“国宝級”一振り1億円の技! トリコVS千代婆
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……日が沈みつつある夕日の光を浴びながら、ビッグバンシャークはロストフォレストの上を飛んでいた。
《ボスガ腹ヲ空カシテイル。遊ンデバカリイテハ困ルナ、婆サン。ジジイトノ戦イデ、ソレダケノ傷ヲ負イナガラデアレバ、今ノトリコハ相手ガ悪イ》
「へっ……! 嫌な失敗を……!」
《時ニ大竹ヨ。オ前ガボスノコンビダト? 嘘ハヨクナイナ》
「フッ、すぐにそうなりますよ。それに、三虎様はこう言っておられた……『美食會の料理人は全員私のコンビ』だと。まっ、今の俺はあんたとコンビだがな」
新型のGTロボは性能が格段に良過ぎるのか、GTロボから実力がハッキリとトリコや瑞貴たちにも伝わっていた。このGTロボのオペレーターであり、大竹の今のコンビの相手は――スタージュン。
「あんたが副料理長と美食屋を兼任してくれてよかったぜ。でなきゃ、コンビが組めなかった」
《フッ。コノ私スラモ踏ミ台ニシヨウトスル、ソノ野心ガ気ニ入ッタノサ。ソレニ……オ前ニハ私ニナイ食運ガアル。ソレハGODヲ手ニ入レルタメニナクテハナラナイモノダカラナ》
「美食屋と料理人の兼任……最初は受け入れ難かった。俺に嫌な奴を思い出させるからな……――あの女のことを」
大竹とスタージュンの脳裏に浮かぶのは同じ人物、美食屋兼料理人の舞獣姫――瑞貴だ。
《オ前ガアノ娘ヲドウ思ッテイルノカハ私ノ知ッタコトデハナイ。ダガ、娘――瑞貴ハ必ズ美食會ヘ連レテ行ク》
「そうかよ。まっ、あんたにも人間臭い所があって、俺は逆にホッとしたが」
《サア、急グゾ。グルメ界ガイヨイヨ慌タダシイヨウダ》
スピードアップしたビッグバンシャークの通った地上は、衝撃で一気に深い崖に変わってしまった。
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ビッグバンシャークが去った空を見上げていたら、隣で泣き声が聞こえてきた。見れば小松さんが顔全体に涙と鼻水で濡れてしまっている。
「ぐっ…うっ…ううっ……」
『こまっちゃん!』
「うっ……ヒック…ぐっ……」
『お互い、いい料理人になろうなー!』
「うううっ……うわ――っ!! 竹ちゃ――んっ!! 友達だったのに……仲間だったのに……!」
「小松……」
「小松さん……」
体をうずくまるように丸めて悔しそうに拳で地を叩いていく小松さん……さっきは堂々と彼と戦うことを決意していたけど、小松さんが持つ大竹さんとの思い出が一気に甦ったんだろう。私もしゃがんで慰めるように小松さんの背をそっと撫でた。
「オトギの城のオーナーシェフ・大竹……グルメ細胞を直接体内に注入されていたな」
「ぐううっ……!」
小松さんの反対側にいたトリコもしゃがみ、小松さんの肩に手を置いた。