感謝なき者入るべからず! 恐怖の食林寺‼
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「お主の振る舞いに、全く心がこもっとらんからじゃよ」
「心ってなんだよ!? 込めてるよ!」
「あっ、トリコ! 結界から顔を出しちゃダメ――」
「うわああっ!」
「トリコさーん!」
珍師範に文句を言うトリコが思わず守護結界から顔を出してしまったから、寺の攻撃はトリコの顔に当てようとした。慌てて私と小松さんが結界の中に引き寄せたから、なんとか無事だった……。
「あー……食義の基本は心の在り方にある」
「「「ハッ/えっ?」」」
「神社などでお参りする際、そのときは真剣に拝むが終えた途端にその気持ちが薄れてしまうじゃろ?」
確かに珍師範の言う通りだ……。拝んだあと『これで終わり』と思考が勝手になって全く別のことを考えてしまうし、神頼みって『祈るとき』しか神様のこと考えてないもんね。
「あらゆるモノへの感謝と敬意……この気持ちを片時も忘れず、常に心の中心に据えて置く。これが食義の基本の構えじゃ」
「常に感謝……」
「瑞貴、結界を解いてくれ」
「うん」
私は結界を解くと、トリコと小松さんと共に合掌はしていないけど目を閉じ感謝をし続ける。
…………。
すると大岩もトゲも飛んで来る音がまったく聞こえなくなり、目を開けて周りを見渡すと攻撃が確かに止んでいた。
「ホ、ホントだ……」
「合掌やお辞儀をしなくても……」
「攻撃が止んだ!」
私と小松さんとトリコが珍師範の言う通りだとホッとすると、トリコは大笑いを始めた。
「アッハッハッハッ! なんだ簡単だな、小松! 瑞貴!」
ガタガタガタ……ゴンッ!
「あっ!?」
「トリコさん!?」
「さっそく失念しているし……」
飛んできたトゲで刺さった柱が勝手に動き……トリコの頭に命中した。ちょうどトゲの隙間にある柱の側面に当たったから、トゲで刺さらなくてよかったね。珍師範なんてそんなトリコを見てやれやれというように首を振りながら溜息を吐いている。
「こりゃあ時間がかかりそうじゃのう……」
もう寺から攻撃が来ないように(特にトリコが一番ヒドい目に遭っているため)私たちは目を閉じて感謝の念を崩さぬよう、珍師範の足音と声を頼りに進んで行く。
「よいか、三人共。食に感謝をするということは、命に感謝するということ。それは己の命であり、その他全ての命……――つまり、万物に対する感謝の姿勢こそが食義の基本なんじゃ。常に真剣に、誠実に、全てに敬意を表する。……聞いとるか?」
「き、聞いてるって……集中してるんだ……」
「メチャクチャ感謝してます……!」
「だけど珍師範の言葉も耳に入ってます……!」
「それならよい。学ぶ場が、ここじゃ」
「「「えっ? ハッ? ん? オオ――ッ!?」」」
途中で珍師範が止まったから私たちも足を止めて目を開き、周りを見渡すと……私たちは下から少し階段を上がった通路にいて、中央には一人の師範代の前に大勢の門下生たちが集まっていた。
「合掌! 礼!」
「「「「「いただきます!!」」」」」
「こ、これが全員食林寺の門下生ですかー!?」
「フフフフッ。その通り。食義を学びたいと入門する者は、子供から大人まで年間で十万人」
「じゅ、十万人!?」
「そのほとんどは世界中の食林寺の支部へ入門し、食義を学んでおる。そしてこの総本山が世界で一番厳しい修業の場なんじゃ!」
「こ、ここが一番厳しい……」
「だからあの男も逃げ出したんだ……」
寺を出る際に恐ろしい寺って言ってたから、この寺自体の攻撃だけじゃなく修業内容が厳しいからっていうのもあるかもしれない。
「心ってなんだよ!? 込めてるよ!」
「あっ、トリコ! 結界から顔を出しちゃダメ――」
「うわああっ!」
「トリコさーん!」
珍師範に文句を言うトリコが思わず守護結界から顔を出してしまったから、寺の攻撃はトリコの顔に当てようとした。慌てて私と小松さんが結界の中に引き寄せたから、なんとか無事だった……。
「あー……食義の基本は心の在り方にある」
「「「ハッ/えっ?」」」
「神社などでお参りする際、そのときは真剣に拝むが終えた途端にその気持ちが薄れてしまうじゃろ?」
確かに珍師範の言う通りだ……。拝んだあと『これで終わり』と思考が勝手になって全く別のことを考えてしまうし、神頼みって『祈るとき』しか神様のこと考えてないもんね。
「あらゆるモノへの感謝と敬意……この気持ちを片時も忘れず、常に心の中心に据えて置く。これが食義の基本の構えじゃ」
「常に感謝……」
「瑞貴、結界を解いてくれ」
「うん」
私は結界を解くと、トリコと小松さんと共に合掌はしていないけど目を閉じ感謝をし続ける。
…………。
すると大岩もトゲも飛んで来る音がまったく聞こえなくなり、目を開けて周りを見渡すと攻撃が確かに止んでいた。
「ホ、ホントだ……」
「合掌やお辞儀をしなくても……」
「攻撃が止んだ!」
私と小松さんとトリコが珍師範の言う通りだとホッとすると、トリコは大笑いを始めた。
「アッハッハッハッ! なんだ簡単だな、小松! 瑞貴!」
ガタガタガタ……ゴンッ!
「あっ!?」
「トリコさん!?」
「さっそく失念しているし……」
飛んできたトゲで刺さった柱が勝手に動き……トリコの頭に命中した。ちょうどトゲの隙間にある柱の側面に当たったから、トゲで刺さらなくてよかったね。珍師範なんてそんなトリコを見てやれやれというように首を振りながら溜息を吐いている。
「こりゃあ時間がかかりそうじゃのう……」
もう寺から攻撃が来ないように(特にトリコが一番ヒドい目に遭っているため)私たちは目を閉じて感謝の念を崩さぬよう、珍師範の足音と声を頼りに進んで行く。
「よいか、三人共。食に感謝をするということは、命に感謝するということ。それは己の命であり、その他全ての命……――つまり、万物に対する感謝の姿勢こそが食義の基本なんじゃ。常に真剣に、誠実に、全てに敬意を表する。……聞いとるか?」
「き、聞いてるって……集中してるんだ……」
「メチャクチャ感謝してます……!」
「だけど珍師範の言葉も耳に入ってます……!」
「それならよい。学ぶ場が、ここじゃ」
「「「えっ? ハッ? ん? オオ――ッ!?」」」
途中で珍師範が止まったから私たちも足を止めて目を開き、周りを見渡すと……私たちは下から少し階段を上がった通路にいて、中央には一人の師範代の前に大勢の門下生たちが集まっていた。
「合掌! 礼!」
「「「「「いただきます!!」」」」」
「こ、これが全員食林寺の門下生ですかー!?」
「フフフフッ。その通り。食義を学びたいと入門する者は、子供から大人まで年間で十万人」
「じゅ、十万人!?」
「そのほとんどは世界中の食林寺の支部へ入門し、食義を学んでおる。そしてこの総本山が世界で一番厳しい修業の場なんじゃ!」
「こ、ここが一番厳しい……」
「だからあの男も逃げ出したんだ……」
寺を出る際に恐ろしい寺って言ってたから、この寺自体の攻撃だけじゃなく修業内容が厳しいからっていうのもあるかもしれない。