感謝なき者入るべからず! 恐怖の食林寺‼
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「こ、これが食林寺!」
「すでに着いていたのか! 雲隠れ割烹と同じ、見えない素材の寺!」
「本当に私たちは『見えなかった』だけなんだね……」
「フフフフッ、見えないだけではないぞ」
「「えっ?」」
「来ればわかるが、くれぐれもこれから先、常に『礼儀』を忘れぬようにな」
「礼儀?」
「感謝と敬意を表する――それが礼儀じゃ。トミ吉にコミナタにトライアングルよ」
「名前掛け離れていってます……。そっちのほうが礼儀にかなってないんじゃ……?」
「私なんて最初から掠りもしてないよ……。今度は楽器……?」
階段を上がりながらそう言う珍師範に、小松さんと私は半ば呆れつつ言った。本当に珍師範はさっきから私の名前を聞いてた?
「まっ、とにかく無事に着いてよかった!」
「ええ。まあそうですね」
「あとはとっととシャボンフルーツを捕獲しようぜ!」
「あっ! トリコ、ちょっと待っ――」
ジャキンッ!
「なんだ!?」
珍師範の言ったことが気になった上に第六感が反応した私は階段を上がろうとするトリコを止めると、階段の隙間から大きなトゲが現れた。
「えっ……ああぁぁあああ!!」
「小松! 瑞貴!」
「っ!」
食林寺を小松さんが指差した先から大岩が落ちて来たので、トリコは小松さんと私を抱えて横へかわした。
「なんだぁ……?」
「おやおや。さっそく……」
やっぱり一筋縄ではいかなかった! 見れば続々大岩やらトゲやらが飛んでくるし!
「守護壁!!」
トリコの腕から出ると、今度は私が両手を前に出して二人を守るように大きな守護壁を張った。普通の大岩やトゲだから大して苦じゃないんだけど……。
「なんですかー! これー!?」
「罠……って感じじゃないですよね? 珍師範」
「だから言ったじゃろうが……――『礼儀を忘れるな』と。お主は勘付いたようじゃがのう、アクアマリンよ」
「瑞貴です! 次は宝石ですか!」
この人、本当に『食の礼儀』はあっても『人の礼儀』はないのか!? 特に私にはこんなのばっかって、ある意味いじめだぞ!?
「うちの建物はな、ただ姿を眩ませるだけの人見知り素材ではない。行儀の悪い者には攻撃を仕掛ける場合もある、厳しい素材なんじゃよ……」
「「え~……」」
「攻撃~……?」
このトゲや大岩も食林寺の意思によって出したモノってことだよね……。私も小松さんもトリコも、建物が意思で攻撃するなんて初めてだから青ざめたぞ……。
「わああぁぁあああ!! 熱っ! 熱――っ!! 嫌だー! こんな恐ろしい寺、もう辞める――っ!!」
「待てコラッ! あっ、師範! 大変です! 寺が! 行儀の悪い者にキレて、寺が燃え上がってしまいました!」
ボオオォォオオオ!!
様子からして寺から逃げて来た男が原因なんだろう。寺の人が慌てて珍師範に知らせるけど、火の勢いは増している!
「わあ――っ!! 火事だ――っ!! これ、ヤバ過ぎますよ――っ!!」
「このままじゃ、シャボンフルーツも燃えちまう!」
「ここは私が!」
正直に言えば『感謝』する暇はないけど、寺自体は『火を消したい』という私の思いに反応したのか、もしくは燃えることに集中しているのか、さっきのような罠はなにもなかった。
このチャンスを逃さないとばかりに、私はブレスレットから薙刀に変形する。
「すでに着いていたのか! 雲隠れ割烹と同じ、見えない素材の寺!」
「本当に私たちは『見えなかった』だけなんだね……」
「フフフフッ、見えないだけではないぞ」
「「えっ?」」
「来ればわかるが、くれぐれもこれから先、常に『礼儀』を忘れぬようにな」
「礼儀?」
「感謝と敬意を表する――それが礼儀じゃ。トミ吉にコミナタにトライアングルよ」
「名前掛け離れていってます……。そっちのほうが礼儀にかなってないんじゃ……?」
「私なんて最初から掠りもしてないよ……。今度は楽器……?」
階段を上がりながらそう言う珍師範に、小松さんと私は半ば呆れつつ言った。本当に珍師範はさっきから私の名前を聞いてた?
「まっ、とにかく無事に着いてよかった!」
「ええ。まあそうですね」
「あとはとっととシャボンフルーツを捕獲しようぜ!」
「あっ! トリコ、ちょっと待っ――」
ジャキンッ!
「なんだ!?」
珍師範の言ったことが気になった上に第六感が反応した私は階段を上がろうとするトリコを止めると、階段の隙間から大きなトゲが現れた。
「えっ……ああぁぁあああ!!」
「小松! 瑞貴!」
「っ!」
食林寺を小松さんが指差した先から大岩が落ちて来たので、トリコは小松さんと私を抱えて横へかわした。
「なんだぁ……?」
「おやおや。さっそく……」
やっぱり一筋縄ではいかなかった! 見れば続々大岩やらトゲやらが飛んでくるし!
「守護壁!!」
トリコの腕から出ると、今度は私が両手を前に出して二人を守るように大きな守護壁を張った。普通の大岩やトゲだから大して苦じゃないんだけど……。
「なんですかー! これー!?」
「罠……って感じじゃないですよね? 珍師範」
「だから言ったじゃろうが……――『礼儀を忘れるな』と。お主は勘付いたようじゃがのう、アクアマリンよ」
「瑞貴です! 次は宝石ですか!」
この人、本当に『食の礼儀』はあっても『人の礼儀』はないのか!? 特に私にはこんなのばっかって、ある意味いじめだぞ!?
「うちの建物はな、ただ姿を眩ませるだけの人見知り素材ではない。行儀の悪い者には攻撃を仕掛ける場合もある、厳しい素材なんじゃよ……」
「「え~……」」
「攻撃~……?」
このトゲや大岩も食林寺の意思によって出したモノってことだよね……。私も小松さんもトリコも、建物が意思で攻撃するなんて初めてだから青ざめたぞ……。
「わああぁぁあああ!! 熱っ! 熱――っ!! 嫌だー! こんな恐ろしい寺、もう辞める――っ!!」
「待てコラッ! あっ、師範! 大変です! 寺が! 行儀の悪い者にキレて、寺が燃え上がってしまいました!」
ボオオォォオオオ!!
様子からして寺から逃げて来た男が原因なんだろう。寺の人が慌てて珍師範に知らせるけど、火の勢いは増している!
「わあ――っ!! 火事だ――っ!! これ、ヤバ過ぎますよ――っ!!」
「このままじゃ、シャボンフルーツも燃えちまう!」
「ここは私が!」
正直に言えば『感謝』する暇はないけど、寺自体は『火を消したい』という私の思いに反応したのか、もしくは燃えることに集中しているのか、さっきのような罠はなにもなかった。
このチャンスを逃さないとばかりに、私はブレスレットから薙刀に変形する。