トリコ完全敗北⁉ 繊細かつ豪快、食義の威力‼
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「フゥ……驚いた。スゴい威力の技だ」
「ハァ…ハァ……ちょこまかと……! 身軽さだけは……ハァ…ハァ……大したもんだぜ……!」
大技を何発も出した反動かトリコは肩で息をして、対してシュウさんはよけていただけと言っても汗一つ流していない。さっきも『驚いた』とか言って顎の下を拭っていたけど、顔色一つ変えてなかったもん。
「ハァ…だがな…逃げてるだけじゃ…俺には勝てねぇぜ……!」
「攻撃、してますよ」
「ああ? ――な、何っ!?」
シュウさんが右手だけを構えてそう言ったら、その右手には小さなナイフがあって、それに気づいた途端トリコの中のシャツやリストバンドが粉々になっていた。威力は無くても技の正確さは凄まじい……その証拠に上の服は斬られてないし、シャツの下の皮膚には怪我が一つもない!
「中のシャツが斬られている!? いつの間に!?」
「僕の技はペティナイフ……トリコさんの技に比べたら力もないし切れ味も悪い。攻撃力という点で決して戦闘に適したモノとは言えません。しかし……」
「!」
シュウさんがそう言った途端トリコの顔から何かが舞っていた。あれは……産毛? でもまた皮膚自体に傷はない。
「服の布や顔の産毛程度なら、なんとか斬れますよ」
「顔の産毛を……まるで剃刀で剃ったような剃り痕……!? あの激しい動きの中、俺の皮膚を1ミリも傷つけずに、産毛を削り取れたと!? ここまで正確に繊細な動きができるのか!?」
『お主は戦いのプロじゃ。よもや、相手の力量を見誤るはずもなかろうか』
「比べる間でもねぇ……。相互的な力は間違いなく俺のほうが上……相手は明らかに『力』が劣るのに……感じるぜ。手が届かねぇ道の領域を……初めての感覚だ! これが……食義!」
トリコだけじゃなく、私にまでまるでシュウさん越しに珍師範から言われているような感覚がする。シュウさんの動きを見ていると、ただ力をつけたり技を磨いたりしていることとは本当に別次元のような感じがした。
「さあ、続けましょうか。あなたの口から『まいった』を聞くまで……」
「いいだろう。俺が持ってるモンを全て見せてやるよ。その先へ行くためにな!」
トリコは上着を脱いで放り投げた。さっき斬られてシャツもないから上半身裸だけど……そっちはもう見慣れたよ。私が驚いたのは別にある。私が落ちた上着を拾い上げてくまなく見ると、小松さんが不思議そうな顔をしている。
「瑞貴さん? どうしたんですか?」
「小松さん。ほら、見て。この上着……どこも斬られてないよ」
「ええっ!? あっ、本当です!」
シュウさんはトリコのシャツが上着から見える部分だけじゃなくて上着の上からシャツ全体を斬ったんだ。
上着から舞台へ目を戻すと、シュウさんに向かって走り出したトリコが右手を拳にして筋肉を膨張させていた。今のトリコの必殺技が出る!
「18連…釘パンチ!!」
トリコの技はシュウさんのいた壁のあちこちにクレーターを作ったけど、肝心のシュウさんはクレーターができる前にジャンプしてトリコの頭上から軽やかに反対側へ飛んだのだ。
「ここまでの素養をお持ちとは……さすがです! トリコさん!」
「クッ! 息一つ乱れてねぇ!」
「ですが、力の強さもエネルギー量も僕より段違いに高いトリコさんが、何故僕を倒せないのか?」
「っ……」
「全ては食義を極めていないため」
「っ! フォークシールド!!」
シュウさんの言葉にカチンと来たのか、もしくは攻撃が当たらないプライドが許さないのか、トリコは攻撃技じゃなくてフォークシールドを飛ばした。
「ハァ…ハァ……ちょこまかと……! 身軽さだけは……ハァ…ハァ……大したもんだぜ……!」
大技を何発も出した反動かトリコは肩で息をして、対してシュウさんはよけていただけと言っても汗一つ流していない。さっきも『驚いた』とか言って顎の下を拭っていたけど、顔色一つ変えてなかったもん。
「ハァ…だがな…逃げてるだけじゃ…俺には勝てねぇぜ……!」
「攻撃、してますよ」
「ああ? ――な、何っ!?」
シュウさんが右手だけを構えてそう言ったら、その右手には小さなナイフがあって、それに気づいた途端トリコの中のシャツやリストバンドが粉々になっていた。威力は無くても技の正確さは凄まじい……その証拠に上の服は斬られてないし、シャツの下の皮膚には怪我が一つもない!
「中のシャツが斬られている!? いつの間に!?」
「僕の技はペティナイフ……トリコさんの技に比べたら力もないし切れ味も悪い。攻撃力という点で決して戦闘に適したモノとは言えません。しかし……」
「!」
シュウさんがそう言った途端トリコの顔から何かが舞っていた。あれは……産毛? でもまた皮膚自体に傷はない。
「服の布や顔の産毛程度なら、なんとか斬れますよ」
「顔の産毛を……まるで剃刀で剃ったような剃り痕……!? あの激しい動きの中、俺の皮膚を1ミリも傷つけずに、産毛を削り取れたと!? ここまで正確に繊細な動きができるのか!?」
『お主は戦いのプロじゃ。よもや、相手の力量を見誤るはずもなかろうか』
「比べる間でもねぇ……。相互的な力は間違いなく俺のほうが上……相手は明らかに『力』が劣るのに……感じるぜ。手が届かねぇ道の領域を……初めての感覚だ! これが……食義!」
トリコだけじゃなく、私にまでまるでシュウさん越しに珍師範から言われているような感覚がする。シュウさんの動きを見ていると、ただ力をつけたり技を磨いたりしていることとは本当に別次元のような感じがした。
「さあ、続けましょうか。あなたの口から『まいった』を聞くまで……」
「いいだろう。俺が持ってるモンを全て見せてやるよ。その先へ行くためにな!」
トリコは上着を脱いで放り投げた。さっき斬られてシャツもないから上半身裸だけど……そっちはもう見慣れたよ。私が驚いたのは別にある。私が落ちた上着を拾い上げてくまなく見ると、小松さんが不思議そうな顔をしている。
「瑞貴さん? どうしたんですか?」
「小松さん。ほら、見て。この上着……どこも斬られてないよ」
「ええっ!? あっ、本当です!」
シュウさんはトリコのシャツが上着から見える部分だけじゃなくて上着の上からシャツ全体を斬ったんだ。
上着から舞台へ目を戻すと、シュウさんに向かって走り出したトリコが右手を拳にして筋肉を膨張させていた。今のトリコの必殺技が出る!
「18連…釘パンチ!!」
トリコの技はシュウさんのいた壁のあちこちにクレーターを作ったけど、肝心のシュウさんはクレーターができる前にジャンプしてトリコの頭上から軽やかに反対側へ飛んだのだ。
「ここまでの素養をお持ちとは……さすがです! トリコさん!」
「クッ! 息一つ乱れてねぇ!」
「ですが、力の強さもエネルギー量も僕より段違いに高いトリコさんが、何故僕を倒せないのか?」
「っ……」
「全ては食義を極めていないため」
「っ! フォークシールド!!」
シュウさんの言葉にカチンと来たのか、もしくは攻撃が当たらないプライドが許さないのか、トリコは攻撃技じゃなくてフォークシールドを飛ばした。