疾走、リーガル島! ジュエルミートを探せ!
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「ん? そのグルメケース最新型?」
「あっ、はい。テイクアウト1000ポータブルタイプです。千種類の食材の保存データが入ってて、保温、保冷、真空パックもOKのグルメケースです」
「シルエットが可愛らしい。つか美(ツク)しいな。うん、それで食材持って帰るならオッケーじゃね」
「入れ物でOKになるんですか?」
「美(ツク)しかったらオッケーだろ。ってか、俺がオッケーっつったらオッケーだ。そうだろ、松」
「そうなんですか。 というか重罪なのでは……?」
「四天王の職権を乱用してる気がする……」
普通は禁止されているティナさんの取材を許可するくらいだし、マンサム所長に掛け合えばOKが出るかな?
「おっ、着いたぞ。瑞貴、松」
「いつの間にか僕の名前『松』になってるし……」
「もうツッコむのやめよう。キリがないよ……」
「そうですね……」
私たちの目の前に広がるのは広大な沼に飛び交う猛獣たちがいた。
「『いにしえの沼地』だ」
「いにしえの沼地?」
「太古のグルメ食材が数多く眠る、通称・食の博物館」
「っ、何か出るよ」
私が沼から来る気配を感じ取った途端、空を飛ぶ捕獲レベル13の翼獣類・マッドドラゴンが、沼から出てきた捕獲レベル18の魚獣類・沼ウツボに食われる。さらに捕獲レベル23の軟体獣類・スネークヒルが沼ウツボを食って、そして捕獲レベル27の魚獣類・鰐鮫が今までの猛獣を全部丸ごと食べた。
その光景を全て見たので、展開に付いていけず小松さんも私も呆然としている。
「これ、もうどうなってんです……? 訳わかりません……」
「食べては食べられ、食べては食べられるの繰り返しだね……」
「グルメ食材の奪い合いさ。食物連鎖が盛んだな。じゃ、俺らも参加すっか。この食物連鎖バトルに」
「参加って、この沼渡るんですか!?」
「ったり前だろ」
「た、確かに迂回するには広すぎて時間掛かりそう……」
沼を渡ればリーガル高原に行く時間も短縮できる。でも、さっきのような猛獣がたくさんいる沼だしね。『アレ』をやってみよう。
「ま、まさか泳いで……?」
「誰が泳ぐか! んな沼!」
「それじゃお先~」
「「えっ!?」」
ピョンピョンと私は石投げのように水面を飛び跳ねて行く。グルメ界で鍛えられたから、スピードも尋常じゃないほど上がったので習得したんだ。
「み、瑞貴さんっていったい……」
「さすが舞獣姫を名乗るだけはあるな。水面を飛ぶ姿も美(ツク)しい……。俺(レ)らも行くぞ」
サニーはフワリと沼の上に浮かんだ。正確には触覚が体を支えているんだよね。
「わっ、冷てっ」
「冷たいって……わあ!」
小松さんに触覚が絡みつくと二人は浮かんで沼を渡って来た。
「ちょ、ちょっと何これ!? 浮いてます!?」
「表面張力ってやつさ。小汚い沼を触るのは不快だが、それでも体ごと触れるよりはマシだ」
「触覚で沼を!? というか、表面張力ってなんかアメンボみたいですね」
うん。それは私も思った。傍目から見れば浮かんでいるけど、実際は触覚を使っているからまさにアメンボだよ。
「瑞貴さんはなんで沈まないんですか?」
「沈む前に足を踏み出しているんだ。バッタみたいだけど速く飛ばないと沈むしね」
「おいおい。もうちょっと美(ツク)しいモノを例えばに出せよ。お前(マ)、本当に女か?」
「余計なお世話!」
バッタのほうがわかりやすいでしょ! ていうか、それ以外思いつかなかったのが本音!
「あっ、はい。テイクアウト1000ポータブルタイプです。千種類の食材の保存データが入ってて、保温、保冷、真空パックもOKのグルメケースです」
「シルエットが可愛らしい。つか美(ツク)しいな。うん、それで食材持って帰るならオッケーじゃね」
「入れ物でOKになるんですか?」
「美(ツク)しかったらオッケーだろ。ってか、俺がオッケーっつったらオッケーだ。そうだろ、松」
「そうなんですか。 というか重罪なのでは……?」
「四天王の職権を乱用してる気がする……」
普通は禁止されているティナさんの取材を許可するくらいだし、マンサム所長に掛け合えばOKが出るかな?
「おっ、着いたぞ。瑞貴、松」
「いつの間にか僕の名前『松』になってるし……」
「もうツッコむのやめよう。キリがないよ……」
「そうですね……」
私たちの目の前に広がるのは広大な沼に飛び交う猛獣たちがいた。
「『いにしえの沼地』だ」
「いにしえの沼地?」
「太古のグルメ食材が数多く眠る、通称・食の博物館」
「っ、何か出るよ」
私が沼から来る気配を感じ取った途端、空を飛ぶ捕獲レベル13の翼獣類・マッドドラゴンが、沼から出てきた捕獲レベル18の魚獣類・沼ウツボに食われる。さらに捕獲レベル23の軟体獣類・スネークヒルが沼ウツボを食って、そして捕獲レベル27の魚獣類・鰐鮫が今までの猛獣を全部丸ごと食べた。
その光景を全て見たので、展開に付いていけず小松さんも私も呆然としている。
「これ、もうどうなってんです……? 訳わかりません……」
「食べては食べられ、食べては食べられるの繰り返しだね……」
「グルメ食材の奪い合いさ。食物連鎖が盛んだな。じゃ、俺らも参加すっか。この食物連鎖バトルに」
「参加って、この沼渡るんですか!?」
「ったり前だろ」
「た、確かに迂回するには広すぎて時間掛かりそう……」
沼を渡ればリーガル高原に行く時間も短縮できる。でも、さっきのような猛獣がたくさんいる沼だしね。『アレ』をやってみよう。
「ま、まさか泳いで……?」
「誰が泳ぐか! んな沼!」
「それじゃお先~」
「「えっ!?」」
ピョンピョンと私は石投げのように水面を飛び跳ねて行く。グルメ界で鍛えられたから、スピードも尋常じゃないほど上がったので習得したんだ。
「み、瑞貴さんっていったい……」
「さすが舞獣姫を名乗るだけはあるな。水面を飛ぶ姿も美(ツク)しい……。俺(レ)らも行くぞ」
サニーはフワリと沼の上に浮かんだ。正確には触覚が体を支えているんだよね。
「わっ、冷てっ」
「冷たいって……わあ!」
小松さんに触覚が絡みつくと二人は浮かんで沼を渡って来た。
「ちょ、ちょっと何これ!? 浮いてます!?」
「表面張力ってやつさ。小汚い沼を触るのは不快だが、それでも体ごと触れるよりはマシだ」
「触覚で沼を!? というか、表面張力ってなんかアメンボみたいですね」
うん。それは私も思った。傍目から見れば浮かんでいるけど、実際は触覚を使っているからまさにアメンボだよ。
「瑞貴さんはなんで沈まないんですか?」
「沈む前に足を踏み出しているんだ。バッタみたいだけど速く飛ばないと沈むしね」
「おいおい。もうちょっと美(ツク)しいモノを例えばに出せよ。お前(マ)、本当に女か?」
「余計なお世話!」
バッタのほうがわかりやすいでしょ! ていうか、それ以外思いつかなかったのが本音!