トリコ完全敗北⁉ 繊細かつ豪快、食義の威力‼
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「いやはや、これは本当に驚きました。まさか攻撃を操ってあんな大技を出して来るとは」
「お褒めに預かり光栄です。これでも私の中じゃ強力な技だったんですがね」
「いえ。僕が一番驚いたのは技ではなく……――大技を出しつつもあなた自身にはしっかり結界を張っていたことです」
「「えっ!?」」
バレていたのか……。トリコも小松さんも気づかないほど無色透明な守護結界だったのに。まあシュウさんは自分の攻撃が確実に当たっているのに、私は産毛すら剃らされずなんともなかったから気づいたんだろうけど。
滅多に使わない爆炎乱舞で結構力を使っちゃったし、私は薙刀をブレスレットに戻すと両手を上げて苦笑する。
「そこまでわかっていたなら勝ち目はありませんね。――まいった、降参です」
「でも、瑞貴さんの技の威力と使い方、女性ならではの身のこなし、全て目を見張るものがありました。あなたも食義を修得すれば、秘めた力を開放しても体に及ぼす影響は最小限で済むはずです」
「はい! 私ともまた勝負をお願いします」
「もちろん喜んで。――それで、瑞貴さんが言っていた『思う所』は確かめられましたか?」
「はい……」
私の思う所、それは――第六感の正常さだ。実は結界を張っていたのは疾風斬を出す前で、シュウさんのペティナイフが来ると第六感で感じたので思わず念じると守護結界が張れた。
目の前の戦いでも第六感が働いているから、私は遠くからずっと感じていた危機も本物なのだと確信した。すぐに来ないなら絶対にそれまで食義を習得しなくちゃね。……もしかしたらまた、四神を使うことになるかもしれないから。
「それより! ――腹が減った~。力が出ねぇ~……。メシにしようぜ、師範代!」
「わかりました」
「瑞貴さんまで負けた……」
「――小松さん!」
……トリコと同様に瑞貴まで負けて信じられないという顔をしている小松に、シュウが舞台から声をかけてきた。
「食事にしましょう。その仕込みで、私と勝負です」
「えっ?」
「言ったでしょう? 次は僕と小松さんの勝負だと」
「えー!? ホ、ホントにやるんですかぁ……?」
「フッ」
「でも、仕込み?」
☆☆☆☆☆
シュウさんの案内で厨房に移動した私たち。シュウさんとコック服に着替えた小松さんの前には、それぞれまな板の上にキャベツが乗せられていた。
「簡単な勝負です」
「簡単……って、これってエナメルキャベツですよね? 細いエナメル線のように0.8ミリ幅で切らないと一瞬で鮮度が落ちてしまう、特殊調理食材……」
「エナメルキャベツひと玉の千切り……このスピードを競いましょう。できますよね?」
「あの……僕、自分で言うのもなんですが、早いですよ? 千切り。キャベツひと玉なら1分かからないかも」
「それはスゴい! では負けたほうはご飯抜きということで」
「っ!」
このシュウさんの言葉に一番反応したのは、私の隣に座って見学しているトリコだ。さっきの勝負でかなりのカロリーを使ったから何がなんでも食べたいもんね。
「お褒めに預かり光栄です。これでも私の中じゃ強力な技だったんですがね」
「いえ。僕が一番驚いたのは技ではなく……――大技を出しつつもあなた自身にはしっかり結界を張っていたことです」
「「えっ!?」」
バレていたのか……。トリコも小松さんも気づかないほど無色透明な守護結界だったのに。まあシュウさんは自分の攻撃が確実に当たっているのに、私は産毛すら剃らされずなんともなかったから気づいたんだろうけど。
滅多に使わない爆炎乱舞で結構力を使っちゃったし、私は薙刀をブレスレットに戻すと両手を上げて苦笑する。
「そこまでわかっていたなら勝ち目はありませんね。――まいった、降参です」
「でも、瑞貴さんの技の威力と使い方、女性ならではの身のこなし、全て目を見張るものがありました。あなたも食義を修得すれば、秘めた力を開放しても体に及ぼす影響は最小限で済むはずです」
「はい! 私ともまた勝負をお願いします」
「もちろん喜んで。――それで、瑞貴さんが言っていた『思う所』は確かめられましたか?」
「はい……」
私の思う所、それは――第六感の正常さだ。実は結界を張っていたのは疾風斬を出す前で、シュウさんのペティナイフが来ると第六感で感じたので思わず念じると守護結界が張れた。
目の前の戦いでも第六感が働いているから、私は遠くからずっと感じていた危機も本物なのだと確信した。すぐに来ないなら絶対にそれまで食義を習得しなくちゃね。……もしかしたらまた、四神を使うことになるかもしれないから。
「それより! ――腹が減った~。力が出ねぇ~……。メシにしようぜ、師範代!」
「わかりました」
「瑞貴さんまで負けた……」
「――小松さん!」
……トリコと同様に瑞貴まで負けて信じられないという顔をしている小松に、シュウが舞台から声をかけてきた。
「食事にしましょう。その仕込みで、私と勝負です」
「えっ?」
「言ったでしょう? 次は僕と小松さんの勝負だと」
「えー!? ホ、ホントにやるんですかぁ……?」
「フッ」
「でも、仕込み?」
☆☆☆☆☆
シュウさんの案内で厨房に移動した私たち。シュウさんとコック服に着替えた小松さんの前には、それぞれまな板の上にキャベツが乗せられていた。
「簡単な勝負です」
「簡単……って、これってエナメルキャベツですよね? 細いエナメル線のように0.8ミリ幅で切らないと一瞬で鮮度が落ちてしまう、特殊調理食材……」
「エナメルキャベツひと玉の千切り……このスピードを競いましょう。できますよね?」
「あの……僕、自分で言うのもなんですが、早いですよ? 千切り。キャベツひと玉なら1分かからないかも」
「それはスゴい! では負けたほうはご飯抜きということで」
「っ!」
このシュウさんの言葉に一番反応したのは、私の隣に座って見学しているトリコだ。さっきの勝負でかなりのカロリーを使ったから何がなんでも食べたいもんね。