
小松さんと私とトリコは礼をした。ここでの修業は地味に見えて大変だったけど、食への感謝がどれほど大切なモノかを知ることができた。
「フム。ではの……トリコに小松に瑞貴よ」
「「「!」」」
「あー! 珍師範!」
「僕らの名前、覚えてくれたんですねー!」
「ありがとうございます!」
珍師範が背を向けてその場を去りながら私たちの名前をちゃんと呼んでくれた。なんだかそれが一番嬉しかったので、少しハシャいでしまう。
「スゴいです! 私たちはまだ間違えられてますから!」
「あ~……なんかすみません……」
「ハハッ! いえ、そんな!」
師範代としてずっと珍師範を支えているシュウさんより、先に珍師範に名前を覚えてもらったことに申し訳なく感じた。シュウさん本人はなんでもないというように見えるけど、きっとシュウさんも名前を間違えずに呼ばれる日が来ると思う。
「気をつけるんじゃよ……トリコに小松に瑞貴」
……そんなことを珍師範が告げたことを、瑞貴たちは知らなかった。そしてスタージュンが持ち帰ったシャボンフルーツが自分の求める食材でなかったこと、ボスの三虎が力を蓄えていたことも。
美食會とIGO、それぞれがアカシアのフルコースを手に入れるために本格的に動き出していた。